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雨漏り修理はリフォームローンが使える! 急な出費に備えて覚えておきたいローン事情

お役立ちコラム

更新日:2023/10/04

屋根からの雨漏りは、今まで問題なかったのにある日突然発生するものです。そのため今すぐ修理をしようにも肝心の「お金が準備できていないから、修理を依頼できない!」と困っている方もいらっしゃると思います。しかし一度発生してしまった雨漏りは、雨が降る度にどんどん浸水部分から悪化していきます。修理するべきタイミングであるにも関わらず、お金がすぐに準備できないからと修理が後回しになっていってしまい雨漏り被害が拡大していってしまう、なんてことも実際に起きています。そこで活躍するのが「リフォームローン」です。ローンと聞くと住宅や車のローンを思い浮かべる方が多いかと思いますが、実は雨漏り修理などに適応されるリフォームローンというものが存在します。今回はそんな急な出費の心強い味方になってくれるリフォームローンについて詳しく解説をしていきたいと思います。

屋根の修理に使えるローンは2種類、それぞれの違いについて

冒頭ではリフォームローンについて少し触れましたが、厳密にいうと屋根の修理に使えるローンは「リフォームローン」と「住宅ローン」の2種類あります。どちらも似ている感じがしますが、それぞれにメリットデメリットが存在します。しかしどちらが合っているかなどは、各家庭の経済状況やローン返済状況によっても変わってくるためケースバイケースです。住宅ローンとリフォームローンが使えるようであれば2種類のローンで返済プランを確認し、どちらを使うのがベストかを検討するようにしましょう。ローンは扱う金融機関によって内容が違っている部分もあるため、検討しているローンがある方は該当する金融機関の窓口に直接問い合わせるのもおすすめです。

住宅ローンとは?

住宅ローンは住宅を建築時に多くの方が利用するローンですので、聞いたことがある、または実際に利用している方も多くいらっしゃると思います。この住宅ローンですが建築時の他に増改築の際にも利用することができます。そのためローン返済中に屋根の修理が必要になった場合、住宅ローンに上乗せする形で借り換えをすることで屋根の修理費用も返済ローンに組み込むことが可能となります。住宅ローンは担保型のため低金利で借りれることがほとんどです。そのため急な出費で費用が捻出できないという方でも安心して借りることができます。しかしここで注意が必要なのがあくまでも住宅ローンですので、本来であれば屋根の修理単体に利用することができません。そのため住宅ローンで屋根修理をしたい場合でも住宅ローンを完済している場合は使うことができません。また借り換えとなるとローンの審査が通るまで時間がかかる、手続きが複雑などの理由で場合によっては実際に借りることができるまで時間を要する可能性があります。

リフォームローンとは?

リフォームローンはリフォームに特化したローンです。リフォームローンの場合、担保型と無担保型のどちらかを選ぶことができます。担保型の場合は、低金利で借入額も多く、返済期間を長く設定することが可能です。しかし書類の手続きが複雑であったり、審査期間が無担保型に比べて長めです。無担保型の場合は審査が住宅ローンより早く、比較的審査に通過しやすいなどの違いがあります。しかし担保型に比べて借入年数が短めであったり、借入限度額が少なく返済期間も短めとなっています。比率でいうと審査のお手軽さなどから無担保型のリフォームローンが選ばれやすい傾向にあります。またリフォームローンはローンと似ているように感じますが、家の全体的なリフォームというより屋根などの部分的なリフォームの場合に適しています。

ローンは大きく分けて2種類!

屋根修理に使えるローンは2種類あり、またそれぞれの違いもご理解いただけたかと思います。今回はその2種類の中でもリフォームローンに焦点を当て、実際に借りるまでの手順を解説していきます。基本的には住宅ローンを借りる場合とほとんど同じ流れとなりますが、初めてローンを検討しているという方は申請を行う前に流れについて確認しておきましょう。

①業者選定と見積もり依頼

まずは屋根の修理を依頼する業者を選ぶところからです。雨漏りに強い業者、また信頼できる業者を選びましょう。「雨漏り被害ですぐに直したいし、業者にこだわる必要はあるの?」と思われるかもしれませんが、中にはすぐに直したいという焦る気持ちを利用して不必要な工事をすすめてくる悪徳業者も存在します。そのため急いで修理をしたいという気持ちもありますが、まずは冷静に業者選びをしましょう。また見積もりを見比べるために決まった業者がいない場合や初めて依頼する場合は、複数社から見積もりをもらうと相場が分かるため安心です。業者選びのポイントについては別の記事でまとめていますので是非参考にしてみてくださいね。

あわせて読みたい記事!
屋根修理業者の探し方のコツとは? 優良業者を見分ける方法
https://www.elife-home.net/column/yanegyousya/.html

②必要な書類を揃える

業者選びと同時進行で行いたいのが必要な書類を揃えることです。中には書類が手元に届くまで時間を要するものもあります。そのため業者の見積もりが確定したタイミングですぐに審査を申し込めるよう、必要なことは先に進めておきましょう。ローンを申し込む金融機関によって必要書類が違ってくる場合もありますが、一般的に必要とされている書類は以下の通りです。

・登記簿謄本(土地建物)
・収入証明書
・住民票
・印鑑証明書
・工事の契約書、見積書
・工事の図面

工事の契約書、見積書、図面に関しては修理を依頼する業者からもらうことができます。そのためローンを申し込むために図面が必要であることを業者側にも伝えておくとスムーズです。登記関係については法務局へ申請する必要があります。印鑑証明書は登録をしていないという方は登録する必要がありますので、住民票の役所で申請しましょう。

③仮審査を申し込む

以上の準備ができたら、金融機関へ仮審査の申し込みを行いましょう。仮審査のほとんどはインターネット上で申請することのできる簡易的な審査です。金融機関がローンの返済能力などを確認し、問題がなければ大体どこの金融機関でも1週間以内に結果が返ってきます。中には当日中に結果が分かるなんて場合もあります。仮審査では上記の全ての書類の提出を求められることはありませんが、工事の見積もり金額は必須です。また仮審査とは書いていますが、この審査で通らなければ本審査に進みローンを組むことができません。

④本審査を受ける

仮審査を無事に通過したら、最後は本審査となります。ここで必要書類の提出を求められたり、金融機関によっては「ローンを滞りなく返済できるか」という観点から健康状態を確認するところもあります。聞かれた場合はしっかり答えるようにしましょう。本審査を無事に通過した後にローンの申し込みが可能となります。修理業者との契約はローン込みの修理プランだと思いますので、ローンの申し込みが完了した段階ですることをおすすめします。

リフォームローンを借りる時に注意したいこと

ここまでで、リフォームローンを借りるまでの流れを知っていただくことができたかと思います。ステップとしては少ないため、住宅ローンを申請したことがある方にとってはそこまでハードルが高い申請方法ではありません。しかし、リフォームローンを借りる際にはいくつか気を付けるべき点があります。知らずに申請してしまうと、後から後悔してしまったり損をしてしまう原因にもつながります。そのため、ここからは一緒にリフォームローンを借りる時に注意したいことについて確認していきましょう。

ローンについてよく調べる

リフォームローンと一括りにしていますが、実際はローンを出している銀行やローンの種類によって、同じリフォームローンでも内容に違いがあります。その中でも特に注意して見ていただきたいのが、「実質年率」「金利体系」「借入可能額」「審査にかかる期間」の4つです。実質年率とはローンには必ず付いて回るもので、借りた金額に対してかかる利息のことです。実質年率だけで判断はできませんが、1.6%~3.0%の間で定められているのが一般的ですので、借りる金額や返済期間に応じて決めることが大切です。金利体系とは変動金利なのか、固定金利なのかです。借りる時の情勢や経済状況に応じて、総合的な判断が必要です。借入可能額は上限が決められている場合がほとんどですので、大きなローンが発生しそうな場合は対応していないローンもありますので注意が必要です。審査にかかる期間は多くの場合リフォームローンでは最大でも2~3日とされていますが、急ぎの場合などはこの点も事前に確認しておくことが大切です。

直接銀行窓口で確認をする

リフォームローンはインターネットで申請をすることができるものも多いため、インターネットだけでも完結してしまいます。しかし、時間がある方はできれば直接銀行窓口に足を運び、説明をしっかりと受けることをオススメします。もちろん銀行側としてはローンを組んでほしいという気持ちがあるため、いい面をアピールしてローンを契約しようとしてきますが、必ずデメリット面やリスクについても一緒に説明をしてくれます。デメリット面やリスクは、インターネットの案内だけでは意外にも気付けないことが多いため、現在の経済状況と合わせて相談するのがオススメです。特に「どのリフォームローンがいいか分からない」という方は、リフォームが決まっていない段階でも銀行が対応してくれるケースが多いです。自分ひとりで決めてしまうよりは、ローンについて理解している銀行に相談する方がスムーズですので、ローンを組む予定がある方は銀行窓口の利用も検討しましょう。

工事業者の詐欺行為に注意する

リフォームローンは必ずしも申請が通る、とは限りません。経済状況や住宅の状況はさまざまですので、ローン申請が通らないこともあります。そのため、工事を依頼する業者も申請をするまで分からないというのが本音です。それにも関わらず「絶対リフォームローン通るからうちで契約しましょう」などと強引に勧誘してくる業者には、注意が必要です。なかには「申請を代理で行う」などといって申請せず、契約後に自費で工事を負担させたり、相場よりも高い費用を請求して利益を出そうとしてくるような業者までいます。こうした業者はリフォームローンだけではなく、災害時の火災保険などでも同じ手口で近づいてくるため、自ら依頼していない業者が近づいてきて「無料」「絶対」などといった言葉を使った営業トークをしてくる場合は注意が必要です。

◎合わせて読みたい記事!
身近に潜むリフォーム詐欺に注意! リフォームは適切な業者選びが大切!
https://www.elife-home.net/column/reformsagi.html

定期的なメンテナンスで雨漏りを未然に防ごう!

突然の雨漏りにリフォームローンがあるととても助かりますが、リフォームローンは借金と同じで返済する必要があります。また、雨漏りが発生してしまったことにより、余計に修理費用がかかるということも珍しくありません。そのためできれば、雨漏りは未然に防ぎたいものですよね。屋根からの雨漏りは予測できない部分もありますが、プロの業者による定期的なメンテナンスである程度予防することは可能です。最後に、屋根の適切なメンテナンスの時期について解説をしていきますので、是非今後のメンテナンス計画の参考にしてみてくださいね。

メンテナンスは10年に一度がオススメ

屋根のメンテナンスは新築から築20年未満であれば、10年に一度でも問題ないとされています。そのため築浅であれば、そこまで心配し過ぎず10年に一度のメンテナンスを実施しておくのがオススメです。ただし、沿岸部で塩害を受けやすい、降水量が多い地域に住んでいるなど気候の影響を受けやすい地域に住んでいる方は、必要に応じてメンテナンスの頻度をあげてもいいかもしれません。地域ごとに業者もその地域の気候や受けやすい被害について把握しているため、業者にメンテナンス頻度について相談するのもオススメです。

雨漏り履歴がある場合は5年~7年がオススメ

既に雨漏りを経験している住宅では、更に短いスパンの5年~7年程度の間でメンテナンスすることをオススメしています。雨漏りを一度してしまっていると、雨漏り箇所を修理していてもその他の部分が脆くなっていることもあります。そのため、状況に応じてできるだけ短いスパンでメンテナンスを行っておくと安心です。業者によっては継続してメンテナンスを依頼していると、一年に一度などで点検を行ってくれるところもあります。もちろん新築でも心配だという方は年ごとに点検を実施している方もいますので、不安がある方は是非業者に相談してみてくださいね。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。