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【東京版】外壁塗装の助成金を受け取るための条件とは? 手順&注意点を徹底解説!

お役立ちコラム

更新日:2023/12/29

住宅のリフォームや修繕は、一定の条件を満たすことで最大20万円の助成金を受け取ることができます。外壁塗装は一般的な30坪の住宅で100万円前後の予算となるため、20万円分の助成金がもらえるとなれば経済的な負担も軽減できますよね。しかし、条件を満たしていても段取りを間違えてしまうことで、助成金がおりないといったトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。また助成金は地域によっても違いがあるため、お住まいの地域の自治体に確認する必要がある項目でもあります。今回はそんな外壁塗装の助成金について、東京の地域に限定して受け取るための条件や注意点について詳しく解説をしていきます。東京にお住まいの方で外壁塗装を検討している方は、是非本記事をご活用ください。

外壁塗装の助成金対象エリアか確認する方法とは?

東京都といっても、区や町村でそれぞれ自治体が存在しています。自治体により予算や助成金は異なるため、まずはお住まいの地域が外壁塗装の助成金を政策として実施しているのか知る必要があります。残念ながら対象ではないエリアでは、外壁塗装の助成金を受け取ることができません。地域密着型の業者などであれば、自治体の助成金について把握していることも多いですが、失敗をしないためには依頼する側としても予め助成金の実施の有無を調べておく必要があります。ここでは、外壁塗装の助成金が対象かどうかの確認方法について解説をしていきます。

支援制度検索サイトで調べる

お住まいの自治体にどんな助成金があるかを調べる際、地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイトを利用することで簡単に情報を得ることができます。毎年更新されているため、今年度の情報を手軽に得ることができます。一般社団法人住宅リフォーム推進協議会が運営するサイトで、消費者向け情報なども掲載されているサイトです。助成金にもさまざまな種類が存在するため、入力の際にさまざまな条件で指定して確認してみるのもオススメですよ。

◎参考サイト
地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和5年度版)
https://www.j-reform.com/reform-support/

自治体のホームページを確認する

各区や町村には、公式のホームページサイトが用意されています。各区や町村によってホームページの構造は違うものの、助成金に関する情報は必ず載せられています。そのため助成金の項目を選び、確認することで、自治体がどんな助成金の制作を実施しているのかや、外壁塗装にまつわる助成金実施の有無を確認することが可能です。

直接自治体に問い合わせる

自治体の助成金を担当している課に、直接電話や出向いて確認をするという方法もあります。助成金の流れや仕組みについて詳しく知りたいという方は、直接出向いて確認をすることで、担当者に質問をしたりパンフレットなどで確認をしながら説明を受けることができるため、理解を深めることができます。助成金を検討されている方は、今まで実施されてきた助成金の内容を知っておくことも大切ですので、助成金について知りたいという方は是非自治体に問い合わせをして確認するようにしましょう。ただし突然行っても待ち時間が発生する、あるいは当日中に対応ができないなどの可能性も考えられますので、事前に自治体に電話で確認をして予約をしておくとスムーズです。

東京で外壁塗装の助成金を受け取るための条件とは?

お住まいの自治体が、外壁塗装の助成金を助成している場合、受け取れるものは受け取りたいものですよね。しかし、該当エリアに住んでいるからと言って、助成金は全員が受け取れるものでもありません。各自治体には予算があり、助成金はその予算から割り振られるものですので、ある程度条件が指定されその条件をクリアしていないと貰えないものとなっています。助成金の条件は各自治体で全て同じとは限りませんが、ここでは東京都で一般的に設けられている助成金の条件に付いて詳しく解説していきます。

申請期間に該当していること

助成金は年度によって予算が異なることも多く、年度を区切りとして募集している自治体が多いです。時期としても4月募集開始、もしくは上半期・下半期の2部制の期間指定での募集が多いため、助成金の受付期間に合わせて申請書類などを揃えておく必要があります。自治体が募集している期間であっても、外壁塗装含むリフォーム関係の人気のある助成金は、枠が埋まり次第募集終了となることも珍しくありません。申請方法などによっては一定基準を満たせば早い者勝ち、という自治体も多いです。そのため遅くても募集開始1ヵ月前には準備を開始するようにしましょう。

自治体指定の業者に依頼すること

東京都の多くの自治体では、業者を指定している、あるいはお住まいの自治体内に事務所を持っている業者に限定していることが多いです。外壁の点検などで定期的に依頼している業者がいる場合であっても、自治体が業者の指定をしている場合は、自治体の指定する業者の中から依頼をしなければいけません。業者選びをする前に自治体に業者の指定についても、再度確認しておくと安心ですよ。

税金に滞納がないこと

助成金を利用する際の条件として、税金を滞りなく納めているかという部分は大切な条件です。過去に滞納歴がある方などは、その他の条件がクリアできていても申請が通らないことがあります。助成金は誰でも無料でもらえるお金ではなく、必要な人に届くように用意されている支援金です。そのため、納税をきちんと行っているかどうかは、自治体としても助成金を出すかどうかの重要な審査ポイントとなるのです。

指定の材料を使用していること

助成金の内容によって異なることもありますが、一般的に外壁塗装の助成金を受ける際には、自治体が指定している材料を使って工事をしていることが必要になります。特に指定としてあがる材料で多いのが、「遮熱塗料」と「断熱塗料」です。性能が高い塗料として分類されるこの2つの塗料は、省エネリフォーム補助金を受け取る際に必要な指定項目となります。省エネを目指したリフォームをした際に受け取ることができる助成金で、外壁塗装の場合はこの2つの塗料(自治体によって異なる)を使用した場合に限り施工にかかる一部費用を助成金や補助金として受け取れることができます。

東京で外壁塗装の助成金を受け取るまでの手順とは?

助成金を受け取るには、きちんと手順を踏んで申請を進めていく必要があります。助成金の申請そのものは難しい作業ではありませんが、業者に依頼しなければ完成しない書類などもあるため、ある程度余裕を持って進めつつ、申請の手順をしっかりと把握しておくことが大切です。そのためここでは、東京で一般的に行われている外壁塗装の助成金を受け取るまでの手順をご紹介していきます。

必要書類を確認・入手する

同じ東京都内でも、自治体により申請書類が変わります。同じ自治体の申請書類でも、年度によって書類内容が変わることも珍しくありません。そのため必ずお住まいの自治体の最新版の申請書類を確認し、入手しておく必要があります。間違った形式での申請書類は受け取ってもらえず、書類作成をし直さなければならないなどの手間になるため、事前に確認して入手しておくことが大切です。

指定業者から見積もりを受け取る

自治体に業者の指定があれば、指定の業者に見積もりを依頼しましょう。業者には助成金を利用したい旨を、見積もりの前に伝えておくことが大切です。自治体により助成金を利用するための条件は違いますが、塗料の指定などがあれば指定に沿わなければいけません。塗料の提案・選定などは専門的な部分となるため業者が行ってくれますが、事前に伝えておくことで現場調査から見積もりまでスムーズに終えることができます。

申請に必要な書類を作成し提出する

業者からの見積もりを貰ったうえで、助成金の申請に必要な書類を作成し、自治体に提出しましょう。必要書類の中には本人が確認できる書類の他に、登記事項証明書や納税証明書が必要になるケースが多いため、早めに必要な書類を揃えておくようにしましょう。

自治体の審査を待つ

書類を全て揃えて提出したら、自治体の審査を待ちます。条件を全てクリアしていても「必ず助成金を受け取れる」というわけではありません。そのため、助成金だけを頼りにした外壁塗装の計画は危険です。審査通過できない場合の計画も立てておくようにしましょう。審査が完了し助成金を受け取ることができるとなれば、金額が記載された通知書が郵送されますので、それまでは待つ必要があります。

業者と契約し外壁塗装の施工に入る

助成金が受け取ることができることが分かったら、自治体に見積もりを出した業者との契約を交わし、着工という流れになります。この際に違う業者と契約をしてしまうと、助成金がもらえなくなるため、必ず申請した業者との契約が必要となります。

自治体に実績報告書の提出をして助成金を受け取る

外壁塗装の工事が完了したら、自治体に「実績報告書」と呼ばれる外壁塗装の工事の報告書を提出します。提出の目的としては、申請した際の工事内容と相違がないか確認するためです。また実績報告書と一緒に施工後の写真や、請求書も送る必要があるため、業者に作成してもらうようにしましょう。多くの業者では実績報告書や施工後の写真、請求書を用意してくれますが、契約前に業者に対応が可能か確認しておくと安心ですよ。実績報告書を提出後、自治体が確認をして問題がなければ、申請時に指定した口座に助成金が振り込まれて一連の流れが完了となります。

東京で外壁塗装の助成金を申請する際の注意点とは?

申請書類を準備する手間はあるものの、助成金申請の流れはそこまで複雑ではありません。しかし、助成金関係のトラブルはとても多く、度々自治体や消費者センターなどからも注意喚起が出されています。最後に、東京都でも実際に起きている助成金に関するトラブルの例をあげながら、外壁塗装の助成金を申請する際の注意点について解説していきます。

詐欺の可能性も視野に入れる必要がある

いざという時に役立つ助成金ですが、実は一部悪徳業者が詐欺の手口として使うケースが報告されています。助成金は無料で誰でも使えるものではなく、条件に一致したうえで自治体が認めた場合に限り、施工費用の一部を自治体に負担してもらえる制度です。しかし悪徳業者は「工事費用は助成金で無料になる」などと言って近づき、申請もしていないうちに工事契約をさせようとしてきます。通常であれば助成金の通知が来てから業者とは契約を行いますが、こうした流れを把握していない消費者もいるため、悪徳業者に勧められるがまま工事の契約をしてしまったという方も多いです。工事の契約後は、もちろん無料で工事をすることができないため、工事契約の解約金を取られてしまったり、不当に高額な費用で工事費用を請求されてしまうと言ったトラブルも実際に起きています。そのため、無料などと言って近づいてくる業者には注意が必要です。

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見積もりは2~3社に依頼して検討する

自治体が指定している業者を使うとしても、外壁塗装は高額な費用になるため2~3社に相見積もりを取ったうえで検討する必要があります。また業者それぞれの強みや得意分野もあるため、どんな外壁塗装を行いたいかに合わせて業者選定することも大切です。相見積もりは現地調査の時間もかかり負担になってしまう一面もありますが、業者と実際に会うことでそれぞれの業者の対応や雰囲気、見積もり内容を比べることができるため消費者にとってもメリットがあります。余裕を持って依頼することで相見積もりも時間がある時に行うことができますので、相見積もりをすることも視野に入れて外壁塗装工事の計画を立てていきましょう。

◎合わせて読みたい記事!
外壁塗装の相見積もりはなぜ必要?初めての依頼でもこれで安心!
https://www.elife-home.net/column/aimitsumori.html

自治体の担当者は固定する

助成金を申請するにあたって、できれば自治体の担当者は同じ人にお願いするようにしましょう。そうすることで、申請中にトラブルがあったとしても流れの前後が分かる固定の担当者がいることで、スムーズに申請を進めることができます。

まとめ

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