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外壁掃除を自分で実施する方法とは? 業者に依頼すべきケースも解説

お役立ちコラム

更新日:2024/08/15

外壁の汚れは目立つものもあるため、一度付くと気になりますよね。外壁の汚れが気になっているという方の中には、自分で掃除をしてきれいな外壁を取り戻したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし室内と違って、汚れの種類も違うためどのような掃除方法が合うか判断するのは難しいですよね。間違った掃除方法を行うことで外壁を傷めてしまうこともあります。そのため外壁の掃除を自分で行う場合は、しっかりと知識と正しい方法を身に付けて実践することが大切です。本記事では自分で外壁掃除を行いたいと考えている方に向けて、外壁の汚れに関する知識や正しい掃除方法について解説をしていきますので、是非参考にしてみてくださいね。また、場合によっては業者に依頼した方がいいこともありますので、業者に依頼すべきケースについても解説をしていきます。

外壁の汚れにはどんなものがある?

まずは外壁の汚れの種類について知識をつけていきましょう。外壁は外の空気に触れているため、さまざまな要因によって汚れが発生していきます。お住まいの立地環境に影響することもありますし、天候の影響を受けて汚れが発生することも多いです。ここでは、外壁の汚れにはどんなものがあり、なぜ汚れとして外壁に付いてしまうのかについて詳しく解説をしていきます。

雨だれ跡

外壁の防水性能が劣化し始めた時に付きやすい汚れが、雨だれ跡です。雨だれ跡は名前の通り、雨が通った状態に汚れが浮き立ち、外壁の色によっては白っぽくあるいは黒っぽく見えます。雨の中には大気中のホコリやチリが紛れており、蒸発した雨水の後に蓄積されて残っていくことで汚れが目立ちます。雨と一緒に外壁の汚れも落としてくれるセルフクリーニング機能のついた外壁材も多いですが、外壁が劣化している場合はこのセルフクリーニング機能も上手く機能せず、外壁にホコリやチリが蓄積されていることも多いです。その上から雨が降り、どんどん雨だれ跡が濃くなっていきます。

ホコリやチリ

雨だれ跡に影響を及ぼすホコリやチリですが、外壁の表面に凹凸がある、素材がザラザラしているなどの場合は年月の経過と共に外壁にホコリやチリが溜まりやすくなります。特に凹凸のある外壁材においては、雨が降ってもホコリやチリが完全に流れることが難しいです。ホコリやチリの蓄積を放置していると、外壁材によって灰色や黒っぽく色が変化していき、全体的にくすんだ色でぼやけた外観に見えてしまいます。

コケや藻

日当たりが悪く、高温多湿になりやすい環境にある外壁材には、コケや藻が発生することがあります。コケや藻が外壁に付くこと事態はまれですが、住宅密集地などで常に日陰になっている外壁部分などは、コケや藻が生息しやすくなるため注意が必要です。コケや藻は外壁の中央部分というよりも、地面に近い足元部分から発生しやすく、一度発生すると外壁材の性能を大きく損なう可能性があります。また見た目にも印象が強く、清潔感が失われてしまいます。バルコニー内側などにも発生しやすく、バルコニーに発生したコケや藻が外壁にまで伸びてきてしまうこともあります。

カビ

住宅の中では浴室などに発生しやすいカビですが、実は外壁にも発生することがあります。コケや藻と一緒に発生することが多く、カビもまた高温多湿な環境を好んで生息しています。カビにはさまざまなカビがありますが、外壁には黒カビが付くことが多く、一度カビが発生してしまうと深く根を張るため完全に取り除くことが難しい汚れです。

サビ

金属系の外壁材を使用している住宅は、サビ汚れにも注意が必要です。劣化が進んでいる場合は全体的に外壁材がサビてきてしまい、雨漏りなどの原因にもつながります。また貰いサビと行って、自転車の金具部分などを外壁につくようにして放置していると、自転車の金属サビが外壁材にうつりサビが広がって行ってしまったり、外壁に穴をあけてしまうこともあります。

排気による汚れ

住宅の換気扇やダクト付近の外壁は、排気による黒っぽい汚れが付くことがあります。最初は気にならないのですが、生活の中で繰り返し排出される排気が汚れとして外壁材に蓄積されていきます。キッチン付近では油を含んだ排気が行われることも多く、ドロドロした汚れが換気扇周辺だけではなく、その下の外壁にまで流れ出し外観に影響を及ぼします。

外壁掃除を自分で行う方法とは?

外壁の汚れにはさまざまなものがあると知っていただけたかと思います。では、ここからは実際に外壁掃除を自分で行う方法について解説をしていきます。外壁汚れを落とす際に外壁を傷付けないための注意点についても解説をしていきますので、これから掃除を実施したいと考えている方は、まずはこちらをご覧いただいてから行うようにしてみてくださいね。

ホースを使った水洗い

外壁汚れが軽度な雨だれ跡、ホコリやチリ、排気によるものであれば外壁を水洗いして落とすことがオススメです。雨でもいいのではないかと思われる方も多いかと思いますが、雨は直接外壁に当たることは少なく、また内容物に汚れを含むため外壁汚れそのものをきれいにする効果はありません。そのため外壁の水洗いを行う場合は、水栓からホースを用いて引いてきたきれいな水を使うようにしましょう。ホースは先端を潰すことで圧力を変えることができ、潰すほど強い力で外壁の洗浄が可能です。ホースを用いた水洗いは週に1回~月に1回など、外壁の汚れ具合を見ながら定期的に実践するようにしてみてくださいね。

スポンジやブラシを使った擦り洗い

水洗いだけできれいにならなかったという場合は、外壁の清掃にも使える柔らかいスポンジやブラシを使って擦り洗いすることで、蓄積された汚れやくすみを落とすことができます。軽度なコケや藻、汚れがこびりついた雨だれ跡や排気汚れにも効果があります。ただし力強く擦りすぎてしまったり、固すぎるブラシを使うと外壁材を傷めてしまい雨漏りの原因につながるため、注意が必要です。

中性洗剤を使った擦り洗い

水だけではスポンジやブラシを使っても落ちなかったという場合は、中性洗剤を使用した擦り洗いもオススメです。全面的に汚れに効果がありますが、特にカビ汚れに強い効果を発揮します。ただし、カビは根深く繰り返し発生することもあるため、気付いた時にすぐに掃除をしておくようにしましょう。洗剤はそのまま流してしまうと環境汚染にもつながりますので、少量の洗剤で擦り洗いを行った後、可能な限り拭き取りをしてからホースでしっかりと流すようにすると安心です。

家庭用に高圧洗浄機を持っている方は、高圧洗浄機でも外壁の汚れを落とすことができます。ただし自分で高圧洗浄機を使用する場合には、近隣住人への騒音対策や飛び散り防止、高圧洗浄機による雨樋などの部品破損や色ムラに注意して使用しなければなりません。高圧洗浄機は強力な洗浄能力を持つ分、取り扱いに注意しなければいけない部分もあるため、使用する際はしっかりと対策をしたうえで使うようにしましょう。

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外壁掃除を業者に依頼した方がいいケースとは?

外壁の汚れについて知り、正しい掃除方法を覚えることで、自分でも外壁をきれいに保つことができると知っていただけたかと思います。しかし場合によっては、すぐに業者に依頼し対応してもらった方がいいこともあります。知らずに掃除をしてしまうことで、外壁汚れの原因を作ってしまうだけではなく、雨漏りや外壁材の劣化につながることもあります。ここでは外壁掃除を自分で対応するのではなく、業者に依頼した方がいいケースについて詳しく解説をしていきますので、該当する方は業者に連絡をするようにしましょう。

外壁のメンテナンスを15年以上していない

新築依頼外壁に関するメンテナンスを15年以上していないという住宅は、汚れだけではなく全体的な外壁材の劣化が進んでいることが多いです。外壁のメンテナンスは一般的には10~15年に一度必要と言われており、15年を超えると汚れや雨漏りなどのトラブルが発生しやすくなります。外壁材の劣化に伴う汚れの場合、定期的に自分で掃除をしてもどんどん汚れが悪化したり、見えない部分でひび割れ(クラック)などが発生しており雨漏りにつながるケースも珍しくありません。外壁を15年以上メンテナンスしていない場合は、まずは一度業者に外壁の状態を確認してもらいましょう。

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ひび割れやチョーキングなど明らかな劣化症状がある

汚れだけではなく、明らかな外壁の劣化症状がある場合は、既に雨漏りなどが発生している可能性もあるためすぐに業者に連絡をして点検をしてもらいましょう。ひび割れは見た目の通り外壁にひびが入っている状態です。ひびの深さによっては深刻なケースもあります。チョーキングは手で外壁を触ると白い粉が付く現象で、一見汚れの一種にも見えますが外壁材の劣化に伴う現象です。その他雨だれ跡やコケや藻なのど汚れも、外壁の劣化に伴う現象であることも多いですので、判断が難しい場合は業者に点検・メンテナンスを依頼しておくと安心ですよ。

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既に雨漏りが発生している

雨漏りと聞くと、屋根からするものというイメージをお持ちの方も多いかと思います。しかし雨漏りは、外壁やベランダなどから発生することも多く、気付くのに時間がかかることもあります。もし現段階で、雨漏りの症状がある場合は、まずは先に業者に連絡して雨漏りの原因特定と修復を優先しましょう。雨漏りが外壁のひび割れなどから発生している場合は、掃除で水洗いを行うことで更に水が建物内に入り込む可能性があり、大変危険です。外壁からの雨漏りは横からの水に対して起きやすいため、普段の雨よりも自分で掃除をして水洗いしている時の方が建物に水が入り込みやすくなり、既に雨漏りが起きている場合は悪化させてしまうきっかけになるため自己判断は大変危険です。

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高圧洗浄を使わない場合、外壁の汚れが高所にあると、脚立やはしごを使っての高所作業が必要になります。しかし外壁掃除の高所作業を行う場合、外壁掃除で両手が不自由となるため、ちょっとバランスを崩しただけでも転落して大きな怪我につながるリスクがあるのです。外壁掃除の高所作業は、プロの業者であっても危険が伴うため、しっかりと足場を組んだり安全帯を使用して作業を行うものです。装備がなく足元が不安定な状態での高所作業は、非常に危険です。そのため、外壁の汚れが高所にあって高所作業が必要になる場合は、安全を考慮してプロの業者に依頼するようにしましょう。

高圧洗浄機を使う場合でも、例えば近隣住宅が非常に近い場所にあったり、しっかりと養生を行わないと近隣住宅に飛び散りの危険性がある場合は、自分で作業を行わずにプロの業者に任せた方が安心です。高圧洗浄機は強い水圧で汚れを取り除くため、水圧で剥がれ落ちた汚れが近隣住宅に飛び散り、壁や住宅敷地を汚してしまうといったトラブルはよく起きています。また万が一近隣住宅の住宅設備などを壊してしまった場合は、損害賠償を請求される可能性もあるため、金銭面でのリスクも伴います。近隣住宅が近い場合は無理に自分で対処しようとせず、プロの業者を呼びましょう。

初めて業者に外壁洗浄を依頼するという方も多いかと思います。今は外壁洗浄を専門で行うような業者も多いため、選択肢が広く、どの業者に依頼すればいいか悩んでしまいますよね。そこでここでは、外壁洗浄を業者に依頼する際に、業者選びでぜひ見ていただきたいポイントについて解説をしていきます。外壁洗浄を検討されている方は、参考にしてみてくださいね。

外壁の汚れは、外壁の劣化や性能低下によって引き起こされいることも多く、この場合は外壁洗浄だけではなく適切なメンテナンス工事も必要となります。外壁洗浄とメンテナンス工事をばらばらに頼むのは、業者探しも大変になりますし、コスト面でもお得とは言えません。そのため、外壁の劣化の可能性も考えて最初から外壁修理全般を行える業者に依頼するようにしましょう。

業者が外壁洗浄を行う際、近隣への騒音などの迷惑を考え、工事に入る前に挨拶回りに行きます。その際に、業者の対応が悪いと、工事期間中に協力が得られなかったり悪い印象を相手に与えてしまうことになりかねません。また業者とのやり取りで、自分も業者を信用できないなど対応に不満がでてしまい、業者に安心して洗浄を任せることができなくなってしまいます。高圧的だったり、連絡や報告が遅い業者は、対応がいい業者とは言えません。人間と人間ですので相性もありますが、近隣住人に対してもしっかりと丁寧に対応できる業者かどうかを確認しておくことは大切です。

近年は住宅工事に関する詐欺が増えているため、業者に依頼する際には、まずは「頼みたい業者がきちんとした業者か?」を調べる必要があります。業者を調べる際には、インターネットを利用するのがオススメです。今はどの業者も公式ホームページを持っているため、まずは公式ホームページを確認して、住所や電話番号、代表者氏名を確認しましょう。住所や電話番号などの基本的な情報がない業者は、都合の悪い時に連絡が来ないように意図的に連絡先を記載していない悪徳業者の可能性があるため、そうした業者は避けると安心です。

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まとめ

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