
屋根修理の依頼はどの業者にすればいいか分からない、とお困りではありませんか? 経年劣化や自然災害による雨漏りで、急に屋根修理が必要になるなんてことは意外とよくある話です。しかし普通に家に住んでいて屋根修理業者に依頼するということは頻繁に経験することではありません。「初めて依頼するから何も分からない」という方もいらっしゃれば「以前頼んでいた業者が廃業していた」「どこに頼んでいたか忘れた」なんて方もいらっしゃるかと思います。そのため依頼しようと考えている業者が知らない業者であれば、その業者の口コミを調べようと考えるかと思います。口コミがよければ依頼しようかなと考えるのも普通のことですが、インターネットの口コミだけを鵜呑みにしてしまうのは実は結構危険な行為でもあります。口コミだけで判断するのはなぜ危険なのか、今回は屋根修理を依頼する際の注意点と避けるべき業者の特徴について解説をしていきます。
屋根修理業者を口コミだけで判断するのはなぜ危険?
口コミは消費者が発信する商品の使用についての評価のことで、誰でも発信することができる簡易版レビューの物のようなものを指します。口コミは口頭でのコミュニケーションで広まっていくことからそう呼ばれるようになったと言われていますが、インターネット普及に伴い現在ではインターネット上の情報が主流となっています。そのため誰でも簡単に口コミの情報を得ることができます。口コミはダイレクトに消費者の声を聞けるというメリットがありますが、大きい金額が動くような工事の口コミを鵜呑みにして決めてしまうのは大変危険です。ここでは口コミだけで判断するのがなぜ危険なのか、解説をしていきます。
●消費者による個人差が大きい
口コミだけで工事を決めてしまうのが危険な理由は、判断基準が全て個人の基準によるもののため明確な決まりがなく、いわば「個人の感想」であるという点です。細かに採点化されているレビューではないため評価はその人の感覚・感情に依存する部分が大きいです。例えば「現場の作業員と気が合わなかった」という理由ひとつで技術面がよくても全体評価が悪くなってしまったり、またその逆も起こりうるため、受け取り手が正確な判断をするのが難しい場合があります。同じ料理を食べても人によって評価や好みが分かれるように、口コミでも同様の現象が起こります。そのため口コミだけで決めてしまうと「口コミはよかったのに自分とは合わなかった、期待外れだった」という失敗につながってしまう可能性が高いです。
●信頼性の低いものも含まれている
口コミの情報元が不確かなのも注意しなければいけない点です。本当にその業者に工事をしてもらって満足しているといった口コミであれば内容も参考になりますが、工事そのものが本当かというのは口コミだけで判断するのは難しい部分があります。口コミを見て判断するのであれば、口コミの情報が正しいかどうかの精査をする必要があります。世の中には「やらせ」「サクラ」といった言葉がありますが、業者が評判を上げるために嘘の評価のいい口コミを書かせている、もしくは自ら書いているなんて場合もあります。もちろんしっかりとした業者であればそのような事はありませんが、中にはそうした手口で消費者を騙そうとしている悪徳業者も紛れているため、信頼性の低い口コミには注意が必要です。
●口コミは参考程度にするのがおすすめ
口コミのデメリット面についてお話をしてきましたが、上手に活用すれば便利なものでもあります。業者の技術面や対応などは依頼しないと分からない部分もありますので、そういった面を事前に知ることができるのは口コミの利点です。あまりにもベタ褒めすぎる口コミが大量に書かれている、口コミの情報元が不確かである、などの場合は業者によるやらせの可能性もあるため注意が必要です。口コミだけで判断するのではなく、あくまで判断材料のうちのひとつとしてその他の部分も検討しながら業者を決めるようにしましょう。
屋根修理を依頼する時、どんな業者に依頼すればいい?

口コミだけで判断するのは危険だと知っていただくことができたかと思いますが、それでは一体何を参考に屋根修理業者を選べばいいのでしょうか。これから依頼したいと考えている方の中には「とにかく急いで修理してもらいたい」と思っている方もいらっしゃると思います。ここからは急いでいる方も依頼しようとしている業者の「ココだけはチェックして!」というポイントを解説していきます。屋根修理だけにとどまらずメンテナンスを依頼する際にも参考になりますので、是非活用してみてくださいね。
●所在がハッキリしている業者
業者の住所や電話番号が不明である場合、悪徳業者の可能性が非常に高くなります。まずは依頼したいと考えている業者のホームページを確認し、業者が実在しているのかを確認しておくと万が一トラブルが発生した際も安心です。
・住所
・代表電話番号
・代表者氏名
とにかく急いでいる! すぐに業者を見つけたい! という方でも上記3点は必ず確認するようにしましょう。さらに代表者の顔写真などを載せている、従業員の作業風景がわかるなどの情報があるとより安心です。また住所は実在しているのかグーグルマップなどを活用して確認すると安心です。悪徳業者の中には存在してそうな所在地を記載し実際は存在していない住所だった、または全く関係のない会社の住所を悪用していた、ということをしてうる業者もいるようです。チラシ広告などで見つけた業者であっても検索をかけたりホームページを確認するようにしましょう。
●作業実績を公開している業者
ホームページに記載されている言葉だけでは、その業者の技術が分かりにくい場合があります。そういった場合はホームページやSNSなどの公式アカウントで公開されている、業者の作業実績を確認するようにしてみましょう。作業実績の公開数がまめな業者であればあるほど信頼性は高くなり、また工事に関する知識がなくても工事のビフォーアフターを見ることで業者の技術力を確認することもできます。作業実績を公開していないからダメな業者というわけではありません。依頼したいと考えている業者が作業実績をインターネット状に上げていないなどの場合は、過去の作業実績を見せてもらうようにお願いしてみるのもおすすめです。どんな工事でも作業過程で必ず写真を撮るものですので、インターネット上で公開していなくても工事実績がある業者であればたくさん写真を保管しています。また類似ケースなどを見せてもらうことで自宅の完成イメージも湧きやすくなります。
●見積もりが詳細な業者
見積もりに「一式」という文字が多くはありませんか? 作業内容や材料費を一式として簡潔に表記している場合、材料費や工事内容が適切なものが含まれているか判断がしにくくなってしまいます。金額が明確になっていないと金銭的なトラブルに発展しやすく、また相見積もりをとっていない場合は相場より高い見積もりを出されていても工事費用が明確ではないため気付きにくくなってしまいます。業者の事情で工事費用一式などとして費用を出している場合でも、きちんとした内訳を出してもらえるように伝えるか、内訳が分かりにくい見積もりを提示する業者を避けるようにしましょう。
こんな業者は要注意! 避けるべき業者の特徴とは?



悪徳業者の詐欺件数は年々増加傾向にあり、国や消費者センターからも警告が出されています。しかし「詐欺が増えているから気を付けなければ」と思っていても、実際自分が遭遇すると知らない間に騙されてしまった、断り切れなくて契約をしてしまったなどといったケースも多く発生しています。悪徳業者に騙されないためにも悪徳業者が近づいてくる際の手口を知っておくと安心です。また悪徳業者は高齢者をターゲットにする傾向にあるため、同居家族にも情報を共有するようにしましょう。
●訪問営業をしてくる業者
「今すぐ修理しないと危険ですよ」などと言いながら訪問営業をしてくる業者は、注意が必要です。特に台風などの天災後はこういった訪問営業が増えます。依頼してもいないのに屋根に登ろうとしてくる、または屋根に登って見たわけでもないのに修理しないと・・・などと言ってくるのは悪徳業者の詐欺手口です。「無料で修理できますよ」などと言ってくる業者も危険です。台風で被害を受けた場合一定の条件の元、修理費用の一部または場合によっては全額保険でカバーできる場合もありますが、この金額については業者ではなく保険会社が判断する物です。ですので「絶対無料だから大丈夫です」などと金額について断言してくる業者は、追加費用や違約金などで利益を上げようと企んでいる可能性があるため避けるようにしましょう。
◎合わせて読みたい記事!
火災保険を口実にした屋根修理の詐欺が増えています! 詐欺を見抜く力を付けよう!
https://www.elife-home.net/column/sagi/.html
上記記事でも詳しく解説をしておりますので、是非一緒にご確認ください。
●その場で契約をさせようとしてくる業者
屋根修理は住宅の工事の中でも高額になりやすいため、悪徳業者に目を付けられやすい部分でもあります。また屋根に関して一般的な消費者は知識がないことが多く、悪徳業者が適当な話をしても気付けないことが多いです。そのため「今すぐ修理が必要なので、今すぐ契約をしましょう」「このままだと家が崩れるかもしれません」などと必要以上に消費者を焦らせ、契約を推し進めようとしてくることがあります。まともな業者であれば放置することによるリスクや危険を伝えることはしても、無理にその場で契約をしようとはしてきません。こうした業者に心当たりがある場合、その場で契約しないようにし、しっかりと工事をお断りしましょう。
●破格な工事費用を宣伝している業者
工事を急いでいる時に手元にある工事業者の宣伝チラシを見て、「とりあえずここに連絡してみよう!」と思うこともあるかもしれません。またインターネット検索などをして他社と比べて破格な金額であったため「急いでいるし安いからここでいいか」と依頼してしまうこともあるかもしれません。しかし他社と比べて異様に安く、破格な工事費用を宣伝している業者は注意が必要です。そういった業者は安い工事費用を宣伝することで消費者からの依頼を貰いやすくし、実際には追加工事による追加費用で利益を出そうとしています。そのため広告を見た段階では他の業者より安く見えても、最終的には相場より高くついてしまう、といったこともありよく行われる詐欺手口です。
◎合わせて読みたい記事!
塗装業者のチラシ広告、安すぎる場合は要注意! 安さに隠された危険な落とし穴とは?
https://www.elife-home.net/column/tirashi/.html
上記記事では塗装業者を例に解説をしていますが、内容は屋根修理業者にも共通するものです。焦って依頼してしまう前に上記記事を読んで、一度立ち止まって「金額だけで依頼してしまって本当に大丈夫か?」「なんで他の業者より安いのか」を考えるようにしましょう。
まとめ
イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。