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ガレージの雨漏り、原因は? もしもの場合の応急処置をご紹介

お役立ちコラム

更新日:2022/08/17

一軒家に住んでいる方だとガレージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。雨漏りと聞くと住宅の屋根の雨漏りばかりをイメージしがちですが、実はガレージの屋根からも雨漏りを起こすことがあります。住宅の屋根と全く同じ構造や素材ではないことが多いですが、屋根自体の耐用年数はそう大きくは変わりません。そのため自宅の屋根のメンテナンスついでにガレージの屋根のメンテナンスを行う方も少なくありません。今回はそんなガレージの雨漏りについて、なにが原因で雨漏りを起こすのか、また万が一雨漏りが発生してしまったらどうすればよいのかを解説していきます。ガレージをお持ちの方は万が一の際に備えて、是非最後までご覧ください。

「ガレージ」と「車庫」の違いってあるの?

ガレージと車庫、車を停める場所という意味をもつ言葉で明確に違いがあるとされているわけではありません。しかし日本語で二つの言葉にはニュアンス的な違いを含むことが多いようです。ガレージは車と共に工具などを一緒にしまう場所、車庫は車のみを駐車する場所といった微妙なニュアンスの違いがあります。どちらを使ったから間違い、ということはありませんがガレージといわれた場合はちょっと広めの工具などを置ける駐車スペースをイメージすると分かりやすいかもしれません。また両者ともに壁と屋根で覆われた空間を示し、屋根だけあるカーポートや屋外駐車場とは別物として区別されます。

ガレージの耐用年数は?

一般的的なガレージの耐用年数は20~30年ほどといわれておりますが、鉄筋コンクリートのガレージの場合は更に耐用年数が長くなります。そのためご自宅のガレージの耐用年数は何で作られているかにより変わります。またガレージと一言でいっても、建物と一体になっているビルトインガレージなのか、建物から離れた独立タイプのガレージなのかでも変わってきます。今回は独立タイプのガレージの雨漏りに焦点を当て、詳しい解説をしていきます。

ガレージの雨漏りの原因&症状

ガレージの雨漏りは放置してしまうと駐車している車の汚れや故障の原因になってしまったり、壁や屋根の腐食が広がり最悪の場合は天井や壁などが崩れ落ちる原因となります。雨漏りに気付いたらすぐに修理業者に依頼するようにしましょう。またここではガレージによく発生する雨漏りの原因とその症状について解説していきます。ガレージに同じような異変が出ていないかを確認する際に、是非参考にしてみてくださいね。

①ガレージの屋根の経年劣化

住居の建物と同様に、ガレージの屋根も雨風にさらされることにより劣化していきます。ガレージの屋根はポリカーボネート、FRP板、スチール折板、アルミ形材などが主流で、その中でも衝撃に強く防火性能も高いポリカーボネートがよく使われています。ただし雹などによる刺激で穴があいてしまうこともあり、そこから雨漏りを起こすことがあります。金属性の屋根であれば小さな亀裂などから雨水が侵入し錆(さび)ができてしまったりなどということもあります。錆からの浸食が更に進むと、ガレージ内へ直接雨水が伝ってきてしまいます。

②浸水による木材の腐食

ガレージに木材が使われている場合、ガレージ部分に少しでも浸水があるとそこからどんどんと腐食が進みます。特に冷房などを付けず空気がこもりがちなガレージ内は通気性も悪く、木材が腐食しやすい環境になっていることが多いです。浸水は屋根の経年劣化などが原因となり、一度浸水してしまえばそこからどんどん木材の腐食が進んでしまいます。

③ガレージ内の結露

外部からの浸水だけではなく、ガレージ内での結露による被害を受けることもあります。ガレージは外部との寒暖差も発生しやすく、外気温との差が大きいほど結露が生じやすくなります。その結果、壁や天井などに水滴がついてしまい、そこから腐食につながるなどの二次被害が発生します。そのまま放置してしまうと内部からの腐食により外部からの雨漏りも誘発してしまうため、たかが結露と思わずに結露が生じていないか定期的に確認するようにしましょう。

④屋根の排水不良

住居の建物とガレージが密接に隣り合っている場合、大雨の際などに居住建物側からの雨が大量にガレージの屋根に流れ込んでしまう構造になります。これによりガレージの屋根として想定している排水機能を超えてしまい、上手く屋根から排水が行われず屋根が傷んでしまいます。梅雨の期間など長時間このような環境が続いてしまうと、やがて屋根から雨漏りを起こす原因につながってしまうのです。

ガレージの雨漏りの応急処置

ガレージの雨漏りに気付いても、その時の状況により必ず業者がすぐに来てくれるとも限りません。業者が到着するまでの間、大切な車や工具などを守るためにもガレージ内の雨漏りはどうにかしたいものですよね。ここではそんな緊急を要する場面での応急処置方法をご紹介します。万が一の際に必要な道具をそろえたり、覚えておくただけでも安心ですよ。

①浸水した水を拭く

まずは浸水してしまった部分をタオルや雑巾などでしっかり拭きましょう。例えば屋根からの浸水でも、放置してしまうとガレージ内の壁や床が長時間水にさらされ素材によっては腐食の原因にもなります。ぽたぽたと水がたれてくる、手の届かない場所から浸水している、などの場合はバケツなどを下に置いて様子を見るようにしましょう。

②コーキング剤でふさぐ

ホームセンターで簡単に入手することができるコーキング剤ですが、このコーキング剤はガレージの雨漏り部分の亀裂などが小さい場合に使えます。屋根側から亀裂の入っている部分に直接使うことで、一時的に雨水の侵入を防げます。しかしガレージの屋根に登る必要があるため、危険も伴います。作業を行う場合はヘルメットなどを必ず装着し、天候のいい日で2名以上の体制で行うようにしましょう。

③防水テープでふさぐ

防水テープもホームセンターで入手することができます。亀裂部分の水気を十分に拭き取った後、下から空気を抜くように圧力をかけながらテープをはることで簡単に浸水を防ぐことができます。コーキング剤よりもより広い範囲の浸水部分を簡単にカバーできるため、万が一の際の応急処置にはおすすめです。しかし浸水した水の出口を防いでしまうことでその他の部分に被害を拡大させてしまう場合もあるため、あくまで応急処置であるということを理解しておく必要があります。あまりにも大量の水が流れ込んでしまっている場合は、コーキング剤や防水テープでも防ぐことができませんので、ガレージ内のものをできる限り避難させ業者の到着を待つようにしましょう。

ガレージの寿命を長持ちさせるために必要なこと

ガレージの屋根に耐用年数があることはお話をしましたが、実は耐用年数=メンテナンス推奨年数ではありません。ガレージの屋根は10年に1回ほどの塗装を行うよう推奨されています。これには塗装により屋根の防水性能を保ち、雨水の浸水を防ぐことでより水漏れや腐食などのトラブルを防ぐ効果があります。また普段から亀裂がないかなどの自己点検を行うことにより、雨漏り被害が深刻になる前に気付くことができ、修理費用も最小限で抑えることができます。ガレージの耐用年数が過ぎても問題なく使えることは多いですが、耐用年数を目安に業者による点検を行うこともガレージを長持ちさせるためには必要なことです。是非この機会にガレージの状態の確認や使用年数の確認、次回のメンテナンス時期の確認などを行ってみてくださいね。

まとめ

今回はガレージの雨漏りの原因やその応急処置の方法をご紹介してきました。いかがだったでしょうか。もしもの場合に備えて備えておくと安心ですね。イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。

パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。