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屋根・壁の断熱材リフォームのメリットとは? 費用相場や工事内容も解説!

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更新日:2023/12/29

暖冬と呼ばれる今年の冬ですが、12月中旬に差し掛かり、ぐんと寒い日が増えてきましたね。そんな時に気になるのが、住宅の「冷え」ではないでしょうか。住宅の冷えは単に外気の気温の低下だけではなく、断熱材が原因で発生している冷えの場合もあります。断熱材は基本的には新築時に施工されるものですが、住んでいるうちに「住宅が寒い」「もっと暖房費を削減したい」「シロアリ被害や雨漏り被害で断熱材が腐食している」などの場合に、リフォーム工事として断熱材を新たに施工する工事を実施するケースもあります。本記事では住宅の暖房効率や断熱材にお悩みの方に向けて、断熱材リフォームのメリットや、実際に工事をする際の費用相場、工事内容なども踏まえて詳しく解説をしていきます。

屋根・壁の断熱材をリフォームするメリットとは?

住宅を快適に保つためには、断熱材の存在は欠かせません。特に断熱材の施工面積が大きな屋根や壁の断熱材は、断熱材の質や量などによって、室内の過ごしやすさに大きな影響を与えます。そのため、今住宅の冷えや暖房費にお悩みの方にとっては、断熱材のリフォームによりさまざまなメリットを得ることができるようになります。ここでは、屋根や壁の断熱材をリフォームするとどんなメリットが得ることができるのか、具体的に解説していきます。

保温効果が高まる

断熱材は、室内から外部への熱の移動を抑制する役割を果たします。これにより、冷暖房の熱が外部に逃げにくくなり、屋内がより暖かく保たれます。そのため断熱材をリフォームして断熱効率をあげることで、室内の暖気が逃げにくくなり、冬の寒い日でも室内で快適に過ごすことができます。

一年中過ごしやすくなる

断熱材と聞くと「冬暖かく過ごすためのもの」とイメージされる方も多いですが、実は断熱材を適切な量で施工することで、その他の季節も快適に過ごすことができるようになります。例えば夏は暑く、断熱材がかえって逆効果のようにも感じますが、断熱材は空気の層を作って室内の温度を保とうとするため、夏であれば冷房の冷気を逃さないよう働いてくれます。そのため、冬だけではなく夏は涼しく、その他の季節も断熱材を増やしたりリフォームすることで室内が快適になります。

冷暖房費用を抑えることができる

断熱材をリフォームすることで、これまでよりも室内の気温を保ちやすくすることができるため、結果として冷暖房費用が安くなることがあります。冒頭でも触れましたが、断熱材のリフォームの際に「冷暖房費用を抑えたい」という理由で施工を決める方もいらっしゃいます。

屋根・壁の断熱材のリフォームってどんな工事をするの?

屋根や壁の断熱材をリフォームすることで、さまざまなメリットを得ることができると知っていただけたのではないでしょうか。今住宅の冷えや冷暖房費用でお悩みの方は、リフォームすることで解決することもできそうですね。では、実際に屋根と壁の断熱材のリフォームでは、どのようなことを行うのでしょうか。ここでは、断熱材のリフォーム内容について詳しく解説をしていきます。

外断熱工法

外断熱工法は、建物の外側に断熱材を取り付ける工法です。建物の外壁に断熱材を設置することで、建物全体の断熱性能を向上させ、エネルギーの効率的な利用を図ります。工事中は、室内の影響を受けないため、工事中の騒音・足場の設置などによる日光の遮断などの不便は生じますが、日常生活を送ることができます。ただし室外には新設した断熱材の厚み分、3~6cm程度出っ張ることが予想されます。隣地や敷地に余裕があれば問題はありませんが、住宅密集地での狭小地などでは隣人トラブルに発展するケースもあるため、実施には十分な検討が必要です。

内断熱工法

内断熱工法は、建物の内部に断熱材を設置する工法です。柱と既存の壁の間には隙間があるため、この隙間を利用して断熱材を埋め込んでいきます。足場の費用もかからず、また外断熱工法よりも比較的安価な断熱材で施工可能となっているため、全体的なコストを抑えることができます。ただし、工事を行うためにはクロスをはがさなければならず、工事中の部屋で生活するのは難しいため、他の部屋で過ごすか一時的に住宅以外の場所で過ごす必要性が出てきます。

付加断熱工法

付加断熱工法は、外断熱工法と内断熱工法の両方を組み合わせて行う断熱材のリフォーム工事です。熱損失を減らすことで、木造住宅で断熱性能を向上させたい時に採用されます。不可断熱工法を実施することで、新築同等の断熱効果が得られるとも言われています。ただし壁部分が厚くなるため、室内面積が狭まるデメリットや、他の断熱材のリフォームと比べて高額になりやすいといった一面があります。

断熱塗装

住宅の状況などにより断熱材の使用してのリフォームが難しい場合、屋根や外壁に断熱効果の高い塗料を塗る方法もあります。屋根と外壁の補修も同時にできるほか、見た目がきれいになるため外観をきれいにしながら断熱効果を高めたいという方にオススメの工事です。

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屋根・壁の断熱材のリフォームの費用相場は?

屋根や壁の断熱リフォームには、さまざまな工法があるということを知っていただけたのではないでしょうか。得ることのできるメリットも知ったうえで、リフォーム工事を実施したいと考えている方も多いかと思いますが、やはり気になるのが工事にかかる費用ですよね。断熱材のリフォーム工事では、使用する断熱材や施工面積によって金額に差が出るため、住宅によって見積金額に差は出てきます。そのためここでは、一般的な広さの住宅で行った場合の断熱材のリフォーム工事の費用相場について解説をしていきます。

屋根の断熱リフォームの費用相場

屋根の断熱リフォームには、大きく分けると「屋根材そのものを断熱性能にいいものに交換するリフォーム」と、「屋根の内側から断熱材を充填するリフォーム」の2種類あります。屋根材そのものを変える場合、屋根の大掛かりな工事となるため、使用する屋根材にもよりますが100万~200万程度が相場です。内側から断熱材を補填するリフォームでは、20万~50万円程度が費用相場となります。

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屋根・壁の断熱材のリフォームは同時施工がオススメ!

屋根や壁の断熱材のリフォームは、高い効果が得られる一方で、高額な工事になりやすいです。工事実施には、しっかりとした計画を立てることがなにより大切です。また、屋根や壁の断熱材を入れたから終わり、というわけではありません。断熱材は雨漏りやシロアリなどの害虫被害に遭いやすい部分ですので、工事後のアフターフォローも必要です。そのため、住宅の断熱材リフォームは行いたい箇所を一度に行ってしまうのがオススメです。特に屋根や壁は、雨漏りや劣化点検でも同時に行うことが推奨されていますので、是非この機会に検討してみてくださいね。

同時施工は経済面でもお得

「屋根と壁を同時にやったらお金がかかってしまう」と思われる方も多いかもしれません。しかし長期的な目線で見ると、屋根と壁の同時施工を行うことで、足場代や出張費用などが一回で済むため、トータルで見るとお得になります。今後のメンテナンスでも、時期を合わせて行うことができるというメリット面もあります。

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点検の実施は年に一度がオススメ

屋根と壁の点検タイミングについては、年に一度が推奨されています。例え新築住宅であっても、台風などの影響で屋根材や外壁が影響を受ける可能性もありますし、放置することで建物や断熱材がダメージを受けてしまうことは珍しいことではありません。そのため、屋根や壁の断熱材のリフォームをされた後も、全ての点検の意味を兼ねて年に一度は業者に点検を依頼しましょう。

まとめ

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