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屋根修理の工程と日程を知りたい! メンテナンス時期についても解説!

お役立ちコラム

9月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ油断ならない台風のニュースに不安を感じていらっしゃる方もいらっしゃると思います。屋根の修理をしたいけど次また台風がくるかも、また大雨や暴風にさらされるかも…と、なかなか工事の依頼に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。工事のスケジュール感覚が分からないと先が読めず、修理を依頼するタイミングも失ってしまいますよね。しかし屋根修理の工程や日程を知っておくことで、ある程度工事の見通しがつき天気予報と照らし合わせて工事を依頼することもできるようになります。また今すぐ修理が必要ない状況でも、早めにメンテナンスの予定を考えておくことで焦らずに修理費の準備や業者の手配ができるため安心ですよ。今回はそんな屋根修理の依頼やメンテナンスの計画をスムーズにできるよう、工程や日程の解説をしていきます。

屋根修理にはどんなものがある?

雨漏りの中には部分的な補修で済む軽度なものから屋根の葺き替えが必要になる広範囲の工事があります。部分的な補修であれば屋根の亀裂などを修理する「コーキング」、部分的に破損した「屋根材の交換」「雨樋の交換」がよく行われている工事内容です。広範囲の工事であれば「屋根の板金工事」、「屋根の葺き替え」、「屋根の塗装」などが多い工事内容となっております。その他細かい部材の交換など工事内容を細分化していけばその他にも多くの工事がありますが、今回は雨漏り修理や予防の際によく行われる屋根修理の工事と日程についての解説を行っていきます。屋根や形状、大きさなどにより一概には言えませんが一般的な作業工程と日程だと思っていただければ問題ありません。ただし一点だけ注意点があります。これらの工事を行うにはまずは「どこから雨漏りが起きているのか」「どこが壊れているのか」などの原因と場所の特定を確実に行う必要があり、原因の特定は工事を行う前に事前調査としてまた別に行わなければなりません。

合わせて読みたい記事!
雨漏り修理の費用相場はどのくらい? 工事別修理費と応急処置の方法
https://www.elife-home.net/column/amamori-2/.html

雨漏りの事前調査にはさまざまな方法があります。「一体どんなことをするの?」という方はこちらの記事で解説をしておりますので、雨漏り修理をする前に必要なこととして是非参考にご覧ください。

部分的な屋根修理

先ほど少し触れましたが、初めに部分的な屋根修理の工程と日程について一緒に確認していきましょう。中にはDIYで行うという方もいらっしゃいますが、以下で解説している内容はプロの業者に頼んだ場合の一般的な工程と日数になっております。また部分的な屋根修理の補修では足場は脚立を使うことがほとんどですが、屋根の高さや周辺の状況によっては足場を設置しなければならない場合もあります。

コーキング

作業の流れ
・足場の設置
・清掃などの下地処理
・コーキング補填
・水漏れが解決しているか最終確認

作業時間:数時間~半日程度

コーキングは小さな亀裂などの隙間を埋めるために行う作業です。釘が浮いている場合などにもコーキングを使用することがあります。以前にも同じ箇所にコーキングで補修している場合には先に古くなったコーキング剤を取り除く作業が発生しますが、数時間から半日程度で完了します。

屋根材の交換

作業の流れ
・足場の設置
・掃除などの下地処理
・屋根材の交換
・水漏れが解決しているか最終確認

作業日数:数時間~半日程度

屋根材の交換は、屋根の被害が部分的でかつ小規模であればさすぐに作業が終わります。しかし屋根の下の下地などに影響が及んでしまっている場合は、上記の工程プラス下地補修などが入るため、日程が伸びることも考えられます。ぱっと見では屋根材のみの破損に見えても下地が傷んでいるなどの場合は部分的な交換では解決しないこともあります。

雨樋の交換

作業の流れ
・足場の設置
・壊れたの雨樋の撤去
・新しい雨樋の設置
・雨樋がきちんと機能しているか最終確認

作業日数:数時間~半日程度

雨樋は経年劣化や飛来物などにより破損してしまうことがあります。部分的な破損であれば対象箇所の雨樋を新しくすればいいだけですので、大掛かりな工事になることはありません。しかし全般的な雨樋の交換が必要な場合はしっかりとした足場を組む必要があり、作業日数が伸びる可能性があるということも頭に入れておきましょう。

広範囲に及ぶ屋根修理工事

千葉県Y様

台風の被害などで多いのが屋根が吹き飛ばされてしまった、突風によりめくれ上がってしまったなどです。対象部分に屋根材を新しく付け加えればいいだけのように思えますが、広範囲に広がってしまった屋根の被害は同時に下地部分に雨漏りなどのダメージを受けていることも多く、部分的な修理ではなく全体的に修理が必要になってきます。広範囲に及ぶ工事の場合は、部分的な修理と違って日数が長くなることが多く、騒音の発生も有り得ますので業者による近隣への挨拶まわりも必要になってきます。また部分的な修理よりも期間が長くなるため、天気にも注意する必要があります。雨天時には作業員の危険回避のためや、作業工程で雨を避けなければならないなどといったことも多く、雨が降ると途中で中断しなくてはならないこともあります。依頼する際には梅雨などの時期を避け、天気予報などもチェックしておくと修理途中で作業中断しなければならないなどといったことを防げます。

板金工事

作業の流れ
・足場の設置
・壊れた板金の撤去
・掃除などの下地処理
・新しい板金の設置
・問題がないか最終確認
・足場や廃材の撤去

作業日数:1~2日程度

屋根によって形状が違うため、板金工事の場合はその場で板金を加工しながら作業を進めていきます。狭小地や法規制が厳しいなどの場合屋根の形状が複雑のこともあり、トータルの板金の加工時間に差が出るものの一般的な戸建て住宅であれば2日みておけば問題ありません。また新しい板金を固定していくために釘やビス打ちなども行うため、多少の騒音も出ます。

屋根の葺き替え工事

作業の流れ
・足場の設置
・既存の屋根材の撤去
・下地調整
・野地板、防水シートの設置
・新しい屋根材の設置
・最終確認
・足場や廃材の撤去

作業日数:2週間程度

屋根の葺き替え工事は屋根の工事の中で一番大きい工事で、屋根の全てを交換するというイメージです。そのため作業日数も多くかかります。また平屋建てだと屋根葺き替え工事の場合は工事中は自宅に住むことは難しいため、工事中どこに仮住まいをするのかも計画しておく必要があります。2階建てなどであれば1階部分で通常通り生活することは可能ですが、2階は使用することはできません。

屋根の塗装

作業の流れ
・足場の設置
・養生
・高圧洗浄もしくは水洗い
・下地調整
・下塗り、中塗り、上塗り
・最終確認
・足場撤去

作業日程:1週間前後

屋根の塗装では三段階に分かれた塗装の過程があり、それぞれしっかり決められた時間を乾燥させる必要があります。そういった点では屋根の塗装も天候の影響に左右されやすい工事です。梅雨の時期などを避けて工事を依頼するのがベストです。

屋根のメンテナンスは計画的に!

大規模な工事となると長い工事期間になるということを知っていただけたかと思います。自然災害など予測できない急な工事になることもありますが、屋根や雨樋は劣化が進んでいれば進んでいるほど自然災害の影響を受けやすくなっています。そのため計画的にメンテナンスを行い、できる限り被害を最小限にとどめることが大切です。屋根のメンテナンス時期は一般的な戸建て住宅で10年に1度と言われていますが、雨漏りなどが発生している際はどんなに小さな雨漏りでもすぐに業者に相談するようにしましょう。雨漏りは目に見えている部分だけではなく、目に見えていない建物の内部にも被害を出す可能性があるものです。普段の掃除の際にも天井や壁にシミができていないか、などを確認しておくようにしましょう。

合わせて読みたい記事!
屋根修理業者の探し方のコツとは? 優良業者を見分ける方法
https://www.elife-home.net/column/yanegyousya/.html

上記の記事では屋根修理業者の探し方について解説しています。初めての依頼を検討しているという方は工事内容や日程以外にも、業者選びが大切になってきます。時間に余裕があれば業者選びも焦らずに行うことができ、万が一の際も安心です。これから屋根修理業者を探すという方は、探し方など是非参考にしてみてくださいね。

まとめ

イーライフでは経験豊富なアドバイザーが、専門的なこともわかりやすくご説明します。パックプランをご用意しているので、追加料金が発生する心配もありません。もし他社の見積もりがあればご持参ください。当社との見積もりの見比べやご相談にも対応可能ですので、是非お気軽にご連絡ください。