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屋根修理の工程と日程を知りたい! メンテナンス時期についても解説!

お役立ちコラム

更新日:2023/09/15

9月も終わりに近づいてきましたが、まだまだ油断ならない台風のニュースに不安を感じていらっしゃる方もいらっしゃると思います。屋根の修理をしたいけど次また台風がくるかも、また大雨や暴風にさらされるかも…と、なかなか工事の依頼に踏み切れない方もいるのではないでしょうか。工事のスケジュール感覚が分からないと先が読めず、修理を依頼するタイミングも失ってしまいますよね。しかし屋根修理の工程や日程を知っておくことで、ある程度工事の見通しがつき天気予報と照らし合わせて工事を依頼することもできるようになります。また今すぐ修理が必要ない状況でも、早めにメンテナンスの予定を考えておくことで焦らずに修理費の準備や業者の手配ができるため安心ですよ。今回はそんな屋根修理の依頼やメンテナンスの計画をスムーズにできるよう、工程や日程の解説をしていきます。

屋根修理を行う前に知っておくべきこととは?

屋根の修理には、大規模なものから少しの修正で完了するようなものまで含まれます。それぞれの修理内容については、この後詳しく解説をしていきますが、屋根修理を行う前には屋根修理の内容だけではなく修理を行うまでの過程をしっかり知っておく必要があります。ここでは、特に初めて屋根修理を依頼するという方にむけて、屋根修理までの流れを解説しながら、知っておくべきことについてお話をしていきます。

業者と日程調整

まずは屋根修理を行うプロの業者に連絡をし、現地調査の日にちを決めていきます。今は一括見積もりサイトなどで、業者を簡単に見繕ってくれるサイトもありますし、インターネット検索にお住まいの地域を入力することで対応してくれる業者を探し出すことも可能です。そのため自分に合った方法で業者を探し、依頼したいと思った業者に連絡するようにしましょう。ただし屋根修理は高額になりやすい修理ですので、自分で依頼される際には最低でも2社に連絡をとり現地調査に来てもらうと、その後の見積もりや業者の対応などの比較検討がしやすくなります。

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業者による現地調査

業者と日程を合わせて、現地調査を行います。多くの場合は屋根に登り、実際に職人が目で見て屋根の状況を確認します。業者によっては写真撮影を行ってくれる業者もいるため、現状の確認をしたいという方は写真を業者にお願いするのもオススメです。現地調査は基本立ち合いが必要になり、時間は1~2時間ほどで完了することが多いです。軽度な修理であれば、業者が事前確認を取った上でこのタイミングで修理してしまうこともあります。

見積もりの提出

現地調査が完了したら、その日中が後日数日以内に正式な見積もりを業者からもらうことができます。業者や時期によっては、材料費などが違うこともあるため、工事を決断する時期と業者についてはよく比較検討する必要があります。

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業者と契約

見積もりを検討した上で屋根修理を依頼したい業者を決めたら、次は正式に業者との契約になります。工事には不測の事態や追加費用が発生する可能性もあるため、そうしたリスクについても契約前によく確認をしておくと安心です。またこれから行う工事について、不明点があれば必ず業者に説明を求め、不安材料や疑問をなくして契約を行うようにしましょう。

部分的な屋根修理

先ほど少し触れましたが、初めに部分的な屋根修理の工程と日程について一緒に確認していきましょう。中にはDIYで行うという方もいらっしゃいますが、以下で解説している内容はプロの業者に頼んだ場合の一般的な工程と日数になっております。また部分的な屋根修理の補修では足場は脚立を使うことがほとんどですが、屋根の高さや周辺の状況によっては足場を設置しなければならない場合もあります。

コーキング

作業の流れ
・足場の設置
・清掃などの下地処理
・コーキング補填
・水漏れが解決しているか最終確認

作業時間:数時間~半日程度

コーキングは小さな亀裂などの隙間を埋めるために行う作業です。釘が浮いている場合などにもコーキングを使用することがあります。以前にも同じ箇所にコーキングで補修している場合には先に古くなったコーキング剤を取り除く作業が発生しますが、数時間から半日程度で完了します。

屋根材の交換

作業の流れ
・足場の設置
・掃除などの下地処理
・屋根材の交換
・水漏れが解決しているか最終確認

作業日数:数時間~半日程度

屋根材の交換は、屋根の被害が部分的でかつ小規模であればさすぐに作業が終わります。しかし屋根の下の下地などに影響が及んでしまっている場合は、上記の工程プラス下地補修などが入るため、日程が伸びることも考えられます。ぱっと見では屋根材のみの破損に見えても下地が傷んでいるなどの場合は部分的な交換では解決しないこともあります。

雨樋の交換

作業の流れ
・足場の設置
・壊れたの雨樋の撤去
・新しい雨樋の設置
・雨樋がきちんと機能しているか最終確認

作業日数:数時間~半日程度

雨樋は経年劣化や飛来物などにより破損してしまうことがあります。部分的な破損であれば対象箇所の雨樋を新しくすればいいだけですので、大掛かりな工事になることはありません。しかし全般的な雨樋の交換が必要な場合はしっかりとした足場を組む必要があり、作業日数が伸びる可能性があるということも頭に入れておきましょう。

広範囲に及ぶ屋根修理工事

千葉県Y様

台風の被害などで多いのが屋根が吹き飛ばされてしまった、突風によりめくれ上がってしまったなどです。対象部分に屋根材を新しく付け加えればいいだけのように思えますが、広範囲に広がってしまった屋根の被害は同時に下地部分に雨漏りなどのダメージを受けていることも多く、部分的な修理ではなく全体的に修理が必要になってきます。広範囲に及ぶ工事の場合は、部分的な修理と違って日数が長くなることが多く、騒音の発生も有り得ますので業者による近隣への挨拶まわりも必要になってきます。また部分的な修理よりも期間が長くなるため、天気にも注意する必要があります。雨天時には作業員の危険回避のためや、作業工程で雨を避けなければならないなどといったことも多く、雨が降ると途中で中断しなくてはならないこともあります。依頼する際には梅雨などの時期を避け、天気予報などもチェックしておくと修理途中で作業中断しなければならないなどといったことを防げます。

板金工事

作業の流れ
・足場の設置
・壊れた板金の撤去
・掃除などの下地処理
・新しい板金の設置
・問題がないか最終確認
・足場や廃材の撤去

作業日数:1~2日程度

屋根によって形状が違うため、板金工事の場合はその場で板金を加工しながら作業を進めていきます。狭小地や法規制が厳しいなどの場合屋根の形状が複雑のこともあり、トータルの板金の加工時間に差が出るものの一般的な戸建て住宅であれば2日みておけば問題ありません。また新しい板金を固定していくために釘やビス打ちなども行うため、多少の騒音も出ます。

屋根の葺き替え工事

作業の流れ
・足場の設置
・既存の屋根材の撤去
・下地調整
・野地板、防水シートの設置
・新しい屋根材の設置
・最終確認
・足場や廃材の撤去

作業日数:2週間程度

屋根の葺き替え工事は屋根の工事の中で一番大きい工事で、屋根の全てを交換するというイメージです。そのため作業日数も多くかかります。また平屋建てだと屋根葺き替え工事の場合は工事中は自宅に住むことは難しいため、工事中どこに仮住まいをするのかも計画しておく必要があります。2階建てなどであれば1階部分で通常通り生活することは可能ですが、2階は使用することはできません。

屋根の塗装

作業の流れ
・足場の設置
・養生
・高圧洗浄もしくは水洗い
・下地調整
・下塗り、中塗り、上塗り
・最終確認
・足場撤去

作業日程:1週間前後

屋根の塗装では三段階に分かれた塗装の過程があり、それぞれしっかり決められた時間を乾燥させる必要があります。そういった点では屋根の塗装も天候の影響に左右されやすい工事です。梅雨の時期などを避けて工事を依頼するのがベストです。

屋根のメンテナンスは計画的に!

屋根修理の流れや日程について解説をしてきましたが、工事の規模が大きくなるにつれて出費だけではなく時間的拘束も発生します。また雨漏りなどで突然発生してしまったトラブルの場合は、直近のスケジュール調整などをしなければならず、思うように修理をいらいできないなんてケースも実際は多いです。雨漏りトラブルは放置することで更に症状が悪化し、被害が拡大していくおそれがあります。こうした不測の事態を防ぐために、普段から屋根に関する定期的なメンテナンスは大切です。

メンテナンスは10年に一度

一般的に、屋根のメンテナンスは10~15年に一度必要とされています。そのため10年に一度を目安にメンテナンスを行っていくことで、劣化による雨漏りのリスクなどを下げることができます。ただし10~15年に一度という目安は、あくまで新築や築浅の物件に設けられている目安であって、築年数が20年以上経過している住宅では注意が必要です。築年数や使っている屋根材の種類によって必要なメンテナンスの頻度や、必要な工事は変わってきます。そのため業者と相談しながら、適切なタイミングでメンテナンスを行っていくことが、住宅の寿命を長く保つためにも必要です。

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既に雨漏りを起こしている住宅は要注意

屋根のメンテナンスは10年を目安にとお話をしましたが、実はこの数字は雨漏りを起こしたことがない住宅の基準となります。既に雨漏りを経験している住宅では、状況に応じて5年~7年の短期スパンでメンテナンスを行っていくことが必要です。既に雨漏りをしていると、屋根以外の部分で雨漏りの影響を受けた部分が劣化してしまっていたり、害虫や害獣が侵入し被害にあいやすくなります。またカビが発生していたり、構造部の腐敗が生じていたりと、屋根以外の部分にもさまざまなリスクがあります。そのため一度雨漏りを起こしてしまった住宅は、そうではない住宅と比べて慎重にメンテナンスを行っていく必要があります。

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まとめ

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