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屋根修理のDIYを自分でやりたい! DIYに必要な物と方法は?

お役立ちコラム

コロナ渦で自宅にいることも多くなった近年では、DIYが見直され注目を浴びるようになってきました。DIYは鉛筆立てなどの小物から、住宅などのリノベーションのような大きな物まで含まれます。その中で「屋根修理を自分でDIYしてみたい」という方も少なくありません。屋根修理を自分でDIYしたいという方はただ単に楽しいからという理由だけではなく、屋根修理のように費用が高額になるものは自分で修理して安く済ませたいと考えています。本来なら楽しいDIY作業ですが、屋根修理は高所での作業になるため簡単におすすめはできません。しかし危険と分かっていても予想していなかった台風や竜巻などの自然災害などで、業者もなかなか駆けつけられず、やむを得ず自分で屋根修理を行わなければならないということもあり得ます。そんな万が一の時に備えて知識として知っておくのは悪いことではありません。では実際に急に修理をしなければならなくなった場合は一体どのようにしてDIYを行っていけばいいのか、自分で屋根修理のDIYを行う方法についてご紹介していきます。

作業を始める前にやるべきこと

作業を始める前に安全対策をしっかり行いましょう。高所作業に慣れているプロの業者でも屋根から転落することはあります。屋根のような高所からの転落は命の危険につながります。そのためプロの業者でも万が一に備え安全対策をしっかり行った上で作業を行っています。プロの業者が身に着けているような作業着や安全装置を準備できない場合でも、安全を第一に下記でご紹介している物は出来る限り準備するようにして下さい。それでは一緒に作業を始める前にやるべきことを確認していきましょう。

安全に配慮した服を着る

プロの業者のような作業着を持っている方は少ないと思います。しかし現在では作業着専門のお店も多く存在しているため、普段から大掛かりなDIYを行う方であれば作業着を買っておくことをおすすめします。今すぐ修理が必要で買いに行く時間がない、という方は最低でも夏場でも長袖長ズボンを着用するようにしましょう。暑い日でもできる限り長袖長ズボンを着用するようにしましょう。長袖長ズボンは体に傷がつくのを防ぎ、怪我を減らすという意味では大いに意味があります。手元は滑り止めのある軍手、足元は履き慣れた汚れてもいいスニーカーなどにすると動きやすく便利です。また必ずヘルメットの着用はしましょう。どんなにプロの業者でも高所作業では必ずヘルメットをしています。万が一の際にも命を守ることにもつながりますので、もしヘルメットがない場合は高所での作業は大変危険です。

安全帯を身につける

安全帯は万が一の際、高所からの落下を防いでくれる役割があります。そのため厚生労働省からも高さ2mを超える高所での作業時には安全帯をつけるよう指示がされています。落下から命を守るという意味では命綱の方が広く知られているため、安全帯と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。しかし命綱は言葉通り綱一本で落下から身を守るもので、落下の衝撃などで骨折や内臓損傷などの可能性があり単体での使用は推奨されていません。安全帯はいくつか種類がありますが、落下時の衝撃をできるだけ広く身体で支えられるように作られています。そのため落下の恐れがある高所作業がある場合、現場では必ず安全帯が使われます。

参考元:労働安全衛生法令における墜落防止措置と安全帯の使用に係る主な規
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11201000-Roudoukijunkyoku-Soumuka/0000142646.pdf

天候のいい日を選ぶ

台風などで今すぐ修理が必要な状態であっても、室内側からカバーするなどして屋外での作業を行わないようしましょう。プロの業者でも雨の時などはやむを得ず作業を中断するなどして身の安全を守ります。屋根は傾斜がついており濡れることで更に滑りやすい環境になってしまいますので、例えプロの業者であっても大変危険です。安全な環境で作業するために作業日は晴れている日を選ぶようにしましょう。室内側からの雨漏り修理方法については別の記事で解説しておりますので、是非合わせてご覧ください。

作業は2人以上で行う

万が一事故が起きた際でもすぐに対処できるよう、作業は必ず2人以上で行いましょう。一人で作業をして何か問題が起きた場合、すぐに助けが呼べないなどの可能性もあり発見が遅れることも考えられます。そのため慣れていない方が高所作業を行う場合は必ず2人以上で作業を行い、お互いの安全確認をしながら作業を進めるようにしましょう。

自分で屋根修理のDIYをする方法&準備物

身の回りの準備ができたら、さっそく屋根修理のDIYをするために準備をしていきましょう。ここでは屋根の修理の方法別に準備するものも一緒にご紹介していきます。一時的な応急処置の方法のご紹介となりますが準備物はホームセンターで手に入るものばかりです。今必要がなくても念のため持っておくと様々な場面で使うことができます。

小さな破損の応急処置には「コーキング剤」

準備するもの
・はしご(屋根に登るためのもの)
・コーキング剤

修理の方法
屋根の雨漏り場所が明確で、かつ屋根材の小さな破損・亀裂であれば一時的に補修することが可能です。小さな亀裂からでも雨漏りに発展することはよくあるため、気付いた時に補修できると被害の拡大を防ぐこともできます。屋根材のひび割れで修理するために準備するものはコーキング剤のみです。亀裂が入ってしまった部分にコーキング剤を詰め込むだけで完了です。コーキング剤は用途や使用場所に応じて使い分ける必要があり、市販の物だけでも数多くの種類が存在しています。屋根材に適した屋根用のコーキング剤を使うのが一番望ましいです。ホームセンターに行っても種類が多すぎてどれを買ったらいいのか分からない、という場合はホームセンターの売り場スタッフに聞くと説明をしてもらえるので安心です。

大きな破損の応急処置には「ブルーシート」

準備するもの
・はしご(屋根に登るためのもの)
・土のう袋
・ブルーシート
・養成テープもしくは防水テープ

修理の方法
屋根材の大きな破損、損失などはプロの業者でなければきちんと対応することができません。そのため業者が修理を行える日までの時間稼ぎとして、屋根のカバーしたい部分をブルーシートで覆うというのも使える応急処置です。土のう袋は被せたブルーシートが飛ばないようにするために置く重しとして利用します。土のう袋そのものは簡単に風で飛ばされてしまうため、中に砂利などを入れて重さを出して使います。養成テープや防水テープは、ブルーシートが風によってめくれてしまうことを防止するために使用します。木材などをおいてその上から土のう袋を乗せるなどでも可能です。このようにブルーシートで全体を覆うことで広い範囲を一時的にカバーすることができ、業者の到着まで時間を稼ぐことができます。

屋根修理には火災保険が使える可能性がある

屋根の修理は住宅の中でも非常に高額になりやすい工事ですので、もし火災保険が使えたら経済面でも嬉しいですよね。そんな時に是非思い出していただきたいのが「火災保険」です。もちろん火災保険に加入していることが前提となるお話ですが、屋根の修理が発生した理由が自然災害のうち「風災」「雪災」「雹災」である場合、火災保険が適応なる可能性があります。風災は台風、暴風、竜巻などによる屋根の被害が含まれます。雪災は大雪などの重さによる屋根の損壊、雪崩、雪どけ水などによる被害が含まれます。雹災は大粒な雹などによって屋根に損傷を受けた場合に適応になります。加入している火災保険の内容によってカバー範囲が異なる場合もありますが、基本的に「風災」「雪災」「雹災」はほとんどの火災保険がカバーしているため、被害にあったら保険の窓口で確認するようにしましょう。また火災保険は被害が発生してから3年以内の申請が必要となります。よく間違えてしまうのが被害を発見してから3年です。気付かなかったなら仕方ないのではないかと思うかもしれませんが、発生から3年以内と決められていますので注意が必要です。その他申請の手順などは他の記事でご紹介していますので、気になる方は是非確認をしてみてくださいね。

合わせて読みたい記事!
屋根修理で火災保険が使える! 保険を使ってお得に修理するためには?
https://www.elife-home.net/column/kasaihokenn/.html

屋根修理が必要になったら必ずプロの業者に連絡を!

今回の記事では、屋根修理の一時的な応急処置を自分で行う方法についてご紹介してきました。できそうだ、と感じた方もいらっしゃるかもしれませんがやはり高所での作業は個人で対応するには危険が伴います。リスクがあることを踏まえ冷静に判断し、DIYを行う際は十分に準備をした上で行いましょう。ここまで記事を読んだけど自分でやるのはやっぱり怖い、という方は無理に応急処置をしようとせずに業者に連絡をしましょう。仮にすぐに修理ができないとしても応急処置だけ先に行ってくれる業者もいます。また自分でDIYした方でも、ずっとそのまま放置しておくわけにはいきません。応急処置を終えたら速やかに業者に修理の依頼をしましょう。業者に依頼するのが初めてで分からない、という方は下記記事を参考にしてみてくださいね。

合わせて読みたい記事!
屋根修理業者の探し方のコツとは? 優良業者を見分ける方法
https://www.elife-home.net/column/yanegyousya/.html

屋根修理には火災保険が使える可能性があるとご紹介しましたが、その際業者の見積もりが必要となるため、火災保険を検討している方はその旨も業者に伝えると安心です。自然災害は予想できず事前に対処することは難しいですが、屋根が劣化している場合そうでない屋根と比べて被害が広範囲に広がる可能性もあります。そのため現在問題なくても、大きな被害を事前に予防するために定期的に屋根のメンテナンスも必要です。雨漏りが発生してからでは焦ってしまいきちんと検討できないまま工事を依頼して失敗してしまった、なんてことも十分にあり得ます。万が一の際に備え定期的なメンテナンスを行い、大切な住宅を守れるようにしましょう。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。