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天井のシミや臭いの原因を知りたい! 屋根裏に害獣が潜んでいる可能性も!

お役立ちコラム

天井のシミにお悩みの方で実際に屋根裏を見てみると、原因は雨漏りではなく害獣の糞尿だった。というケースは実はとても多いです。また近年は害獣が森だけではなく都心部にも餌を探して迷い込んでしまうことから、都心部などでもこうした害獣被害は増加傾向にあります。害獣と呼ばれる野生生物には、動物園で人気のあるアライグマなど見た目の可愛いものも多く、「かわいらしいからいいか」と放置してしまう方もいらっしゃいます。しかし害獣による被害は、建物や私たちの健康に重大な影響を与えることが分かっています。今回はそんな害獣について、具体的にどのような被害が起きてしまうのか、また害獣を予防する方法について詳しく解説をしていきます。

害獣による天井のシミや臭いを放置するとどうなるの?

害獣が屋根裏に住み着いてしまっている場合、住んでいる人もある程度足音などで害獣の存在を判断することができます。そのため、天井のシミについて心当たりがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。雨漏りでないのなら放置しても問題ないだろう、と思われる方もいらっしゃいますが、害獣による天井のシミは、放置することでさまざまな二次被害が発生する可能性があります。ここではそんな害獣による天井のシミについて、放置してしまうと具体的にどのような二次被害が発生するのかを解説していきます。

天井裏の衛生面が悪くなる

天井裏に住み着く害獣として広く知られているのはネズミですが、冒頭でも触れたようにアライグマやハクビシン、イタチなどのネズミよりも身体が大きな動物も住み着くことが知られています。天井裏は空間として利用している方もいらっしゃいますが、多くの方は足を踏み入れない場所です。そのため身体が大きな害獣や群れで行動するネズミなどの害獣が住み着き、手入れのされていない状態が長く続くことで、糞尿や食べカスなどが蓄積されていき、衛生面が悪くなります。また天井裏は換気機能が悪くジメジメしやすい環境でもあるため、カビが発生しやすくなります。

人間の健康被害が発生する

天井の衛生面が悪くなり、カビが発生することがあるとお話をしましたが、カビそのものが人間にとっても悪影響になります。カビはアレルゲンのひとつであり、人間が吸い込むことでアレルギー症状を引き起こしてしまったり、喘息や肺炎の原因になることがあります。カビは胞子と呼ばれる目に見えないほど小さな物質を飛ばすため、カビが発生してしまっていても気付かずに胞子を吸い込んでしまうことはよくあるケースです。小さなお子さんや高齢者、喘息などの持病を持っている方が家族にいる場合は特に注意が必要です。

天井が抜け落ちるリスクがある

害獣による糞尿は、天井に不衛生なシミを付けるだけではなく、天井部分を腐敗させてしまう原因にもなります。また糞尿を長い期間に渡って放置することで、部分的に天井が落ちてしまう可能性があります。天井が抜けた部分は、長年放置された糞尿が溜まっている部分でもあるため、落ちた後の掃除なども大変になります。下に人がいる状況で害獣と一緒に天井が抜けるなどのトラブルが重なった場合は、人間が怪我をする恐れもあります。

遭遇して噛まれると感染症を引き起こす可能性がある

動物園で見ると可愛らしい動物でも、野生で生きている害獣は人間との接触はあまり望ましいものではありません。特に春から梅雨にかけての今の時期、害獣は出産をして子供を育てていることも多く、普段よりも警戒心がかなり強い状態です。そんな状態の害獣と万が一住宅内や敷地内で接触してしまったら、こちらが何もしていなくても害獣に噛まれてしまう可能性もあります。害獣は野生生物ですので、噛まれた場所から感染症を引き起こす危険性もあり、非常に危険です。身長が小さなお子さんなどであれば、顔などに噛みつかれてしまうこともあり、傷が残ってしまうなんてこともあり得ます。可愛いからと言ってうかつに近づくのは、望ましくありません。

睡眠を妨害される

梅雨以降は、出産により害獣の個体数が増えることが多く、今まであまり気にならなかった方でも害獣による足音が気になる方も増えます。子供同士での喧嘩でドタバタしていることもありますし、屋根裏で別の種別の害獣同士が喧嘩してしまうケースも実際には発生しています。まれではありますが、違う種類の害獣同士が同じ屋根裏で生活しているというケースも報告されています。子育て中の害獣は警戒心が強いため、喧嘩の音や鳴き声もすさまじく、睡眠を妨害されるといったお悩みも多く聞きます。

害獣による天井のシミや臭いに気が付いたらどうすればいい?

害獣による二次被害には、さまざまなものがあると知っていただけたかと思います。実際に自宅に害獣が住み着いてしまっているのであれば、被害を拡大させないためにも早急な対策が必要です。では、害獣や心当たりのない天井のシミに気付いたらどのような行動をすればいいのでしょうか。万が一の際に備え、一緒に確認しておきましょう。

害獣を刺激しない

まずは、害獣を刺激しないことが一番です。天井を棒でつついて害獣を脅かすなど行うと、一時的に害獣が逃げることもありますが、ほとんどのケースでは必ずその場所に戻ってきます。また、子供を無理に取り上げたり、直接脅かして追い出そうとする方もいらっしゃいますが、これは噛まれる危険性もあるため危険です。特に子育てをしている害獣であれば、普段は臆病な性格であっても牙をむきだして襲い掛かってくるケースもあります。害獣に気付いても、その場では刺激しないように気を付けましょう。

害獣駆除業者に依頼する

害獣を屋根裏から追い出すためには、害獣駆除を専門で行っている業者に依頼をするのが一番です。屋根や外壁のちょっとした隙間から入り込んでしまうなど、思いもしない場所から害獣は侵入してきます。そのため害獣の特質をよく理解している業者に依頼することで、害獣駆除だけではなく再発の防止にもつながります。こうした害獣駆除業者であても、完全な駆除には数週間単位で行うこともあるほど難しいケースがあります。今すぐになんとかしたい、追い出したいという気持ちは当然ですが、駆除業者の指示に従い作業に協力するようにしましょう。

駆除後は屋根や外壁の修理業者に依頼する

駆除業者は、掃除などの他に害獣の侵入経路を特定し、応急的な処置を行ってくれる業者がほとんどです。しかし、屋根や外壁全体に問題があることもありますので、害獣駆除が完了したら屋根や外壁の修理業者にもメンテナンスを依頼するようにしましょう。こうすることで、他にも侵入してきそうな経路を前もって塞ぎ、害獣が屋根裏に住み着く前に予防することにも役立ちます。

害獣被害を予防する方法はある?

害獣による被害は、一度起きてしまうと駆除や修理にお金が余分にかかってしまうため、できれば発生してほしくないトラブルですよね。しかし、害獣はほとんどの場合、予防することが可能です。最後に、害獣を予防する方法について解説をして終わります。害獣の被害で大変な思いをする前に、しっかりと対策をして害獣を予防しましょう。

劣化症状に気付いたらすぐに修理を依頼する

屋根や外壁に劣化症状が現れた場合、程度によっては害虫や害獣の侵入経路になるため、劣化症状に気付いた段階ですぐに修理依頼をしましょう。屋根であれば自分で見ることが難しいこともありますので、定期的に点検をして修理が必要な個所がないかを業者に見てもらうのもオススメです。また大きな地震や台風などの災害があった場合には、屋根や外壁が部分的に損壊してしまったり、もろくなっていることもあるため、念のため業者に見てもらうと害獣被害を防ぐだけではなく、雨漏りを防ぐことにも役立ちます。

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住宅には人の気配を残しておく

害獣は人を好んで住み着くのではなく、人が寄り付かなそうな場所をより好みます。そのため、住んでいる人の高齢化や家族形態の変化などにより、使用されなくなった二階のある住宅を特に好みます。人の気配が常にある住宅では、害獣も危険だと判断して寄り付かなくなります。そのため、使っていない部屋などが二階にある場合でも、定期的に掃除をしに上がる、声を出してみるなどして、人の気配を消さないようにしておきましょう。

住宅のメンテナンスは定期的に行う

害獣被害を予防するのに一番大切なのは、やはり住宅のメンテナンスです。劣化症状がない住宅であっても、見えない部分はもろくなっていることもあるため、プロによるメンテナンスは欠かせません。メンテナンスが推奨される期間は10年~15年に一度となっているため、メンテナンスの期間がきたら大きな問題を感じていなくてもメンテナンスを行うようにしましょう。また屋根や外壁などは足場代が必要になるため、同時にメンテナンスすることで足場代の節約にもなり、次回のメンテナンス計画もしやすくなります。メンテナンスは問題を解決するためではなく予防するために行うものですので、害獣対策のためにも定期的なメンテナンスを心がけましょう。

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まとめ

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