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何回修理しても雨漏りが直らない! 繰り返す雨漏りはなにが原因?

お役立ちコラム

明けましておめでとうございます。2023年もどうぞよろしくお願いいたします。新年最初のお役立ちコラムは、何回も繰り返す雨漏りの原因についてです。「もう何回も雨漏り修理をしている」「修理しても違う場所から雨漏りしてしまう」そんなお悩みはございませんか? 雨漏りをせっかく修理しても、何回も繰り返してしまう場合は、さまざまな原因が考えられます。冬は全体的な降水量が少ないものの雪が降る地域では、雨の時と同様雪解け水による雨漏り被害が発生することがあります。「いつものあの業者に来てもらう」と考えている方、もしかすると繰り返す雨漏りは業者選びによって発生しているかもしれません。修理をしても繰り返す雨漏りの原因について解説をしていきますので、お悩み中の方は是非最後までご覧ください。

修理しても直らない雨漏りの原因は?

千葉県Y様

修理しても直らない雨漏りには、きちんと原因があります。修理で対応できる程度の雨漏りであれば修理をした後に繰り返すということはありませんが、これから紹介する原因に当てはまってしまっている場合、修理をしても雨漏りが繰り返してしまうことがあります。では修理をしても直らない雨漏りには、一体どんな原因があるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

雨漏りの侵入経路を正確に特定できていない

雨漏りは屋根からするもの、というなんとなく皆さんがお持ちの共通の認識があるかと思います。そのため雨漏りが発生した場合に「屋根から雨が入り込んでいる」と思ってしまう方は多いです。しかし実際には、屋根だけではなく外壁のクラック(ヒビ割れ)が原因の場合もありますし、バルコニーや屋上の防水性能が低下してしまうことによる雨漏りの場合もあります。室内に近い所ですと窓枠から雨水が入り込んでしまうことがあります。そのため雨漏りの侵入経路の特定は意外にも難しく、複雑な雨漏りの場合は雨漏りの原因や侵入経路の特定がプロの業者でも時間がかかってしまうことがあります。経験が未熟であったり、しっかりとした事前調査が行われていない場合、この雨漏りの侵入経路を正確に特定できておらず、修理をした後でも修理した以外の場所から雨漏りしてしまうといったことがあります。

施工不良によるもの

雨漏りの修理は業者の経験や腕に左右されることがあります。施工不良によって修理した部分から雨が染み出してしまう・・・ということもあります。きちんとした業者であれば本来はないはずの失敗ですが、選んだ業者によっては手抜き工事をされてしまう、必要な工程を踏んでいないというケースもありますので、業者選びの段階から慎重になる必要があります。

建物の老朽化が進んでいる

適切な修理ができていたとしても、経年劣化によって全体的に雨漏りがしやすくなってしまっている、防水性能が弱ってきてしまっている場合があります。屋根や外壁、窓枠など全ての部材で経年劣化は起こり、適切な時期に新しいものに変える必要があります。屋根や外壁となると費用が高額になりやすく、ずっと修理してなんとか生活している、という方もいらっしゃいますが、雨漏りが増えてきた場合、新しくすることも検討しましょう。

雨漏りを放置すると、なにが起きる?

「雨が降った時にポタポタと一部分から雨水が染み出すだけで、生活する分には問題ないから放置している」というご家庭は意外にも多いです。修理費用が捻出できないから、今現在特に不便がないから、時間がとれないから・・・放置してしまっている原因はさまざまですが、雨漏りの放置は大変危険です。雨漏りは「大したことない」と感じていても、見えない部分でとても深刻な被害に発展してしまっているケースもあります。では一体雨漏りを放置すると、どんなことが起きるのでしょうか? 一緒に見ていきましょう。

雨漏り被害が拡大する

室内から見るといつも同じ場所からで、「またいつもの場所から雨漏りしている」「バケツでも置いておけばいいか」と済ませてしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。またいつも同じ場所からしか雨漏りをしていない場合、雨漏りが広がっていないと思われてしまいがちです。しかし、雨漏りは見えない屋根裏や壁の中で徐々に範囲が広がっていってしまっていることが多く、いつもと同じだと思っていても実はかなり深刻な雨漏りに発展していたということもあります。

カビの発生につながる

カビは、湿度が高くジメジメとした場所を好みます。建物の内側は太陽なども当たらず、雨漏りが発生してしまうと、その場所がカビが生活しやすいジメジメとした環境になってしまいます。カビは人間の目に見えないほど小さな胞子と呼ばれるものを空気中に放出して繁殖範囲を広げていき、広範囲に広がりやすいという性質がありますが、一度カビが発生してしまうと根絶が難しく非常に厄介です。また人間が吸い込んでしまうことにより、アレルギーを引き起こしてしまうことがあります。具体的には咳が止まらないなどの症状が出ることが多く、特にお子様やご高齢のご家族がいらっしゃるご家庭では注意が必要です。

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害虫の発生につながる

ジメジメした場所は、カビだけではなく害虫の原因につながることもあります。特にコバエや蚊などはジメジメとした場所を好むため、室外でも注意が必要な害虫です。その他に外壁などのクラックから害虫が入り込んでしまい、シロアリの被害につながることもありますし、ネズミや小動物などが巣にしてしまうこともあります。

シミや雨だれ跡になる

室内に雨漏りが達してしまった場合、室内のクロスや天井部分が雨漏りの後にシミになってしまいます。雨水のシミなら目立たないのではないか? と思われる方も多いですが、雨漏りのシミはほとんどがシミだと判別できるレベルで見た目に影響が出てしまいます。また外壁の防水性能が劣化してしまっている場合、外壁に雨水の通った後に出てしまう黒い雨だれ跡が発生してしまうなど、外観美を損なってしまい建物が実際の築年数よりも古く見えてしまうことがあります。

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構造に関わる重大な被害につながる

雨漏りが発生した場所によっては、時に住んでいる人にとって危険が及ぶ可能性があります。建物を支えるために重要な働きをしている柱や梁、床材などが雨漏り被害によって腐ってしまう可能性もあります。特に木材の部分は雨漏りの影響を受けやすく、踏み込んだ際に床が抜けてしまったり、柱が腐り危険な状態になっていることがあります。実際に倉庫の屋根が雨漏りを放置してしまったことにより崩れてしまう実例などもあり、最悪の場合は命にも関わります。そのため雨漏りは甘く見て放置するのは、大変危険です。

雨漏り修理を依頼する際の注意点とは?

雨漏りを何回も修理しているのに直らない、という方は適切な処理ができていない部分があり、上記で紹介したような危険な状態に陥っている可能性もあります。そのため雨漏りを修理する際は、しっかりと業者を見極め、何回も修理を繰り返すといったことがないようにしましょう。最後に雨漏り修理を依頼する際の注意点を解説していきます。これから依頼したいと考えている方以外にも、いつもと同じ業者に頼んでいるけれど修理を繰り返しているという方は是非参考にしてみてくださいね。

広告に表示された金額だけで判断しない

ポスティングされていた広告や、インターネット検索の際に出てくる広告の破格な金額を見て依頼してしまう、という方は要注意です。特に他の企業と比べて抜きん出て安い場合、悪徳業者の広告であることもあります。もちろん中には企業努力をして価格を下げてサービスを提供しているという業者もたくさんいますが、悪徳業者は破格の広告で消費者を集め、契約後に追加費用を請求してくるといった手口を使うことが多く、騙されてしまう方や圧に押されて契約してしまうといった方が多いです。そのため広告の金額だけで判断してしまうのは大変危険です。

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雨漏りの修理実績が豊富な業者を選ぶ

雨漏りはその家によって状態、侵入経路がさまざまで、職人の経験も大切になってきます。何度も雨漏りを繰り返している、という方は雨漏りに特化した業者を選んだり、経験豊富な業者を選ぶようにし、業者を変えてみるというのもオススメです。業者の作業実績は、実際に問い合わせて確認するのもいいですし、業者のホームページやSNSなどに掲載されていることもあります。急いでいる時はなるべく無駄を省いてすぐに業者に連絡したい、と思ってしまうものですが業者選びに失敗すると修理の回数が増えてしまうこともありますので、業者の腕をしっかりと見極めるようにしましょう。

2~3社から相見積もりをとる

雨漏り修理の相場がどのくらいか、などはその住宅が採用している資材や雨漏りの規模によるところがあり、他の住宅と比べるのは非常に難しいです。そのため自分の住宅の場合の相場を知るためには、複数社から相見積もりをとることが効果的です。相見積もりをとることで相場以外にも、その業者の強みや業者同士の金額差を確認することができます。「相見積もりを依頼するのは業者に申し訳ない」と思われる方も多いかと思いますが、金額が大きくなるほど相見積もりは必然で、業者側としても相見積もりはよくあることです。特に見積・初回出張費無料です、と宣伝している業者であれば依頼もしやすく出費にもならないため、そういった業者のサービスを上手く利用して見積もりをとり、精査するようにしましょう。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。