
雨漏りは思いもしないタイミングで発生することが多く、急な対応に追われて困ってしまいますよね。どの業者に依頼しようか、金額はどのくらいかかるのか・・・ただでさえ考えることが沢山ですが、特に「どのくらいの工事日数がかかるのか」を気にされている方はとても多いです。仕事や家族の予定などがあるから早めにスケジュールを知っておきたいという方もいらっしゃるかと思います。今回は一般的な雨漏りの修理の流れと、工事日数について解説をしていきます。これから雨漏り修理をしたいと考えている方は、是非参考にしてみてくださいね。
雨漏りの修理の流れ
まずは雨漏り修理の流れについて解説をしていきます。意外にも雨漏り修理に着工する前にするべきことが多く、内容によっては日数がかかってしまうことがあります。雨漏り修理を行う前に必須となるものとして認識しておくと、依頼する前に「工事日数しか考えてなくてスケジュールが確保できない」なんて失敗を防ぐこともできます。
業者との現地調査の日程決め
まずはプロの雨漏り修理の業者に連絡を行います。初めて雨漏りをしてしまったという方や今までそのような業者に依頼したことがない、という方であれば業者探しから始まります。今すぐなんとかしなければ! と焦ってしまいがちですが、まずは可能な限りの応急処置を行い被害拡大の防止に努め、その後から落ち着いて業者を探すようにしましょう。
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屋根修理は悪徳業者が多く潜んでいるため、国や消費者センターから注意喚起がされています。焦っている時でもまずは落ち着いて、悪徳業者ではないか? 信頼して任せることが出きる業者か? などを、きちんと見分けられるようにしましょう。
業者による現地調査
雨漏りの際は必ず現地調査が一番初めの動きとなります。屋根で一番難しいのが「雨漏りの原因追及」です。雨漏りの原因は主に以下3つが考えられます。
・屋根の経年劣化
・瓦の破損(台風や突風など)
・施工不良
上記のどれもが特定に知識と技術が必要になる大変な作業です。「天井から雨漏りしているから屋根に何かあったに違いない」と思っていても、実は雨漏りの原因は屋根ではなくバルコニーや外壁からの浸水だったなんてこともあり、侵入ルートが分かりにくく特定が難しいものです。また雨漏りは複数個所から発生している可能性があり、根本的な原因を追及しなければ「何度直しても雨漏りする」なんて事態につながる可能性もあります。そのため雨漏り修理の現地調査はとても重要です。
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雨漏りの現地調査は上記の記事の前半部分で詳しく解説しております。一般的な調査費用も解説してありますので、参考程度にご覧ください。雨漏りの状況によって調査段階で金額がかかるものがあるため、必ず業者に確認するようにしましょう。
見積もりの確定
原因が特定できたら見積もりが出来上がります。業者を見つけても天候により現地調査の日程がなかなか決まらない、あるいは数日先になってしまう・・・という事は雨漏りが発生するタイミングによってはあり得る話です。ですので最低でもここまでで3日程度時間がかかると考えておくとスケジュールを余裕を持って立てることができます。また、初めて依頼する業者であれば可能であれば3社以上から見積もりを取ることをおすすめします。業者の都合や毎回現地調査を行う可能性を考えると、工事着工まで更に日数がかかる可能性があるため注意が必要です。しかし高いお金を出して行う雨漏り修理ですので、見積もり段階でしっかり検討をすることをオススメします。
小規模な雨漏り修理
雨漏りの修理はその規模の大きさによって日数が大きく変わってきます。雨漏り被害が発生して間もない場合で、破損した場所が狭い範囲であれば小規模な修理で雨漏りを解決することができます。また中には小規模な雨漏り修理であればDIYで自分で修理してしまうという方もいらっしゃいます。ここでは業者が修理を行った場合の一般的な修理日数を解説していきます。
コーキング
作業日数:数時間~半日程度
コーキングはDIYや水漏れなどの応急処置に使われることもあるため、家庭にあるという方もいらっしゃるかと思います。亀裂や部材の破損による隙間を埋めるための補填剤としての役割を果たし、比較的扱いやすいため作業も早く終わります。しかし広範囲にわたる雨漏りの修理には不向きな一面もあるため、応急処置的な立ち位置で使われることが多く、雨漏りの状況によってはあまりオススメできない修理方法でもあります。
屋根材の交換
作業日数:数時間~半日程度
部分的な屋根材の破損だけであれば、該当する屋根材だけを交換すれば済むためすぐに修理は完了します。しかし屋根材の下の下地の方まで被害が及んでいたり、浸水が確認できる場合は全体的に修理する必要があるため事前調査の段階でしっかり確認をしてもらうことが大切です。
雨樋の交換
作業日数:数時間~半日程度
雨樋は屋根の雨水を建物にかからないように流してくれる働きがありますが、外壁に沿うようにむき出しの状態になっているため、台風などの飛来物による破損などが発生することがあります。雨樋が上手く機能しなくなってしまうと雨水を流すシステムが上手く起動しなくなってしまうため、雨漏り被害が既に発生している場合は外壁やバルコニーへのダメージが広がり、更なる被害を生む可能性があります。そのため発見したら早急に修理してもらうように心がけましょう。雨樋は部分的な交換であれば日数はかかりませんが、大規模な交換が必要となれば半日以上の日数がかかることがあります。
大規模な雨漏り修理
雨漏りを繰り返してしまって大規模な修理が必要になった、または劣化に伴い屋根を新しくする必要がある・・・など、家に住んでいるからにはいつかは全体的な屋根の修理やメンテナンスが必要になります。小規模な雨漏り修理とは違って、日数もお金もかかる工事です。勢いで決めてしまったり、雨漏りが深刻化して焦って依頼することがないよう、「いつかはやるかもしれない工事」として構えておくといざという時も冷静に判断することができます。
板金工事
作業日数:1~2日程度
板金工事は使用する板金が屋根の形状に合わせる必要があるため、職人がその場で加工をしながら工事を進めていきます。住宅密集地などの屋根は土地が狭い場合、屋根の形も複雑である場合が多いですが、板金工事は屋根が複雑であるほど技術力が必要となり時間もかかります。
塗装工事
作業日数:1週間程度
屋根塗装は屋根の防水性能を高めるために必要な工事で、メンテナンスなどでもよく行われている工事です。屋根の塗装は三段階に分かれていて、それぞれ下塗り・中塗り・上塗りと呼んでいます。段階ごとにしっかりと乾燥させる必要があり、天候にも大きく左右される工事です。また塗装工事を行う前には事前に高圧洗浄などで屋根を綺麗に掃除する必要があり、下地の補修が必要な状態であればさらに日数がかかることもあります。
葺き替え工事
作業日数:2週間程度
既存の屋根を全て取り払い、新しく葺き替える一番大きな工事となります。そのため屋根は新築同様の状態となり、屋根そのものの寿命を長くすることが可能です。屋根がかかっている最上階部分は工事中生活することができないため、工事中の生活にも不便がでます。平屋の場合は工事期間中、仮住まいに移ることも考えなければならず段取りを考えて工事を依頼する必要があります。
工事費用が安くなるかも? 工事依頼前に確認したい「火災保険」

ここまででいかがだったでしょうか。雨漏り修理は物によっては時間がかかり、場合によっては仮住まいなどを探さなくてはいけないこともあると知っていただけたかと思います。工事を依頼して急に「2週間くらい住めませんよ」と言われて焦るよりは、前もって準備しておくと心の余裕もできますよね。また工事前に知っておくと役に立つかもしれないものが他にもあります。それが「火災保険が雨漏り修理の適応になるかどうか」です。ほとんどの方は火災保険に加入されているのではないかと思いますが、その火災保険の補償で一定の条件を満たせている場合、雨漏り修理が火災保険でカバーされることもあります。
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屋根修理で火災保険が使える! 保険を使ってお得に修理するためには?
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現地調査の部分で関連記事を読まれた方であれば既にご存じかと思いますが、現地調査も場合によっては高額な金額になる可能性があります。火災保険ではそういった費用もカバーできる可能性があるため、加入している火災保険の条件に合うようであれば是非申請してみてくださいね。
まとめ
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