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ベランダの屋根修理はどんなことをやる? 修理内容&費用相場の解説!

お役立ちコラム

更新日:2024/12/23

ベランダの屋根は、天候などの影響による劣化や飛来物などの影響で、風や雨で騒音がしたり穴が開いてしまうことがあります。ベランダのトラブルを放置しておくと、ベランダ屋根が落ちてしまったり、飛んで行ってしまうなど安全性にも関わる事故につながる可能性があるため、今現在ベランダの屋根に劣化症状や何らかのトラブルを抱えている方は注意が必要です。そこでここでは、ベランダの屋根の劣化や飛来物などの影響で修理が必要になった場合、どのような修理を行うのか修理内容や修理にかかる費用相場について解説をしていきます。

ベランダの屋根の状態によって必要になる修理や、かかる費用は変わってきます。そのためここでは、一般的に行われているベランダの屋根修理の内容と平均的な費用相場について解説をしていきます。

費用相場:5,000円~10,000円
ベランダの屋根は、パネルを組み合わせてネジで固定して飛んでいかないようにしています。しかし、雨水などの影響で劣化することでネジがゆるみ、風が吹いたり雨が降るたびに、パネルがガタついて騒音を出してしまうことがあるのです。ベランダの屋根そのものが劣化していない場合であれば、ネジの締め直しや劣化したネジの交換をするだけで、騒音を抑えることができます。ネジの本数や、業者の交通費、人件費などで金額は上下しますが、部分的なネジの交換だけであれば高額な修理費用はかかりません。

費用相場:20,000円~60,000円
ベランダの屋根パネルが破損していたり、穴が開いてしまっている場合は、破損個所のパネルを交換するのが一般的です。使用している屋根パネルによっては、1枚あたりの単価が変わってくるため、費用相場には上下で大きな差が発生します。

費用相場:80,000万~250,000円
ベランダの屋根全体が劣化している場合は、屋根全体の交換を行います。全体の屋根交換の場合も、同様に屋根の1枚あたりの単価で費用が変わってくるため、予算との兼ね合いが重要です。ここでの費用相場は、一般的な屋根サイズのパネル4枚を費用として計算しています。バルコニーにかかっている屋根が大きい場合や、特注のパネルサイズを使用している場合は、更に費用がかかる可能性があります。

費用相場:250,000円~500,000円
ベランダの屋根は、支柱を立てて屋根の重さを支えています。構造上、外壁面に取り付けているタイプもありますが、いずれにしてもバルコニー屋根は一般的なサイズであれば支柱が必要になります。しかし劣化によりバルコニー屋根が傷んでいるケースでは、同時に支柱も傷んでおり、屋根と一緒に交換をすすめられることもあります。支柱込みでの交換費用の相場は、250,000円~500,000円と高額になります。

費用相場:100,000~200,000円
屋根全体の劣化防止や、保護のために行う塗装も、忘れてはいけないメンテナンスのひとつです。屋根の塗装は選ぶ塗料や塗装面積によって大きく変わってきますが、一般的な30坪程度の住宅であれば費用相場は900,000円~1,200,000円となります。部分的なバルコニーの屋根であれば、100,000円~200,000円の予算を考えておくといいかもしれません。このなかには、人件費や足場代などが含まれますが、住宅が狭小地の中にあり手作業での材料運び入れや、足場が使えないことによる人件費の増加などもありますので、あくまで一般的な費用相場となります。塗装に関しては状況や塗料のグレードで大きく金額が変わりますので、事前の見積もりや現場調査は必須です。

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ベランダの屋根修理を行う場合は、屋根単体の費用だけではなく、費用相場には別の費用も含まれます。カタログなどで屋根材を決めたという方は、当然これらの別の費用は記載されていないため、想定外の費用に見積もりを見てビックリしてしまうかもしれません。そこでここでは、ベランダの屋根修理を依頼するうえで知っておきたい、屋根単体だけではないその他の費用について解説をしていきます。

ベランダの屋根は、基本的には高所に設置されています。ベランダの修理と聞くと脚立を立てるイメージをされる方も多いですが、高所作業を伴う工事では足場が不安定になってしまうことが多く、特に屋根の交換などの場合はプロの業者であっても脚立では足場が足りず十分な作業が行えません。そのため、大きな工事が発生する場合は業者がバルコニーの外から外壁に沿って足場を組むことがあります。足場を組む高さや幅により金額は左右しますが、数万円の費用が見積もりに含まれます。足場代は意外にも盲点で、足場代を加味していなかったという方もとても多いです。高所作業は足場代が必ず必要になる、ということを知っておくことが大切です。

ベランダの屋根や支柱を交換する際は、既存の屋根や支柱は廃棄となります。工事の際に発生した廃棄物は、家庭用のゴミステーションに捨てることはできません。そのため、業者に引き取ってもらう必要があります。こうした工事に伴うゴミは建築廃材と呼ばれ、廃棄するのに手間がかかります。建築廃材の処分費用は、処分する建築廃材のサイズや処分する地域によって異なりますが、見積もりの中に組み込まれる費用ですので覚えておきましょう。

敷地内に業者の工事車両が停車できない場合は、付近のコインパーキングなどに駐車する必要があり、一般的には工事にかかる駐車費用は依頼した側が支払うことが多いです。地域のコインパーキングの料金や作業時間によって異なりますが、特に地域柄駐車費用が高くなりそうな場合は注意が必要です。費用を抑える方法としては、安いコインパーキングを探しておく、敷地内に工事車両が駐車できるように手配しておく、などの方法もありますが、駐車費用がかかる場合は作業予定時間を予め聞いたうえで、駐車費用も予算に組み込んでおくことが大切です。

工事は人間が行うため、人件費は必ずかかってきます。見積もりに分かりやすく記載している場合もありますが、つい予算に入れておくのを忘れていたという方も多いです。また、工事で狭小路地などで工事車両の停車が必要になった場合、地区の警察署などから交通誘導員の設置を義務付けられることがあります。交通誘導員の手配や道路の使用許可証などは業者が申請するのが一般的ですが、交通誘導員が必要になった場合はその分人件費も高くなるため、事前に業者に確認しておくことが大切です。

インターネットを検索すると、ベランダの屋根修理をDIYで安く済ませる方法なども多数紹介されています。普段からDIYに慣れているという方であれば、安く済ませることができるDIYで対応したいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プロの業者にベランダの屋根修理を依頼することには、DIYで安く済ませることよりもメリットが多数存在しています。では、実際にプロの業者にベランダの屋根修理を依頼して得られるメリットとはなんでしょうか。一緒に見ていきましょう。

ベランダの屋根修理でDIYする方法として一般的な方法は、コーキング材や防水テープを使用した一時的な応急処置が多いです。しかし、プロの業者に修理を依頼することで、状況に応じて一番適切な修理方法を提案してもらうことができます。できる範囲で行うDIYよりも、一番適切な方法で修理をしてもらうことで、トラブルの根本的改善を行うこともでき住宅の寿命を長く保つことにもつながるのです。

バルコニーの屋根のような高所作業は、危険が伴うだけではなく、手元や足元が不安定になるため上手く施工ができないことが多いです。そのため、せっかくDIYで修理しても何度も繰り返しトラブルが発生してしまったり、施工不良により屋根材が傷んでしまう可能性もあるのです。一方でプロの業者に依頼することで、しっかりとした足場を組んだうえでプロが修理対応してくれるため、自分で行うよりも施工不良のリスクを大幅に低減できます。また、業者では一定期間の保証やアフターフォローを用意していることが多く、万が一の際にも安心です。

業者は、ベランダの屋根の施工を頼まれた場合でも、プロの目線としてベランダの屋根以外の部分で何かトラブルの予兆はないかなども含めて確認をしてくれます。もちろん勝手に工事をするということはありませんが、ベランダの屋根付近の外壁やベランダから雨漏りしているということも珍しくなく、こうしたトラブルは住人が気付いていないことも多いです。プロの業者が入ることで、気付かなかったトラブルにも先回りしてメンテナンスや修理をしてもらえるというメリットがあります。

屋根修理には高所作業が伴い、適切な設備と経験が必要です。プロの業者は安全対策を徹底しているため、作業中の事故リスクを最小限に抑えられます。一方、素人が自己修理を試みると、落下や工具の誤使用などで怪我をする可能性が高まります。DIYに慣れている、あるいは雪が降る地方で雪下ろし作業などで屋根に登ることが多い方は、慣れから屋根の修理を自分でしてしまいがちですが、安全性という面をみるとやはりプロの業者に依頼して対応してもらうのが一番です。

屋根は普段なかなか見る機会がありませんよね。そのため、メンテナンスをプロの業者に依頼した時に始めて気付く屋根トラブルというのも多いです。また、屋根に普段登る機会があったとしても、わずかな隙間から発生しているような雨漏りに気付けないなんてことも多く、プロの業者に依頼した時に雨漏りが起きていたことを初めて知ったという方も実はとても多いです。このように、プロの業者だからこそ気付けるトラブルというものはとても多く、当初の修理範囲を超えて修理を行うことも現場ではよくあることなのです。気付けなかったトラブルでも、放置をすることで悪化し大きなトラブルにつながってしまうことは珍しいことではありません。例をあげると国内でも、屋根の雨漏りに気付かず屋根が崩落し、亡くなる方が出てしまう事故は起きています。そのため、プロの業者に依頼して気付けなかったトラブルまでフォローしてもらうことは、建物の安全性を確保するという意味でもとても大切です。

ベランダの屋根が劣化している場合は、同じようにベランダの床面も劣化している可能性があります。ベランダの防水工事は10年~15年に一度のペースでメンテナンスが推奨されていますが、20年以上経過していても問題なく使えているという住宅は多いです。しかし、劣化は確実に起きているものですので、何もせずに築20年以上経過しているという場合ではベランダの防水工事の同時施工も検討するようにしましょう。

防水工事以外にも、屋根や外壁も同じように10年~15年に一度のメンテナンスが推奨されています。住宅では、トラブルが起きる前に先回りしてメンテナンスをしておくことが大切です。そのため、今現在大きなトラブルを感じていないという方でも、屋根や外壁のメンテナンスも含めて業者に相談しておくと安心です。費用がかかるため同時にできないという方も、業者に点検を実施してもらい必要な修理があれば対応してもらう、といったこともできます。建物の寿命を延ばすためには定期的なメンテナンスが大切ですので、この機会に是非検討してみてくださいね。

屋根や外壁のメンテナンス頻度は、先ほどもご紹介したように10年~15年の頻度で行うのが推奨されています。しかし、それだけでは屋根や外壁のケアとしては不十分です。なぜならば、その間にトラブルが発生することはよくあることだからです。例えば、屋根や外壁に問題はなくても、台風や地震など予測できない自然災害などで屋根や外壁が損傷してしまったり、それに気付かずに過ごしてしまうことはよくあります。またどんなに定期的にメンテンナスをしていても、想定外のタイミングで劣化が発生することもあり得ます。そうした細かなトラブルは、やはり毎年点検を実施していく中でチェックして、都度フォローしていく必要があるのです。屋根や外壁の寿命を延ばし、安全を確保するためには、やはり定期点検がとても大切になりますのでぜひ検討してみてくださいね。

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ベランダの屋根の寿命、できれば長く保っていきたいですよね。必要以上の出費は避けたいと思うのも当然です。そこでここでは、ベランダの屋根の寿命を保つためにできることについても解説をしていきます。どれも難しいことではありませんので、今後の参考にしてみてくださいね。

屋根に溜まった落ち葉やホコリは、水はけを悪くし、湿気を溜めて劣化の原因となります。特に排水溝が詰まると、雨漏りや防水層のダメージにつながるため、定期的に掃除して清潔を保つことが大切です。ベランダの屋根であれば、通常の住宅の屋根よりも低い位置に設定されていることが多く、柄の長い箒などで屋根に溜まった落ち葉やホコリを落とすことは可能です。ただし注意したいのが、近隣への影響です。屋根に溜まった落ち葉やホコリを落とす際に近隣の敷地に落としてしまったり、長い柄のついた棒を持つことで近隣の建物にあたって傷を付けてしまうなんてリスクもあります。十分に近隣との敷地境界が取れない場合は、無理して自分で対応せずに、プロの業者に清掃を依頼するのが一番です。

ベランダの屋根に物を乗せたり、人が乗ったりすると、屋根材や構造部分に負担がかかり、劣化を早める原因になります。屋根には必要以上の荷重をかけないよう注意が必要です。特にベランダの屋根に関しては、通常の屋根と同様の構造の屋根であるとは限りません。カーポートに設置されている屋根のような構造の場合もありますし、庇を突き出して屋根にしていることもあります。元々ベランダの屋根は人が乗って負荷をかけることを想定していませんので、掃除の際などは注意が必要です。また猫など高い場所に登ることが好きなペットがいる場合も注意が必要です。ペットの安全性はもちろんのこと、屋根への荷重による負担も考慮しなければいけません。ペットが登らないよう工夫が必要です。

日光による紫外線は、屋根材を劣化させる大きな要因です。紫外線に強い素材を選ぶか、コーティングを施すことで、耐久性を向上させることができます。自分で塗装することは難しいですので、メンテナンスで塗装をする際に検討してみるのがオススメですよ。

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