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外壁のメンテナンスを済ませて台風シーズンを乗り切ろう!

お役立ちコラム

9月に入り、いよいよ本格的な台風シーズンとなりましたね。みなさん台風対策はもうお済でしょうか? 地域によっては台風が何回も通過する、いつも暴風豪雨地域に入ってしまうなんてところもあるかと思います。台風通過後には「屋根が飛ばされてしまった」「雨漏りをするようになってしまった」「外壁が破損した」という相談内容の電話が後を絶ちません。対策をしても防げない被害がある一方で、しっかりと事前に対策をしておけば防げる被害があるのも現実です。特に外壁に関してはメンテナンスを行っておけば台風による被害を最小限に抑えることができる部分でもあります。今回はそんな台風による外壁への被害の内容と、被害を防ぐためのメンテナンスについて解説をしていきます。

台風による外壁への被害

台風の通過後の映像などを見ると屋根が吹き飛ばされてしまった住宅などが目に留まりやすいため、屋根に台風によってどんな被害が及ぶかイメージはつきやすいものです。一方で台風によって外壁にどんな被害がでるかを想像しにくい方は多いかと思います。実際に屋根は対策したけれど外壁は考えていなかったという方もいらっしゃいます。台風に備えるためにはまずはどんな被害があるのかを知っておくのも大切です。ここでは台風による外壁の被害について解説していきます。

飛来物による外壁の破損

事前のメンテナンスで防ぐことが難しいもので一番多いのが飛来物による破損です。最大風速が17m/s以上のものを台風と定義しますが、20m/sほどに達すると転倒する人がいるくらいの強い風になります。強い台風になると木造住宅を倒壊させてしまうものまであり、命の危険を感じるほどの強い風が吹きます。その時々によって台風の強さは様々ですが小さな台風でも木や石、他の住宅の屋根材などの飛来物による破損は十分に起こり得ます。

外壁部材の落下

台風の突風などにより外壁が衝撃を受け、外壁の一部が落下してしまうことがあります。新築の住宅にも起こる可能性はありますが、経年劣化して外壁が弱っている住宅の方がこういった被害は起きやすい傾向にあります。雨漏り被害や経年劣化によって外壁部材がふくれてしまっていたり、クラックと呼ばれるひび割れを放置している住宅は通常の住宅よりも衝撃を受けやすく、外壁性能が落ちていることにより更に被害を受けやすいため注意が必要です。

外壁からの雨漏り

外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、どんなに性能のいい外壁材を使用していたとしても必ず月日と共に劣化していきます。外壁の劣化にともない外壁にチョーキングやクラック、カビやコケなどの経年劣化の症状が出てしまっている場合、外壁の性能が落ちてしまっていることにより雨漏り被害を受けることがあります。雨漏りは住んでいる人に自覚症状がなくても見えない場所で進行してしまっていることもあり、放置すると建物の倒壊を招く恐れもある恐ろしい被害です。台風の際は雨の勢いも強く暴風をともなう場合が多く、今まで気付かなかった被害が浮き彫りなることもあります。

台風による外壁の被害を最小限にするためには?

防げないものもあるとお話をしましたが、外壁のメンテナンスを定期的に行うことで外壁の性能を上げ、起こる可能性のある被害を最小限に防ぐことはできます。外壁のメンテナンスは10年に1度必要とされており、この数字はあくまでも目安ではありますが、10年間何もなくても時期がきたら点検を行うことをおすすめします。また10年に達していなくても外壁の劣化が見られる場合は、メンテナンスを依頼すると安心して過ごせます。自己判断で「ただの汚れだろう」「今まで何もなかったから大丈夫」と放置してしまうと、知らない間にもろくなってしまっていた外壁が台風などの強烈な悪天候にさらされて、突然大規模な修理が必要になってしまうなんてことも十分考えられます。外壁の劣化はぱっと見て問題ないようでも外壁内部では今すぐに修理が必要な状況だったということもあります。以下記事で外壁の劣化サインについてまとめていますので、是非参考にしてみてくださいね。

◎合わせて読みたい記事!
外壁の劣化を放置するとどうなる? 劣化のサインは自分で分かる?
https://www.elife-home.net/column/rekka/.html

メンテナンスは屋根と同時期がおすすめ

外壁のメンテナンスを考える時には一緒に屋根のメンテナンスも検討することをおすすめします。外壁や屋根のメンテナンスは高所作業をともなうため、ほとんどの場合足場が必要になります。この足場ですが一般的な木造戸建て住宅でも一度の費用で20万円以上かかることが多く、外壁と屋根を別々にメンテナンスするとその分足場代もかさんでしまいます。そのためメンテナンスをお得に済ませるためには、外壁と屋根のメンテナンスを一度に行うと足場代が一回分で済むためおすすめです。

台風前に済ませておきたいメンテナンス内容は?

実際にメンテナンスを行うにしても、何をやればいいの? と思われる方も多いかと思います。外壁のメンテナンスはさまざまな種類があり、何を目的として何をするかでメンテナンス予算も変わってきます。今回は台風に備えたメンテナンスという点で検討していただいた方がいい工事内容について解説をしていきます。基本的には「台風に備えてメンテナンスを行いたい」と伝えれば業者はそれに合った見積もりを出してくれますが、自分でも知っておいた方が見積もりを精査する上ではとても役立ちます。

外壁塗装

外壁塗装と聞くと「見栄えをよくするために行うもの」「外観のイメージを変えるために行うもの」と思われる方が多いのですが、実は外壁塗装には外観美を演出する以外にもきちんとした役割があります。外壁塗装は外壁の性能を守る働きがあり、主に雨風や紫外線などによる外壁の劣化を遅らせる目的があります。そのため外観の美しさ以外に外壁を守る役割があるのです。当然ながら塗装部分も劣化をしていきますので、塗装部分の劣化のみであればメンテナンスによって上から新しい塗装を行うことで外壁の性能を向上させ雨漏り被害を防ぐことができます。

コーキング剤での目地補填

外壁は近くで見ると外壁と外壁のつなぎ目である目地があることが確認できるかと思います。外観美的にはこの目地がない方がいいのになと思ったことがある方もいらっしゃると思います。しかし外壁の目地にはきちんとした役割があります。目地は外壁を車や地震などの振動や、温度や湿度の変化による膨張と収縮によるひび割れの発生を防ぐ目的であえて使われているのです。一方でこの目地はゴム状のため劣化しやすく定期的にコーキング剤で補填する必要があります。目地の部分は意外と見落とされがちですが劣化した部分を放置してしまうと、劣化した部分から雨水が侵入してしまったり、外壁へのクッション材の役割が失われクラックの発生に繋がる恐れがあるため注意が必要です。

クラックの修理

外壁のクラックは軽度の物であれば今すぐ急いで修理する必要はないものの、外壁の劣化サインのひとつですので注意が必要です。クラックが深ければ深いほど雨漏りのリスクは高まり、また害虫が室内側に入り込んでしまう可能性もあるため放置するのは大変危険です。クラックが構造部分に入っていることもあり、様子見で問題ないクラックなのか自己判断が難しい場合は業者に確認しにきてもらうのも一つの手です。外壁のクラックについては以下の記事で詳しく解説をしておりますので、もっと詳しく知りたいという方は是非下記リンクよりご覧ください。

◎合わせて読みたい記事!
外壁にクラックが発生する原因とは? 見つけた場合どうすればいい?
https://www.elife-home.net/column/crack-2/.html

外壁のメンテナンスはどんな業者に依頼すればいい?

外壁のメンテナンスを初めて依頼するとなった時に、一番最初に悩むのが「どの業者に依頼するべきか」ですよね。今ではさまざまな業者がインターネットを駆使して広告を出している時代ですので、インターネット検索をしてもたくさん業者が出てきて「多すぎて選べない」「どの業者も同じに見えてしまう」なんて方もいらっしゃるかと思います。そんな中で抜きん出て破格な業者があればその業者に依頼してしまおうとしてしまうかもしれませんが、このような時こそ注意が必要です。外壁や屋根などの高額になりやすい工事ほど悪徳業者が消費者を騙そうと目を付けている可能性が高く、広告を使って破格で消費者を引き付けておいて後から不当な高額請求をするという被害の報告が後を絶ちません。またこういった被害はインターネットをよく知り一見耐性がありそうな若者世代でも騙されてしまっているのが現状で、度々被害があったと報告をされています。そのため情報を鵜呑みにせず、またインターネットに慣れている方でも過信をせずに以来の前には細心の注意が必要です。悪徳業者に騙されないためには、
・破格の広告に注意をする
・工事の内容を事前に確認する
・見積もりの内容を確認する
などの対策が必要です。外壁や屋根などの高額になりやすいメンテナンス時には焦って依頼することがないように、被害が起きる前から計画を行い複数社から見積もりを受け取り精査し、冷静に判断することで詐欺被害から身を守ることができます。台風が多い9月のこの季節、今からでも遅くはありません。被害が大きくなる前に今一度メンテナンスについて考え万が一に備えましょう。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。