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室内リフォームで避けたい! やり直しが効かない施工の落とし穴とは?

お役立ちコラム

室内リフォームは、暮らしをより快適にしたり理想の空間を実現したりする大きなチャンスですよね。キッチンを最新設備に変えたり、リビングを広々とした間取りにしたり、老朽化していた建具を一新することで、毎日の生活はぐっと快適になります。しかし一方で、リフォームは大掛かりな工事を伴うことが多いため、後から「こうしておけばよかった」と思っても簡単にはやり直せない部分が少なくありません。内容によっては、計画段階での判断が大きく将来の暮らしに影響することもあります。そこで今回の記事では、室内リフォームで起こりやすい失敗や、やり直しが効かない施工の落とし穴を具体的に解説していきます。さらに、後悔しないための準備や信頼できる業者選びのポイントもご紹介していきますので、これからリフォームを検討されている方は要チェックです。

室内リフォームを計画している時間は、理想の住まいを手に入れるためのワクワクする時間でもありますよね。「リフォームしたら今よりもよくなるに違いない」と思ってリフォームする方がほとんどですので、実際にそんなリフォームで失敗することはイメージしにくいものです。しかし、ちょっとした判断ミスや計画不足で後悔につながることがあることも事実です。失敗例を知っておくことで、リフォーム後に「思ったのと違った」とならずに済みます。そこでここでは、特に起こりやすい失敗のパターンを解説していきますので、一緒に見ていきましょう。

リフォームでは、つい見た目の美しさやトレンドに目が行きがちですよね。施工事例などを見て、多くの方がまずは形から、見栄えから…とイメージを膨らませていきます。しかし、見た目ばかりを意識してしまうあまり、毎日の生活での使いやすさを犠牲してしまったり、考えられていない場合はリフォームの失敗につながることもあります。例えば、海外風のキッチンに憧れて大きなキッチンを入れる代わりに通路をギリギリまで狭くしてしまったり、収納を重視しすぎて動線が不便になったりすると、毎日の家事や生活がストレスに感じてしまうことも多いです。リフォーム直後は見た目の満足感で気が回らなくても、使用していくうちに不便さが目立っていってしまいます。

リフォームは家族全員が日々使う空間を変える作業です。しかし、計画段階で自分の好みだけを優先してしまうと、完成後に家族が不便や不満を感じることがあります。例えば、子どもの勉強スペースや高齢者の動線を考慮せずに間取りを決めると、実際使う子供や高齢の家族が「使いにくい」「好みではない」と感じてしまうこともあります。建具ひとつをとっても、家族の誰かひとりが苦手に感じる柄や色を選んでしまうことで、常にストレスを感じて家の中で生活をしなくてはいけない負担を家族に強いてしまうことにもつながるのです。リフォームを行う際はついお金を出す人、普段その場を多く使う人だけの意見を採用してしまいがちですが、一度家族全員の意見や好みを聞いて優先順位をつけておくことが必要があります。

リフォームで使用する建材や設備は、耐久性や機能性に大きく影響します。リフォームにはどうしても予算がつきものですが、予算にこだわるあまり「安価だから」という理由だけで材料や設備を選んでしまうと、傷みや劣化が早く、一般的な機関よりも短期間で修理や交換が必要になることもあります。また、見た目だけで選んだ水回り設備や床材は、使い心地が悪かったり高価な家具との相性が悪いなどの実際の生活で使いづらいケースもあります。実際に生活するうえでの生活の質を無視した予算計画や、建材・設備の選定は、リフォームを後悔する理由のひとつになりがちです。

リフォームは大きな費用がかかるため、契約内容や保証の有無を確認せずに進めるのは危険です。工事中の追加費用やトラブルへの対応、施工後の補修対応などが契約に明記されていないと、後で予期せぬ負担が発生する可能性があります。例えば施工業者のミスでトラブルが発生したにも関わらず、「リフォーム後の修理は施工業者の過失問わず費用が発生します」と書かれてるような場合、依頼する側に負担が大きい契約になってしまっていることが多いです。また、なかには悪徳業者が手抜き工事をしてそのまま逃げてしまう、といったケースもあるため注意しなければいけません。

一言で「室内リフォームの失敗」といっても、その内容はさまざまです。修理費用も範囲も最小限で直せるようなものもあれば、大きなトラブルにつながる失敗もあります。特に後者は、リフォームの失敗にとどまらず住宅全体の安全性に影響を及ぼす可能性もあるため、軽視できません。では、やり直しがきかないような室内リフォームとは、どのようなリフォームなのでしょうか。リフォームの失敗やそのリスクを知っておくことも大切ですので、ここではやり直しがきかないような大きなトラブルを抱えた室内リフォームの失敗例について解説していきます。

キッチンや浴室、トイレの配管、そして電気配線は壁や床の内部に設置されるため、施工後に配線や電気配線の変更するのは非常に難しいです。例えば、水回りの位置を変更したくなっても、配管の取り回しや床下の工事が必要になり、大規模な工事に発展します。また、電気配線の追加や移設も壁を壊して再施工する必要があり、手間や費用が大きく膨らむのが現実です。さらに、見えない部分での施工ミスは後々発覚することが多く、発見が遅れると水漏れや火災のリスクにもつながる可能性があります。これらの生活に必要な大きな設備が絡む箇所は、リフォーム計画時に特に注意しなければいけません。

間取り変更や耐震補強など、壁や床の構造に関わる施工は、後から修正することが極めて困難です。柱や梁の位置を変える工事は専門的かつ大掛かりで、費用も非常に高額になります。加えて、完成後に「もう少し広くしたい」「動線を変えたい」と思っても簡単に変更できず、生活の不便さや後悔につながることがあります。特に中古住宅でのリフォームや、築年数の経った建物では構造制限が多く、安易に設計変更すると建築違反になってしまったり許可が下りないなどの理由で、施工不可になるケースも少なくありません。当然無理に施工してしまうと、住宅の安全性に関わります。

オーダーメイド家具や造作収納は、部屋の形やサイズに合わせて一から作られるため、施工後に変更するのはほぼ不可能です。特に壁に固定するタイプの収納や、梁や柱に組み込まれた家具は、移動や再加工に多大な費用と時間がかかります。加えて、寸法や使い勝手を誤ると、収納の機能性が十分に活かせず生活上のストレスになることもあります。既製品と違い、作り直しが容易ではないため、設置前に家族全員のライフスタイルや必要な収納量、使い勝手を十分に確認しないまま施工すると、直せない失敗につながることがあるのです。

窓やサッシ、断熱材の施工も、リフォーム後に簡単にやり直せない代表的な箇所です。例えば、窓のサイズや位置を変える場合、外壁の切り取りや防水処理が必要で、施工後の変更はほぼ不可能です。また、断熱材や気密施工を誤ると、冬の寒さや結露、光熱費の増加など、住環境に大きな影響が出ます。壁内結露などが発生している場合は、気付かないうちに住宅を傷めている可能性もあります。見えない部分での施工不備は、完成後にすぐにトラブルに気付けないケースも多く、気付いた時には住宅の内部が傷んでしまっていたなんてことも珍しくありません。

せっかくリフォームをするなら、やっぱり後悔をするような結果に終わらせたくはないものです。失敗例を知っておくことも当然大切ですが、その後にどのように注意するかが、リフォームを成功させるためには必要なことです。そこでここでは、室内リフォームで失敗しないために注意すべきことを、実際の現場で体験してきたプロの目線で解説していきます。リフォームで失敗しないためのプロ目線での注意点をまとめておきますので、リフォームの際はぜひチェックリストとしてご活用ください。

リフォームで重要なのは、家族全員が快適に暮らせる空間を作ることです。デザインや設備の特定の人の好みだけでプランを決めると、完成後に家族から不便さや不満が出ることがあります。例えば、キッチンからリビングへの動線が遠すぎる、収納が足りず物があふれるといった状況です。人間の個性がそれぞれであるように、家族によってリフォームの正解が異なります。そのため、リフォーム前に家族の生活パターンや好みをしっかり確認し、誰がどこで何をするかをイメージしたプラン作りが、失敗を防ぐ第一歩になります。家族全員の好みが違っていたり意見が異なる場合は、全員が納得できる妥協点と絶対に外せないリフォーム内容を照らし合わせて決めていきましょう。この計画を適当に進めてしまうといい結果にはつながりません。時間をかけてでも、家族全員でリフォーム内容を決めていくことが大切です。

リフォームの工事範囲や施工内容を曖昧にしてしまうと、完成後に「ここも直してほしかった」と後悔することがあります。例えば、壁紙の貼り替え範囲や床材の種類、電気コンセントの位置やコンセント口の数など、細かい部分まで打ち合わせしておくことが重要です。事前に図面や工程表を確認し、納得のいく形で施工内容を確定させることで、思わぬ追加費用や手戻り工事を防ぐことができます。リフォーム内容を確定する前に、実際に自分の家で「このキッチンの向きを変えたらどうなるか」「ここにコンセントを追加したら使いやすいのか、あるいは使いにくいのか」など、細かな部分まで生活に落としてイメージを膨らませることが大切です。大掛かりなリフォームの場合は、家具の配置まで考えておくと安心ですよ。

リフォームに使用する建材や設備の性能は、耐久性や使い勝手に直結します。見た目や価格だけで選ぶと、完成後に不便さや不満を感じることがあります。例えば、耐水性の低い床材を浴室周りに使うとすぐに劣化したり、掃除のしにくい素材を選ぶと日々の手間が増えたりと、予算を重視するあまり生活の質が落ちてしまうことも考えられます。耐久性やメンテナンス性、実際の使用感を確認して選ぶことが、長く快適に暮らすためのポイントです。もちろんお金をかければいい、というわけでもありません。予算と照らし合わせつつも、生活の質を落とさないような材料や設備を選ぶことが大切なのです。

リフォーム前の現地確認や測量を怠ると、寸法のズレや施工不可能な箇所が後から発覚することがあります。特に壁や床の傾き、配管・配線の位置、窓やドアのサイズなどは正確に測定する必要があります。事前にしっかり確認することで、設計ミスや施工トラブルを防ぎ、完成後に「予定通りにならなかった」という後悔を避けられます。現場確認はリフォーム成功の基本です。分からないことは業者にアドバイスを求めることも大切ですが、実際の使いやすさや使いやすさの感覚は人それぞれになってしまうので、自分で確認できるところはできる限り自分で確認しておくと安心ですよ。

リフォームでは、見積もりや契約内容を曖昧にしてしまうと、施工後に追加費用やトラブルが発生する可能性があります。例えば、工事範囲の不明瞭さやオプションの有無を確認していないと、思わぬ費用負担につながります。契約書には施工内容、使用材料、工期、保証内容、追加費用の条件などを明確に記載してもらい、納得できるまで質問することが重要です。事前の確認が、安心してリフォームを進める鍵になります。またできれば、保証内容が充実している業者を選ぶようにすると、その場限りのリフォームではなく、リフォーム後も点検をしてもらえたりトラブルに対応してもらいやすくなりますよ。

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