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ベランダ防水シートの補修方法! DIYでの注意ポイントも解説!

お役立ちコラム

日本各地では、35度を超える日も増えてきましたね。小さいお子さんや、ワンちゃんネコちゃんなどのペットがいるご家庭では、熱中対策のひとつとして自宅ベランダでプールや水遊びを行うという方も多いのではないでしょうか。また広いベランダをお使いの方は、これからの夏休みやお盆シーズンに向けて、ベランダでバーベキューなどのイベントを計画されている方も多いかと思います。そのため、DIYでベランダをきれいにしておきたいと考えている方もいらっしゃいますよね。今回はそんなベランダの防水シートを補修したい方に向けて、防水シートの補修すべきタイミングとその方法を詳しく解説していきます。是非参考にしてみてくださいね。

防水シートを補修すべきタイミングとは?

ベランダに施工されている防水工事には、「ウレタン防水」「FRP防水」「シート防水」「アスファルト防水」の4種類が存在します。そのうち、床部分がシート状になっているのがシート防水です。シート防水は形が複雑ではなく、比較的広い面積のバルコニーやベランダに使われることが多く、戸建てからマンションまでさまざまな場面で需要があります。今回はそんなシート防水に焦点を当て、詳しく解説をしていきます。

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トップコートの補修は5年に一度

一般的に防水工事のメンテナンスは10年~15年に一度と言われておりますが、防水層の上にある私たちが普段踏んでいるトップコート部分においては、5年に一度の補修が推奨されています。劣化や摩耗により、気付きにくいこともありますがトップコートは確実に性能が低下しています。性能が低下したトップコートはやがて剥がれてしまったり、ひび割れの原因となり、悪化すると下部の防水層に悪影響を及ぼしてしまいます。そのため、見た目に大きなトラブルを抱えていなくても、前回のメンテナンスから5年経過したタイミングでトップコートの補修をするようにしましょう。

バルコニーに劣化症状がある

バルコニーの劣化症状としては、「ひび割れ」「膨れ」「剥がれ」「床面の変色」があげられます。これらの症状は、バルコニーの明らかな劣化症状ですので、これらの症状を確認したら補修が必要なタイミングとなります。その他に雨の後になかなか水が排水されない、床面に水たまりができやすい、コケが発生しているなども、バルコニーの防水面の機能が低下している重要なサインとなります。

ベランダの防水シートをDIYで補修する方法とは?

ベランダの防水シートを補修するべきタイミングについて、知っていただくことができたかと思います。それでは、実際にバルコニーの防水シートに補修が必要になった場合は、どのように補修をしていけばいいのでしょうか。ここでは、DIYでも対応できる防水シートの補修方法について詳しく解説をしていきます。是非参考にしてみてくださいね。

パッチ処理で新しいシートをかぶせる

シート防水の場合は、部分的なシートの劣化であれば劣化しているシートを取り除いて、新しいシートを貼り付ける「パッチ処理」という補修方法を使うことができます。貼り付けたいシート部分をまずはしっかり洗浄し、汚れやコケなどが残らないようにしましょう。固いブラシで強くこすってしまうと、シート防水の場合はシート部分を傷める原因となりますので、毛先が丸まっている柔らかいブラシやスポンジで優しくこすって汚れを落とすようにしてください。洗浄が完了したら、劣化した部分のシートを切り取ります。その後にプライマーを塗布し、その上から切り取った既存シートよりも一回り大きめな新しいシートを貼り付けて接着していきます。これで作業は完了です。もし隙間が発生してしまうようであれば、コーキング材で隙間を補填するようにしましょう。

補修シートをかぶせて広範囲をカバーする

防水シートの上から使える補修シートは、広範囲の劣化や立ち上がり部分など補修が難しい場所にも簡単に貼り付けることができ、誰でも手軽に防水シートの補修をすることができます。補修シートを使う場合も同様に、使いたい場所を念入りに掃除します。ひび割れなどがある場合は、先にコーキング材を補填しておくと安心です。コーキング材を先に使用した場合には指定の乾燥時間を設け、その後に補修シートを使うようにしましょう。補修シートはシート状になっているため、必要な大きさよりも一回り大きいくらいにカットして貼り付けます。補修シートは裏面が粘着面になっているものを選ぶと、プライマーの工程を省いてそのまま接着することができるため便利です。しかし立ち上がり部分などはカーブがあるため、可能であればドライヤーなどを使用して熱を加えながらゆっくりと密着させるように貼り付けることで、既存部分との密着度が上がります。これで補修シートの貼り付けは完了ですが、シート部分の密着が気になるようであれば、シート全周や必要な個所をコーキング材で補填すると隙間をしっかりと埋めることができます。

ベランダの防水シートをDIYで注意すべき点とは?

ベランダの防水シートの補修は、市販の便利アイテムなどを併用することで簡単に補修することができます。本記事を読んで、DIYにチャレンジしてみたいと考えている方も多いかもしれません。実際に人件費などがかからない分、DIYで対応した方が安く済むというメリットもあります。しかし、ベランダの防水シートのDIY補修はリスクが多く、バルコニーだけではなく建物に影響を及ぼすこともあるため「できればプロに依頼してほしい」というのがプロ目線での本音です。DIYに慣れているという方でも、防水シートのDIY補修で失敗してしまうケースは多いです。では、DIYで防水シートを補修したいと考えている方はどのようにすればいいのでしょうか。状況によっては、どうしても自分で対応したいと考えている方もいらっしゃいますよね。そのため最後に、ベランダの防水シートのDIY補修を行う場合に「こんな場合は無理にDIYしないで」という点について解説して終わります。DIYしたいと考えている方は、必ず以下の内容も読んでリスクを踏まえた上でDIYで行うかの判断をするようにしましょう。

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バルコニー全体の劣化

DIYで補修が対応できるのは、あくまで一部分の劣化やトラブルのみです。バルコニー全体に劣化症状が見られる場合は、既に雨漏りなどの深刻なトラブルが発生している可能性があります。結果としてDIYによる補修で雨漏りを止めることができても、雨漏りが発生した内部では木材などの腐敗が始まっていることも珍しくありません。雨漏りは止めればいい、というわけではなく、雨漏りによって被害を受けた部分まで対応しなければいけません。そのため、バルコニー全体に劣化症状がある場合はプロの業者に修理やメンテナンス依頼をし、雨漏り場所の正確な特定や被害状況の把握をできるようにするのが一番です。

深いひび割れ

バルコニーのひび割れにはコーキング材などで補填することで補修ることができるとお話をしましたが、このひび割れが深く防水層まで達している場合はその限りではありません。ひび割れが防水層まで達していると、既に雨漏りが発生している、あるいはこれから発生する可能性が高く、修理方法や防水層の状況については、プロの業者による慎重な見極めと判断が必要となります。DIYで対応できるのはあくまで浅いひび割れです。もしひび割れの深さが自分での判断が難しいという場合には、最初からプロの業者に依頼してしまうのがオススメです。無理にコーキング材などでDIY補修をしてしまうと、重大なトラブルが発生した時にプロの業者が確認や補修作業がしにくくなるリスクもあります。

シートの中に雨水が入り込んでいる

シートの隙間などから既に雨水が入り込んでしまっている場合、内部の雨水を取り除き乾燥させなければいけません。その度合いによっては一度シートを取り外さなければいけないこともありますし、脱気筒から水蒸気を逃して様子を見るといった方法もあります。どのような方法を選択するかについてはプロの目での見極めが非常に重要となり、この段階で判断を間違えてしまうと深刻な雨漏り被害に発展してしまいます。そのため、既にシートの中に雨水が入り込んでいる場合は、気付いた時にすぐにプロの業者に連絡するようにしましょう。

まとめ

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