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急な雨漏りの応急処置は、ブルーシートで! 雨漏りを防ぐためにできることは?

お役立ちコラム

更新日:2023/01/04

台風、ゲリラ豪雨、梅雨・・・日本では四季が存在する分、季節によってさまざまな天候の影響を受けます。その中でも年間を通して多い被害が雨による雨漏り被害です。冬は連続して晴れる日が多く雨による被害が少ないと思われがちですが、雪が降る地域などでは雪解け水による雨漏り被害が発生することもあり、冬だからだと言って油断はできません。また雨漏りが発生した際に業者に連絡しても、同じ地域で天候の影響による雨漏りが多発している場合、なかなかすぐに駆け付けてもらえないといった可能性もあります。そうしている間にも雨漏りはどんどん室内に侵入してきてしまいますので、「とりあえず今起きている雨漏りだけでも、どうにかしたい!」と思われる方も多いかと思います。そんな急な雨漏りに有効なのがブルーシートです。雨漏り修理に関しては原則プロの業者に依頼するようお伝えしておりますが、「どうしても今すぐ対処する必要がある」「業者がすぐに来れない状況で困っている」という方に向けてブルーシートを使った応急処置方法を解説していきますので、試してみてくださいね。

雨漏りの応急処置を行う前に

雨漏りは上から雨が降ってくるため、住宅の中でも比較的高い場所から発生します。そのため雨漏りの応急処置は、脚立や梯子を用いた高所作業になりやすいです。慣れない高所作業では、足を滑らせてしまったり落下してしまったりなど、怪我の危険性が多いです。またブルーシートを使った応急処置方法では屋根の上に登ることもありますので、ちょっとしたアクシデントが命の危険につながることもあります。応急処置の危険を減らすためには、しっかりとした前準備が必要になります。雨漏りをすぐに修理したい気持ちももちろん分かりますが、まずは落ち着いて身の回りの準備を進めましょう。

屋外作業の場合は晴れている日に行う

雨漏りの応急処置を行う場合、特に屋外の場合は動きやすい服装を選ぶようにしましょう。作業は万が一落下した際に少しでも衝撃から身を守るために長袖長ズボン、屋根の上で滑らないよう足元は運動靴などにし、靴紐は念のため靴の内側に入れるなどして踏んで転んでしまうリスクを避けましょう。また頭部は必ずヘルメットを装着するようにしましょう。ヘルメットが手元にない場合は、必ずヘルメットを購入してから行うようにしましょう。落下の際は体の中で一番重い頭から落ちます。頭部の損傷は大きな後遺症につながる危険性もありますので、高所作業の際頭部を守るというのは鉄則です。

動きやすい服装にする

雨漏りの応急処置を行う場合、特に屋外の場合は動きやすい服装を選ぶようにしましょう。作業は万が一落下した際に少しでも衝撃から身を守るために長袖長ズボン、屋根の上で滑らないよう足元は運動靴などにし、靴紐は念のため靴の内側に入れるなどして踏んで転んでしまうリスクを避けましょう。また頭部は必ずヘルメットを装着するようにしましょう。ヘルメットが手元にない場合は、必ずヘルメットを購入してから行うようにしましょう。落下の際は体の中で一番重い頭から落ちます。頭部の損傷は大きな後遺症につながる危険性もありますので、高所作業の際頭部を守るというのは鉄則です。

必ず2名以上で行う

高所作業の場合は落下の危険などトラブルが発生しやすいために、必ず2名以上で作業を行うようにしましょう。2名以上で作業することで、万が一落下や怪我などをしてしまった際に、もうひとりが救急車を呼んだり怪我の手当てを行うことができます。応急処置くらいひとりでできると思われる方もいらっしゃるかと思いますが、安全対策の意味合いもありますので、ひとりでの作業は避けましょう。

ブルーシートを使った応急処置方法

準備が整ったら、いよいよブルーシートを使った雨漏りの応急処置方法について解説をしていきます。またブルーシートの他にも準備するものがありますので、まずは必要なものを揃えましょう。手元にないという方であれば、ホームセンターで入手することができますので探してみてくださいね。時間に余裕があるという方であれば、今はインターネット通販も便利ですのでネット購入をすることも可能です。

準備するもの

▶応急処置に必要になるもの
・軍手
・ブルーシート
・土のう袋
・土のう袋に入れる重し(砂利など)
・リュック
・脚立や梯子

ブルーシートを屋根の上から被せる場合、被せたい場所より少し大きめ程度の大きさになるよう折りたたんだり、切るなどして調整しましょう。ブルーシートがあまりにも大きすぎると、応急処置後に雨が降った場合に本来流れ込まないはずの場所に雨水が流れ込んでしまう、新たな雨漏り原因になるといったリスクがあります。そのため大きさは慎重に合わせるようにしましょう。土のう袋の中の重しは砂利などを敷き詰めることがほとんどです。庭の土を詰めればいいのでは? と思われる方も多いかと思いますが、雨が降った時に土だと袋の隙間から流れ出てしまいますので、砂利を用意しましょう。ホームセンターなどでは砂利も購入することができますので、土のう袋を購入する際に確認しましょう。

屋外からの応急処置

雨水の浸水経路がハッキリ分かっている場合、ブルーシートを屋根の上からかけてしまえば物理的に雨水の侵入を塞ぐことができます。こうした応急処置方法は、台風などによる突風や飛来物により屋根が損壊を受け、見た目にも分かりやすく屋根から浸水していると分かる場合に行う事が多いです。高所作業になりますので無理はせず、慎重に作業を進めましょう。

▶屋外のブルーシートを使った応急処置方法
①土のう袋の中に砂利を入れ、重しを作ります。
②脚立や梯子を使い、安全に十分配慮しながら屋根に登ります。
 片手が土のう袋などで塞がったまま登ると危険ですので、リュックなどを用いて背負うと楽に運べます。
③雨漏りしている箇所にブルーシートを広げ、隅に土のう袋で作った重しを起きます。
 範囲が広い場合は隅以外にも土のう袋を配置し、風で飛ばないようにしっかり固定します。
④屋根に残置物がないか確認し、作業は完了です。

室内からの応急処置

雨漏り箇所の特定が難しい、また現在室内に雨漏りしており今すぐ対処したい、という状況であればまずは室内側から応急処置を行いましょう。雨漏りが広範囲の場合、家具家電を動かすことが望ましいですが、重くて動かせない、物を避難させる場所がないという場合にはブルーシート使うようにしましょう。お手元にある方は是非試してみてみてください。また室内の場合、ブルーシートがなくてもゴミ袋などで代用が可能です。雨漏りから守りたい家具家電をブルーシートで覆うだけで作業は完了です。補助的な使い方ですが、室内の被害を最小限に抑えることができます。またフローリングにブルーシートを敷くことで、雨漏り被害から床材を守ることもできます。フローリングは雨水を放置するとカビてしまうこともありますので、バケツなどで対応しきれない時や広範囲で雨漏りが発生している際はブルーシートを室内でも活用してみてくださいね。

応急処置を終えたらプロの業者へ連絡を!

ここまでの応急処置を終えたら、必ずプロの業者に修理を依頼するようにしましょう。雨漏りは一度起きてしまうと、気付かない間にどんどん進行していってしまいます。問題なく過ごせていると思っていても、見えない部分では木材が腐っていたり、浸水によりカビが発生してしまっていたりと普段の生活や健康を脅かす事態になることもあります。また室内から見たら「小さなシミができる程度の雨漏り」であっても、他の部分では大きな雨漏り被害を起こしていることもあります。「こんな小さな雨漏りで業者を呼んでもいいの?」と不安に感じるかもしれませんが、小さな雨漏りも油断はできません。放置をせず必ず業者に来てもらい、状態を確認してもらうようにしましょう。

応急処置は業者任せでもOK

高所作業が怖い、雨漏りの箇所がよく分からない・・・などの場合も、業者を呼んで対応してもらうようにしましょう。混み合っている場合、業者の到着まで不安な気持ちもあるかと思いますが、命の危険をおかしてまで行わなければならない作業ではありません。室内側からできる限りの応急処置を行いながら、業者の到着を待ちましょう。

ボッタクリには要注意!

一般的に屋根に登る応急処置の場合、1~5万円程度の金額となりますが、悪徳業者に依頼してしまったなどで30万円も請求されてしまったなどというケースは相次いでいます。応急処置の適切な金額を知っているという方は少なく、また住宅の敷地環境や業者によって金額にバラツキがでてしまいます。そのため「こんなものか」と思って払ってしまう、というったことが実際に起きています。業者に依頼する際には必ず金額を聞き、また追加費用が発生しないかをしっかり確認してから契約をするようにしましょう。「騙されてしまった可能性がある」「高額な応急処置の支払いに心当たりがある」という場合には最寄りの消費者センターに連絡をし、対応を仰ぎましょう。

消費者庁HP/被害にあったら
https://www.caa.go.jp/policies/policy/local_cooperation/local_consumer_administration/damage/

雨漏りを防ぐためには、どうすればいい?

雨漏りは一度発生すると、その後がとても大変です。小さな雨漏りでも他に雨漏りが起きていないか、建物の内部にまで浸水していないか、などを確認する必要があります。同時に雨漏りしてしまった箇所の修理も必要になりますし、雨漏りが深刻な場合はとても大きな修理費になってしまいます。今まで普通に暮らしていたのに急に多額のお金をかけて修理しなければならない、となると家計も苦しいですよね。屋根を全て変える葺き替え工事となると、工事期間中は2階部分が使えない、場合によっては仮住まいを探さなければならない・・・など、大変なことになってしまいます。そのため雨漏りはできる限り防ぎたいものですよね。最後に雨漏りを防ぐために必要なことを解説していきます。是非参考にしてみてくださいね。

定期的なメンテナンスを行う

一番オススメなのが、業者による定期的なメンテナンスです。屋根は異常が出るまで分かりにくいため、普段からメンテナンスを行い、雨漏りが発生しそうな場所は予防するなどといった対策が必要です。定期的なメンテナンスを行うことで、予防だけではなく、万が一雨漏りが発生していたとしても早期段階で気付き対処することができます。屋根のメンテナンスは10~15年に一度をオススメしていますが、屋根の状態によってはもっと短いスパンでメンテナンスを行った方がいい例などもありますので、業者にメンテナンスの時期を確認しておくと安心ですよ。

雨漏りが発生していないか確認をする

普段のお掃除中や生活の中で、天井や壁紙などに雨漏りによるシミやカビがないかを確認するようにしましょう。特に気付きにくいのが、押し入れやクローゼットの天井部分などです。気付かないうちにシミになっていた、ということはよくあるケースです。また普段生活していてカビ臭さや、カビによる咳など身体に異変が出ていないか、なども意識的に確認するようにしましょう。風邪を引いているわけでもないのに年中ゴホゴホ咳をしている、という方が病院を受診し、雨漏りなどによるカビでアレルギーを起こしていたということも、実はよくあります。カビは目に見えない分気付きにくいですが、雨漏りと同時に発生することもありますので、気になる症状があるという方は要注意です。その他にも、窓際からの雨漏り、外壁を経由して発生した雨漏り、バルコニーからの雨漏りなど・・・雨漏りの浸水経路は屋根だけではありませんので、お掃除の際などにチェックしておくようにしましょう。

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外壁の劣化を放置するとどうなる? 劣化のサインは自分で分かる?
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まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。