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【東京版】外壁サイディング人気TOP3をご紹介! 特徴やメンテナンス時期も解説!

お役立ちコラム

更新日:2025/01/20

外壁サイディングは、日本国内で8割ほどの高いシェア率を誇る人気の外壁材です。外壁材は見た目のよさや好みだけではなく、お住まいの地方や立地で受けやすい天候の影響などから決めていきます。では、実際に家を建てるとなったら、どのような外壁サイディングがいいのでしょうか。本記事ではそんな外壁サイディングについて、東京の立地環境に合う人気外壁サイディングTOP3と、その特徴について詳しく解説していきます。新築だけではなく、リフォームなどで張替えの予定がある方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

東京は、比較的温暖で雪が積もることも珍しく、総合的に見ると日本列島の中では天候による悪影響を受けにくい地域です。そのため東京での外壁材選びは、降雪や台風などによるリスクも低く、ある程度外壁材の選べる自由度も高いことが地域ならではのよさです。ここでは、そんな東京都の住宅の中でも、圧倒的なシェア率を誇る外壁サイディングの人気TOP3を、メリットやデメリットに触れながら解説をしていきます。

本物の木材を接着したり、繊維同士を固めて作る木質系サイディングは、「木材の風合いを感じられる」「外壁に温かみと高級感が出る」として人気があります。東京では前面に貼り付けるよりも、アクセントとして使われることが多いです。ただし注意したいのが、東京は住宅密集地が多く、火災のリスクがあるとされている地域は防火地域・準防火地域の指定があるという点です。木質系サイディングは、一部特殊な素材で耐火性が認められているサイディングもありますが、基本的には指定された防火地域・準防火地域では使うことができません。

▶メリット
・木材の風合いを感じることができる。
・環境に配慮されており、断熱性が高い。

▶デメリット
・施工費が高く、メンテナンス周期が短い。
・防火地域と準防火地域では使えない。

▶木質系サイディングが向いている人
・温かみのあるデザインが好みの人。
・定期的なメンテナンスを実施できる人。

金属系サイディングは、金属素材で作られた外壁材のことで、金属特有のスタイリッシュさが人気です。特に東京では、スタイリッシュな外観を好む方が多く、新築住宅でもよく選ばれている外壁材です。軽量でコストパフォーマンスがいいところも、選ばれている理由です。木質系サイディングのような地域の特色によって制限を受けず、防音性に優れているところも東京で使いやすい理由のひとつとなっています。しかし、金属の特徴として錆びやすいという問題があるため、メンテナンスが重要になります。

▶メリット
・軽量で耐震性や防音性に優れている。
・安価で長持ちするためコストパフォーマンスが高い。

▶デメリット
・錆びやすく、自転車等から貰いサビをすることもある。
・デザインの幅が限られている。

▶金属系サイディングが向いている人
・スタイリッシュ系、クール系のデザインが好きな人。
・予算を抑えながら外観に個性を出したい人。

東京で1番があるのが、窯業系サイディングです。セメントと木材の繊維から作られており、素材に影響されずデザインを作ることができるため、レンガ調やタイル調、木目調など幅広い選択肢が人気の理由のひとつです。施工しやすく費用も比較的安価であるため、「デザインを妥協したくないけど工事費用を抑えたい」という方にオススメです。

▶メリット
・施工しやすく、工事費用が安価。
・デザインが多く、天然素材風の外観にすることができる。

▶デメリット
・防水面でやや劣るため、定期的なメンテナンスが必須。
・断熱性が高く蓄熱性があるため、夏は暑く感じやすい。

▶窯業系サイディングが向いている人
・安価で天然素材風のデザインにしたい人。
・選べるデザインの幅が広い方がいい人。

気になる外壁サイディングが見つかった、という方もいらっしゃるかと思います。しかし、外壁サイディングは一度施工したから終わり、というわけではなく、必ずメンテナンスについて一緒に考えていく必要があります。そこでここでは、工事後の外壁サイディングのメンテナンス時期について、メンテナンスの内容に触れながら解説をしていきます。

使用している外壁サイディングの耐用年数や、住宅全体の劣化状況にもよりますが、7年~15年に一度のスパンでのメンテナンスが必要になります。種類別に見ていくと、以下の通りです。

・木質系サイディング:7年~13年
・金属系サイディング:10年~15年
・窯業系サイディング:7年~10年

使っている外壁材の種類だけではなく、外壁塗料の種類やグレードによって異なる場合があります。そのため、あくまで上記の年数は目安程度にして、メンテナンス周期は業者と相談のうえ決めるようにしましょう。

7年~15年おきのメンテナンスでは、高圧洗浄を用いた清掃などに加えて、劣化している部分の補強、外壁塗装などを行います。高圧洗浄に関しては、木質系サイディングは使わない方がいいなど、同じ外壁サイディングでもメンテナンスの方法などが変わるため注意が必要です。またメンテナンスは、雨漏りなどのトラブルが発生する前に行うことが望ましいですが、万が一メンテナンス時に雨漏りが発生していたら雨漏り修理が最優先となります。雨漏りが酷い場合は、外壁材の張替えを実施することもあります。

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外壁サイディングの適切なメンテナンス時期は、サイディングのベースとなる素材によって異なることを、知っていただくことができたかと思います。また外壁の傷み具合、劣化、急なトラブルなど適切なメンテナンス時期はケースバイケースとなりますので、いつでもメンテナンスをできるよう準備しておくと安心ですよ。しかし外壁サイディングの劣化などはパッと見て分かりにくいことも多く、なかにはメンテナンス期間を過ぎても放置してしまっている方も、実際には多いです。外壁サイディングンのメンテナンスを怠るとさまざまなリスクがあるため、メンテナンス時期には注意しなければいけません。ここでは、外壁サイディングのメンテナンスの重要性を知っていただくために、外壁サイディングのメンテナンスを怠るとどんなリスクがあるのかについて詳しく解説をしていきます。

外壁サイディングは、長年の使用や天候の影響でひび割れや剥がれが生じやすくなります。これらの小さな損傷を放置すると、雨水や湿気が浸入し、サイディングの劣化が進行します。特に外壁材の内部まで水分が浸透すると、建物全体の構造に悪影響を及ぼす可能性があります。定期的に点検を行い、早期に修繕することが重要です。

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湿気や汚れが長期間外壁に残ると、カビや藻が発生しやすくなります。特にサイディングの隙間や傷んだ箇所に湿気がたまりやすいため、これを放置するとカビが広がり、見た目が悪くなるだけでなく、家族の健康にも悪影響を与える可能性があります。定期的な清掃と適切なコーティングが、これらのリスクを防ぐ鍵となります。

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外壁サイディングが劣化して隙間やひび割れが生じると、断熱性が低下し、室内の温度管理が難しくなります。これにより、冷暖房効率が悪化し、光熱費が増加する可能性があります。また、湿気が侵入すると、壁内部の断熱材にも影響を与えるため、断熱性能が一層低下することになります。定期的なメンテナンスで断熱性能を保つことが、家の快適さを守るために重要です。

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外壁サイディングにひび割れや隙間が生じると、雨水が内部に浸透しやすくなります。これが進行すると、建物内部で雨漏りや水漏れが発生し、壁や天井の構造に深刻なダメージを与えることになります。水漏れによる腐食や木材の劣化は修理費用が高額になるため、早期の点検とメンテナンスが不可欠です。

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外壁サイディングが劣化すると、家の外観が見栄えなくなり、地域の景観にも悪影響を与えることがあります。ひび割れ、汚れ、色あせが目立つと、物件の価値が下がり、売却時に不利になることも考えられます。視覚的にも物理的にも外壁が占める表面積が大きいため、ぱっと見で古びた印象を与えてしまったり、実際の築年数よりも古く見えてしまうこともあります。定期的に塗装やクリーニングを行うことで、美観を保ち、家の価値を守ることができるため、住宅の資産性の維持のために、メンテナンスは重要であると言えます。

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劣化した外壁サイディングは、シロアリやその他の害虫の侵入を許しやすくなります。特に木製サイディングの場合、湿気を吸って腐敗が進むと、シロアリの巣を作る場所を提供してしまいます。害虫の侵入は構造に深刻なダメージを与え、最終的には修理費用が膨らむ原因となります。定期的な点検と適切な処置が必要です。

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外壁サイディングの種類や特徴だけではなく、メンテナンスの時期や内容について、知っていただくことができたかと思います。そのうえで、もう一点知っておいていただきたいことがあります。特にこれからご紹介する注意点は、東京で外壁サイディングのメンテナンスをする際に課題となることが多い内容となるため、メンテナンス実施前には必ず確認しておくようにしましょう。

東京の住宅では、自家用車一台分のみのスペースしか取れないといった住宅も多いです。外壁のメンテナンス作業や工事に入る際に、必要な工具や建材を載せた工事用車両が駐車できないことも度々あります。工事用車両が住宅敷地内に駐車できない場合は、一番近い道路に停めるか、近隣のコインパーキングに駐車する必要があります。道路に工事用車両を駐車する場合は、業者を介して警察に道路使用許可申請書を提出する必要があり、危険があると判断された場合は警備員の設置を行う必要があります。この場合、警備員の人件費がかかりるため注意が必要です。近隣コインパーキングでは、特に東京はコインパーキングが高額になりやすいため、工事費用にプラスして駐車代がかかることを頭に入れておく必要があります。

東京に多い敷地延長型住宅地や、工事用車両を少し離れたコインパーキングに駐車している場合などにおいては、工事用建材の手運び運搬作業が必要になる可能性があります。手運びで重い足場や建材を人力で運ぶ必要があるため、工期が延びたり、人件費が追加でかかることもあります。そのため、手運び運搬が必要な立地環境の場合は、工事費用にプラスして人件費などの諸費用が発生することがあるということを覚えておきましょう。

外壁のメンテナンスのタイミングは、多くの場合で屋根、バルコニーなどのメンテンス周期と重なります。同時メンテナンスをすることで、高額な足場代が一回分で済むというメリットもあるため、同時メンテナンスをする方は珍しくありません。また先ほどご紹介したような、駐車スペースの問題や手運ぶ運搬の必要な立地環境では、工事の回数が多いほど、追加費用もかかるため同時メンテナンスをすることで追加分も一度に済ませることができます。もちろん外壁のみのメンテナンスと比べると工期が長くなる、人件費が追加になるという部分もありますが、一度に済ませることで他の諸経費を安く済ませることができます。外壁のメンテナンスを検討している方は、同時メンテナンスの検討もぜひしてみてくださいね。

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外壁工事のように、騒音や見た目上に圧迫感が出るような工事を行う場合は、いくら自分の敷地内での工事だとしても周辺住人への配慮をする必要があります。もしなんの連絡もせず、配慮もせずに工事を開始してしまうと、急な騒音に迷惑を感じる住人が出てきてしまいます。こうした住宅メンテナンス工事などはお互い様な部分でありますが、やはり工事前に一声あると、相手側も自宅にいる時間をずらしたり心構えができるなどの対策ができるようになります。迷惑をかけてしまうかもしれないことや、その旨を申し訳ないと一言伝えるだけで、近隣住民からのクレーム抑制にもなり工事がより円滑に進みyはすくなります。一般的には工事開始前に業者があいさつ回りをしますが、気になるという方は業者と同行して挨拶回りをしてみてもいいかもしれませんね。業者に相談してみてください。

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