ブログ

屋根修理を依頼するとき、口コミは確認した方がいい? 避けるべき業者とは?

お役立ちコラム

更新日:2023/06/28

屋根修理の依頼はどの業者にすればいいか分からない、とお困りではありませんか? 経年劣化や自然災害による雨漏りで、急に屋根修理が必要になるなんてことは意外とよくある話です。しかし普通に家に住んでいて屋根修理業者に依頼するということは頻繁に経験することではありません。「初めて依頼するから何も分からない」という方もいらっしゃれば「以前頼んでいた業者が廃業していた」「どこに頼んでいたか忘れた」なんて方もいらっしゃるかと思います。そのため依頼しようと考えている業者が知らない業者であれば、その業者の口コミを調べようと考えるかと思います。口コミがよければ依頼しようかなと考えるのも普通のことですが、インターネットの口コミだけを鵜呑みにしてしまうのは実は結構危険な行為でもあります。口コミだけで判断するのはなぜ危険なのか、今回は屋根修理を依頼する際の注意点と避けるべき業者の特徴について解説をしていきます。

屋根修理業者を口コミだけで判断するのはなぜ危険?

口コミは消費者が発信する商品の使用についての評価のことで、誰でも発信することができる簡易版レビューの物のようなものを指します。口コミは口頭でのコミュニケーションで広まっていくことからそう呼ばれるようになったと言われていますが、インターネット普及に伴い現在ではインターネット上の情報が主流となっています。そのため誰でも簡単に口コミの情報を得ることができます。口コミはダイレクトに消費者の声を聞けるというメリットがありますが、大きい金額が動くような工事の口コミを鵜呑みにして決めてしまうのは大変危険です。ここでは口コミだけで判断するのがなぜ危険なのか、解説をしていきます。

消費者による個人差が大きい

口コミだけで工事を決めてしまうのが危険な理由は、判断基準が全て個人の基準によるもののため明確な決まりがなく、いわば「個人の感想」であるという点です。細かに採点化されているレビューではないため評価はその人の感覚・感情に依存する部分が大きいです。例えば「現場の作業員と気が合わなかった」という理由ひとつで技術面がよくても全体評価が悪くなってしまったり、またその逆も起こりうるため、受け取り手が正確な判断をするのが難しい場合があります。同じ料理を食べても人によって評価や好みが分かれるように、口コミでも同様の現象が起こります。そのため口コミだけで決めてしまうと「口コミはよかったのに自分とは合わなかった、期待外れだった」という失敗につながってしまう可能性が高いです。

信頼性の低いものも含まれている

口コミの情報元が不確かなのも注意しなければいけない点です。本当にその業者に工事をしてもらって満足しているといった口コミであれば内容も参考になりますが、工事そのものが本当かというのは口コミだけで判断するのは難しい部分があります。口コミを見て判断するのであれば、口コミの情報が正しいかどうかの精査をする必要があります。世の中には「やらせ」「サクラ」といった言葉がありますが、業者が評判を上げるために嘘の評価のいい口コミを書かせている、もしくは自ら書いているなんて場合もあります。もちろんしっかりとした業者であればそのような事はありませんが、中にはそうした手口で消費者を騙そうとしている悪徳業者も紛れているため、信頼性の低い口コミには注意が必要です。その他近年増加傾向にあるのが、SNSでの情報拡散による悪戯的な書き込みです。個人が発信しやすいSNSでは、業者に不満を持った個人が口コミサイトなどではなく個人の発言として全世界に発信し、その内容に共感した人が業者の評判を落とそうと悪い書き込みを悪戯で行うケースもあります。こうした悪戯はどの業界でも起こるリスクがありますが、不審な書き込みや中身のない低評価などを見つけた際は、SNS経由による悪戯が影響していることがあります。

屋根修理を依頼する時、どんな業者に依頼すればいい?

口コミだけで判断するのは危険だと知っていただくことができたかと思いますが、それでは一体何を参考に屋根修理業者を選べばいいのでしょうか。これから依頼したいと考えている方の中には「とにかく急いで修理してもらいたい」と思っている方もいらっしゃると思います。できれば屋根修理のような高額になりやすい工事においては、複数業者から相見積もりを取っていただくことが理想ではありますが、そうも言っていられない状況の場合もありますよね。また依頼主様にお時間の都合がつきにくいケースも多く、見積もりにかける時間がないという方は多いです。そのため、ここからは急いでいる方も依頼しようとしている業者の「ココだけはチェックして!」というポイントを解説していきます。屋根修理だけにとどまらずメンテナンスを依頼する際にも参考になりますので、是非活用してみてくださいね。

所在がハッキリしている業者

業者の住所や電話番号が不明である場合、悪徳業者の可能性が非常に高くなります。まずは依頼したいと考えている業者のホームページを確認し、業者が実在しているのかを確認しておくと万が一トラブルが発生した際も安心です。

・住所
・代表電話番号
・代表者氏名

とにかく急いでいる! すぐに業者を見つけたい! という方でも上記3点は必ず確認するようにしましょう。さらに代表者の顔写真などを載せている、従業員の作業風景がわかるなどの情報があるとより安心です。また住所は実在しているのかグーグルマップなどを活用して確認すると安心です。悪徳業者の中には存在してそうな所在地を記載し実際は存在していない住所だった、または全く関係のない会社の住所を悪用していた、ということをしてうる業者もいるようです。チラシ広告などで見つけた業者であっても検索をかけたりホームページを確認するようにしましょう。

作業実績を公開している業者

ホームページに記載されている言葉だけでは、その業者の技術が分かりにくい場合があります。そういった場合はホームページやSNSなどの公式アカウントで公開されている、業者の作業実績を確認するようにしてみましょう。作業実績の公開数がまめな業者であればあるほど信頼性は高くなり、また工事に関する知識がなくても工事のビフォーアフターを見ることで業者の技術力を確認することもできます。作業実績を公開していないからダメな業者というわけではありません。依頼したいと考えている業者が作業実績をインターネット状に上げていないなどの場合は、過去の作業実績を見せてもらうようにお願いしてみるのもおすすめです。どんな工事でも作業過程で必ず写真を撮るものですので、インターネット上で公開していなくても工事実績がある業者であればたくさん写真を保管しています。また類似ケースなどを見せてもらうことで自宅の完成イメージも湧きやすくなります。

見積もりが詳細な業者

見積もりに「一式」という文字が多くはありませんか? 作業内容や材料費を一式として簡潔に表記している場合、材料費や工事内容が適切なものが含まれているか判断がしにくくなってしまいます。金額が明確になっていないと金銭的なトラブルに発展しやすく、また相見積もりをとっていない場合は相場より高い見積もりを出されていても工事費用が明確ではないため気付きにくくなってしまいます。業者の事情で工事費用一式などとして費用を出している場合でも、きちんとした内訳を出してもらえるように伝えるか、内訳が分かりにくい見積もりを提示する業者を避けるようにしましょう。

こんな業者は要注意! 避けるべき業者の特徴とは?

悪徳業者の詐欺件数は年々増加傾向にあり、国や消費者センターからも警告が出されています。しかし「詐欺が増えているから気を付けなければ」と思っていても、実際自分が遭遇すると知らない間に騙されてしまった、断り切れなくて契約をしてしまったなどといったケースも多く発生しています。悪徳業者に騙されないためにも悪徳業者が近づいてくる際の手口を知っておくと安心です。また悪徳業者は高齢者をターゲットにする傾向にあるため、同居家族にも情報を共有するようにしましょう。

訪問営業をしてくる業者

「今すぐ修理しないと危険ですよ」などと言いながら訪問営業をしてくる業者は、注意が必要です。特に台風などの天災後はこういった訪問営業が増えます。依頼してもいないのに屋根に登ろうとしてくる、または屋根に登って見たわけでもないのに修理しないと・・・などと言ってくるのは悪徳業者の詐欺手口です。「無料で修理できますよ」などと言ってくる業者も危険です。台風で被害を受けた場合一定の条件の元、修理費用の一部または場合によっては全額保険でカバーできる場合もありますが、この金額については業者ではなく保険会社が判断する物です。ですので「絶対無料だから大丈夫です」などと金額について断言してくる業者は、追加費用や違約金などで利益を上げようと企んでいる可能性があるため避けるようにしましょう。一方で、優良業者も訪問営業を行って営業を行っているケースも多いです。ここでは危険な業者のひとつとして訪問営業を例にあげていますが、以下で紹介している内容に当てはまらず真摯に対応してくれる丁寧な業者であれば、きちんとした業者であることがほとんどですので見極め力が大切になります。

合わせて読みたい記事!
火災保険を口実にした屋根修理の詐欺が増えています! 詐欺を見抜く力を付けよう!
https://www.elife-home.net/column/sagi/.html

依頼していないのに点検を行う業者

近年は悪徳業者の詐欺手口のひとつとして、点検商法と呼ばれる手口も増加傾向です。この点検商法は、悪徳業者が善良な業者を装って近づいてくる手口のことで、見た目や言動も普通の業者のように見えます。国民生活センターに寄せられている実際の相談には、「近くで工事をしていて気になった点があったから声をかけた」と言って悪徳業者が近づいてくる例もあり、こうした詐欺があると知らなければ信じてしまいそうな内容のものも多いです。独立行政法人国民生活センターが運営する全国消費生活情報ネットワークシステム(略称PIO-NET/https://www.kokusen.go.jp/soudan_topics/data/reformtenken.html)には、実際にあった被害内容や相談内容を公開しています。定期的に情報が更新されていますので、随時確認することをオススメします。

合わせて読みたい記事!
屋根修理の詐欺の手口とは? 「無料で屋根修理」は信じていいの?
https://www.elife-home.net/column/yane-2.html

その場で契約をさせようとしてくる業者

屋根修理は住宅の工事の中でも高額になりやすいため、悪徳業者に目を付けられやすい部分でもあります。また屋根に関して一般的な消費者は知識がないことが多く、悪徳業者が適当な話をしても気付けないことが多いです。そのため「今すぐ修理が必要なので、今すぐ契約をしましょう」「このままだと家が崩れるかもしれません」などと必要以上に消費者を焦らせ、契約を推し進めようとしてくることがあります。まともな業者であれば放置することによるリスクや危険を伝えることはしても、無理にその場で契約をしようとはしてきません。こうしたその場で契約を急かしてくるような業者に心当たりがある場合、その場で契約しないようにし、しっかりと工事をお断りしましょう。

破格な工事費用を宣伝している業者

工事を急いでいる時に手元にある工事業者の宣伝チラシを見て、「とりあえずここに連絡してみよう!」と思うこともあるかもしれません。またインターネット検索などをして他社と比べて破格な金額であったため「急いでいるし安いからここでいいか」と依頼してしまうこともあるかもしれません。しかし他社と比べて異様に安く、破格な工事費用を宣伝している業者は注意が必要です。そういった業者は安い工事費用を宣伝することで消費者からの依頼を貰いやすくし、実際には追加工事による追加費用で利益を出そうとしています。そのため広告を見た段階では他の業者より安く見えても、最終的には相場より高くついてしまう、といったこともありよく行われる詐欺手口です。下記記事では塗装業者を例に解説をしていますが、内容は屋根修理業者にも共通するものです。焦って依頼してしまう前に上記記事を読んで、一度立ち止まって「金額だけで依頼してしまって本当に大丈夫か?」「なんで他の業者より安いのか」を考えるようにしましょう。

合わせて読みたい記事!
塗装業者のチラシ広告、安すぎる場合は要注意! 安さに隠された危険な落とし穴とは?
https://www.elife-home.net/column/tirashi/.html

口コミを確認するうえで気を付けるべきポイントとは?

業者を見極めるためのポイントはたくさんありますが、口コミについては「結局口コミって見た方がいいの? どっちなの?」ど疑問に感じている方もいらっしゃるかもしれません。口コミに関しては実際に業者に会って判断するから参考にならない、という意見も一定数ありますが、できれば口コミは参考にした方がいいツールのひとつです。そのため、最後に口コミを確認する際に気を付けていただきたいポイントについて解説して終わります。

全てを鵜呑みにしない

口コミの書き手が意図していなくても、事実と異なる情報が掲載されてしまうことがあります。これは口コミの書き手の勘違いや、他の業者との比較検討の際に情報が混ざってしまったなどのケースが考えられます。そのため、口コミに記載されている内容は鵜呑みにせず、自分で情報収集をする力を身に付けなければいけません。特にアフターフォローや契約内容によっては業者によって異なる部分が大きいですし、一歩間違えてしまえば自分の不利益にもつながります。そのため口コミを参考にしながらも、情報の正確性を確認する作業は必要になります。

金額は各契約により異なる

同じ種類の工事であっても、住宅の状況や修理しなければいけない範囲、使用している材料などによって金額が変動するのは当然です。口コミに書いてある金額だけを鵜呑みにするのは注意が必要です。口コミに記載された金額はある程度参考にはなるものの、全くその通りに自分の住宅にも適応になるとは限りませんので、ひとつの例として捉えるようにしましょう。

悪い口コミに対する業者の対応を確認する

冒頭でも触れましたが、全ての企業において全員最高評価で満足、とはなかなかなりません。中には工事が思うように進まず、その過程の中で不満を抱えてしまわれる方もいらっしゃいます。こうした事情はどの優良企業であっても起こりうることです。しかし悪い口コミに対して、何にも対策をしていない業者と、真摯に対応して改善に努める業者とでは業者の質が変わります。特に悪い口コミを発見した際には、後者の真摯に対応している業者であるかどうかを確認することをオススメします。悪い口コミを放置してしまっている業者は、今後も同様なトラブルを抱える可能性も高く、長い付き合いの中で自分がトラブルに巻き込まれるリスクも発生します。そのため、悪い口コミが発生してしまった場合の業者の対応までチェックしておくようにしましょう。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。