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秋は屋根&外壁メンテナンスのベストシーズン! 同時メンテナンスのメリットも解説!

お役立ちコラム

更新日:2025/08/04

10月に入って、ようやく暑い気温も落ち着いて、秋の気持ちのいい気候を感じることができるようになってきましたね。みなさん今年の夏はいかがでしたか? 台風やゲリラ豪雨が多く、屋根や外壁が汚れてしまった、または修理が必要な個所が出てきてしまったなんて方も多いのではないでしょうか。そんな方にオススメしたいのが、秋の屋根と外壁のメンテナンスです。実は秋は屋根と外壁のメンテナンス工事を行うのにベストシーズンと呼ばれており、業者でも繁忙期と呼ばれる期間になります。では、なぜ秋のメンテナンスが人気なのでしょうか。そこで今回は、屋根や外壁のメンテナンスをしたいと考えている方に向けて、秋が屋根と外壁のメンテナンスのベストシーズンと呼ばれる理由や、よくオススメされている「同時施工」のメリットについても解説していきます。是非参考にしてくださいね。

冒頭で、秋はメンテナンス工事のベストシーズンだとお話をしました。何度か秋頃になるとコラムとして取り上げさせていただいている内容ではありますが、「そもそもメンテナンス工事にベストシーズンや繫忙期があると思わなかった」という方も多いかと思います。そこでここでは、秋が屋根と外壁のメンテナンスに向いているといわれている理由について、詳しく解説をしていきます。

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みなさんもご存じの通り、秋は比較的気候が安定していますよね。台風やゲリラ豪雨など予測できないような悪天候も起きにくいですし、降雪による工事中止なども起きにくい季節です。当然秋であっても雨は降りますが、天気予報から逸れることが少なく、工事のスケジュール管理もしやすいです。屋根や外壁などの屋外で高所作業を伴う工事は、天候の変化を受けやすいため、天候のちょっとした乱れが工事期間に影響を与えてしまいます。そのため秋のように気候が安定していると、依頼主も工事を請け負う側もスケジュール管理がしやすく、工事の計画通りに進めやすくなるため一年を通して予約が増える時期でもあります。

秋は天候だけではなく、メーカーが推奨している工事環境の条件に適しています。特に、屋根や外壁の塗装工事では、秋の気候が工事環境にピッタリです。多くの塗装メーカーは、塗料の品質を安定されるために推奨する環境条件を公表しています。メーカーによってそれぞれ推奨している環境条件が違いますが、まとめると「気温が5℃を超える日」「湿度が85%未満の日」「天候が良好で結露などが発生していない日」の3条件が工事環境として推奨されているケースが多いです。この3条件は、特に秋の気候で満たされることが多く、秋に施工することで塗料の品質を最大限に発揮することができます。

もちろん秋だけではなく、その他の季節でも屋根や外壁のメンテナンス工事をすることは可能です。ただし、秋以外の季節にメンテナンス工事を行う場合は、在宅中の負担がかかってしまう可能性があります。例えば屋根や外壁の囲いで日光が遮られてしまうため冬場は室内が寒くなりやすいですし、換気を行いたくても場所によっては窓が開けられないなんてこともあります。夏だと天候の変化が激しく、突然の悪天候によって工期が延びてしまう可能性が高まります。また酷暑による作業員の安全確保が難しくなるため、作業員もこまめに休憩をとらなければいけないため、思ったよりもスムーズに工事が進められないなんてこともあります。さらにお子さんがいる場合は、春・夏・冬と長期休暇が重なりやすい時期ですので、自宅に親戚を呼べない、バーベキューやプールなどを外に出すことができないなんてことも考えらえます。工事期間中の不便はどうしても仕方のないことではありますが、このように季節によっては自宅で過ごす際のストレスが余計にかかってしまう可能性があるのです。その点秋は、工期も延びにくく自宅でのイベントごとなども少ないシーズンではありますので、比較的工事を依頼しやすい季節となります。

秋は、これから訪れる冬の厳しい気候に備えて家の状態を整えるための絶好のタイミングです。屋根や外壁が老朽化していたり、わずかな隙間やヒビがあったりすると、寒さや雪によって症状が悪化してしまうことがあります。特に寒冷地では、気温が氷点下になると外壁内部に水分が入り込み、凍結・膨張によって外壁材が割れる「凍害」などの深刻なダメージが起こりやすくなります。さらに、冬場は施工環境が悪化しやすく、積雪や凍結により工事の延期や中止を余儀なくされることもあります。そのため、比較的穏やかな気候の中でしっかりとメンテナンスを行える秋は、冬本番に向けての備えとして非常に理にかなった季節です。秋のうちに点検・修繕を行えば、寒さ対策や断熱効果の向上、雨漏り予防にもつながり、安心して冬を迎えることができます。

屋根や外壁の破損や劣化の中には、台風や突風、雹などの自然災害による被害が原因となっているケースも多く見られます。こうした自然災害に起因する損傷は、火災保険の補償対象となることがあるため、修繕前に点検を行っておくことが重要です。特に秋は、夏から初秋にかけての台風シーズンが終わるタイミングであるため、「もしかしたら台風で傷んでいるかも?」という点に気づきやすい時期でもあります。点検の際に破損や劣化が見つかれば、写真や報告書を用意して保険会社に申請することが可能になります。また、冬の雪や冷え込みが本格化する前に修繕を済ませておけば、さらなる被害の拡大を防ぐことにもつながります。火災保険を上手に活用するには、「工事を始める前に申請する」という流れが非常に大切なので、点検と相談を秋のうちに進めておくのがおすすめです。

秋がメンテナンスのベストシーズンと言われる理由を、知っていただくことができたかと思います。ここまで読んでいただいた方のなかにも、秋にメンテナンスを実施しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしせっかくメンテナンス工事をやるのなら、屋根と外壁の同時メンテナンス工事がオススメです。しかし同時メンテナンスがオススメと言われても、なかなかピンときませんよね。「同時メンテナンスなんてお金が余計にかかるだけじゃないの?」と疑問に感じている方も多いかと思います。そこでここでは、屋根と外壁の同時メンテナンスがオススメな理由についても、詳しく解説をしていきます。

屋根や外壁のメンテナンス工事では、高所作業が伴うため必ず足場が必要になります。しかし、この足場、実は結構高いというをご存知でしょうか。足場は施工面積や高さによって金額が変わってきますが、例えば木造二階建ての30坪程度の住宅で仮定すると、外壁一面の足場費用でおおよそ17万円~20万円ほどかかります。屋根と外壁のメンテナンス工事を別々に行う場合、この足場がそれぞれの工事に費用として上乗せられてしまうのです。しかし屋根と外壁のメンテナンス工事を同時に行うことで、足場を使いまわすことができ、足場代はおおよそ1回分程度の費用に収まります。結果として、屋根と外壁の同時メンテナンス工事をすることで、約1回分の足場代を節約できるのです。屋根や外壁の工事は高額ですので、少しでも安くしたいと考えている方には、ぜひオススメしたい節約ポイントです。

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屋根と外壁を別々にメンテナンスすると問題になりやすいのが、それぞれの劣化具合による新しい部材や塗料部分と、元々の部分との不一致です。特に屋根や外壁は施工面積が広いため、新しい部分と古い部分の違いが目立ちやすくなります。しかし、屋根と外壁を同時にメンテナンスしてしまうことで、劣化による外観の不一致を防ぐことができ、外観のイメージを維持することができます。また外観のイメージをガラッと変えたい場合でも、屋根と外壁を同時にするため、デザインのバラつきがなくなり統一感を出すことができます。雨樋や軒天などの付帯部分も含めた工事を行うと、新築のような美しさを引き出したり、イメージを変えやすくなりますよ。

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屋根と外壁のメンテナンス周期は、一般的におおよそ10年〜15年とされています。もちろんこれはあくまで目安であり、実際には使用されている屋根材や外壁材、塗料の種類、建物が受ける日射や風雨の影響、さらには立地環境などによって大きく変わることがあります。たとえば海沿いで塩害を受けやすい地域では劣化が早まりやすく、逆に風雨の少ない地域では多少長持ちするケースもあります。しかし、屋根と外壁を別々にメンテナンスしてしまうと、メンテナンスのスケジュールがバラバラになってしまい、「次はどっちが先だっけ?」「前回いつやったかな?」と、記録や予定の管理が煩雑になります。一方、屋根と外壁を同時に施工しておけば、「10年後にまた一緒に点検・施工すればいい」と、将来的な管理計画が立てやすくなります。これにより、計画的に予算を準備しやすくなり、突発的な出費や工事のタイミングに悩むことが少なくなります。また、同じタイミングで点検・補修を行うことで、建物の状態を包括的にチェックすることができるため、劣化の見逃し防止にもつながります。特に長期的にマイホームに住む予定の方や、将来的なリフォーム資金の計画を立てたい方にとっては、屋根と外壁の同時メンテナンスは非常に効率的で安心感のある選択です。

屋根と外壁を別々の時期にメンテナンスする場合、それぞれに数日から10日程度の工事期間がかかり、合計すると2〜3週間近く足場が組まれた状態が続くことになります。この間、窓が開けづらくなる、洗濯物が外に干せない、騒音や塗料のにおいが気になるといった、生活へのストレスが少なからず発生します。とくに小さなお子さんがいる家庭や在宅勤務をしている方にとっては、このような環境が長く続くのは大きな負担です。屋根と外壁を同時にメンテナンスすることで、これらの工期をひとまとめにできるため、足場の設置も1回で済み、結果として全体の工事期間を短縮できます。たとえば屋根工事7日、外壁工事7日だったものが、同時施工によって10日程度で完了する場合もあります。工期が短くなれば近隣への負担も減り、住まい手自身も精神的にゆとりを持って過ごすことができます。

リフォーム工事を行う際、意外と気になるのが「ご近所への迷惑」ではないでしょうか。足場の組立て・解体時の大きな音、作業車の駐車スペースの確保、塗料のにおい、そして職人の出入りによる生活音の増加など、近隣に住む方々にとっては気になる点が多くあります。屋根と外壁を別々に施工すると、それぞれのタイミングでこれらの迷惑が発生することになり、ご近所の方に二度も配慮しなければならなくなります。しかし、同時に工事を進めることで、これらの迷惑も一度で済ませることができるため、近隣住民への配慮もスマートに行えるのです。特に挨拶回りの手間や、工事の説明なども一度に済む点は、施主にとっても大きなメリットです。住宅密集地ではご近所付き合いが日常の快適さに直結することもあるため、なるべくトラブルの芽は早めに摘んでおきたいものですよね。そんな意味でも、屋根と外壁の同時メンテナンスは近隣配慮において非常に有効な方法と言えます。

屋根と外壁はどちらも風雨や紫外線にさらされ、住まいの中でも特に過酷な環境に置かれる部分です。経年劣化により、塗膜の剥がれ、ヒビ割れ、コケやカビの発生などが起こりやすく、見た目だけでなく防水性や断熱性にも影響を与えます。屋根と外壁を別々のタイミングで点検していると、どうしても見落としや検査漏れが起きやすくなりますが、同時に点検・施工を行うことで、家全体の劣化状況を一括で把握できる点が大きなメリットです。たとえば外壁にできたヒビが、実は屋根からの雨漏りによって発生している場合、屋根だけ見ていても原因に気づけません。同時にメンテナンスすることで、因果関係を見つけやすく、適切な補修につながります。さらに、屋根と外壁にまたがる付帯部(雨樋・破風板・軒天など)もまとめて点検できるため、見逃しなく対応可能です。住宅の寿命を延ばし、大きな修繕費用を未然に防ぐためにも、同時メンテナンスでの総合チェックは非常に価値ある選択肢です。

秋は屋根と外壁のメンテナンスベストシーズンですので、業者の予約も取りにくく、直近で予約を取れないなんてことはよくあります。せっかくならベストシーズンに工事を依頼したい、そう考えている方も多いかと思います。そこで最後に、秋のベストシーズンに屋根と外壁のメンテナンス工事を依頼するためにおこなっておくといいことを解説していきます。工事の依頼を検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

屋根と外壁の工事は高額な費用がかかります。ふたつの工事を同時に行うとなると、100万円以上は確実にかかってきます。そのため、どの業者に依頼するか慎重に検討しなければいけません。特に近年は工事業者を偽った詐欺業者や、手抜き工事をする悪徳業者が増加傾向にあります。こうした業者は破格な見積もりを提示して契約をしようとしてきたり、見積もりが簡易的すぎるといった特徴があります。一社のみの現地調査と相見積もりでは、比較対象がないため詐欺業者や悪徳業者に騙されてしまう可能性が高くなります。そのため、できれば2社以上、余裕があれば3社を目安に現地調査と相見積もりを依頼するようにしましょう。特に現地調査は立ち合いが必要になりますし、そもそも依頼する業者を精査しなければいけないため、ひとつの業者に絞って依頼するまでが実は結構時間がかかります。秋の工事を目指す場合は、夏の期間を利用して現地調査と相見積もりを依頼し、遅くても9月頃には予約日時を検討できるよう準備していきましょう。

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依頼したい業者が決まっている方は、早めの予約をすることが一番です。2~3ヵ月前だと、大体は希望する日時での工事ができますが、業者の規模や休みによっても異なりますので、希望日時がある場合は早めの予約をしておきましょう。2~3ヵ月前でも埋まっていることもありますので、予定が既に分かっている方はもう少し前から予約していても問題ありませんよ。業者に相談して、希望に日時を押さえられるよう早めに動いておきましょう。

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