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プレハブの屋根修理はDIYできる? DIYすることによるリスクはある?

お役立ちコラム

プレハブは事務所や倉庫、店舗などに使用されることが多いですが、近年ではテレワークの普及により住宅敷地内に作業・仕事スペースとして設置されるケースがとても多いです。そのため以前よりもより身近な存在となりました。住宅敷地内で使用されるプレハブには、倉庫として設置されたものから住宅の離れとしても活用できる大きさのものまでさまざまです。このように用途が広がりつつあるプレハブですが、住宅と同様屋根から雨漏りをしてしまうことがあり、実際に雨漏りで困っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。住宅とは違うため、どのように対処していいか分からないとお困りの方も多いかと思います。またプレハブは背が低いものが多く修理の難易度も高くなさそうに見えますよね。そのため自分で修理したいというご相談もいただくことがあります。結論としてはプレハブの屋根修理は応急処置としてのDIY修理は可能ですが、実施するにはいくつか注意しなければいけないことがあります。今回はそんなプレハブの屋根修理をDIYで行う方法と、注意すべき点についての解説をしていきます。是非参考にしてみてくださいね。

プレハブの屋根から雨漏りする理由

大き目のプレハブを置いている方であれば、家具や家電製品などをプレハブ内部に入れている方も多いかと思います。また物置として使っている方でも、大切なものを保管しているという方もいるのではないでしょうか。しかしプレハブは住宅よりも雨漏り被害を直接的に受けやすく、注意する必要があります。住宅と違う面を知り対策する上でも大切になりますので、まずはプレハブの屋根から雨漏りする理由について解説していきます。

屋根が錆びやすい

プレハブの屋根には、金属製のトタン屋根が使用されることが多いです。トタン屋根の耐久年数は10年ほどと住宅と比べると短く、また雨や紫外線の影響により経年劣化が置き金属製のため錆びやすい性質があります。トタン屋根はネジなどで固定していきますが、屋根に穴が開いている状態になってしまうため、このネジ穴を中心にして錆びは発生しやすくなります。こうしてできた錆び部分を放置してしまうことで、錆び部分がもろくなり雨水をプレハブ内に通しやすくなってしまいます。

防水材が使われていない

プレハブは住居空間ではないため、住宅のように屋根と居住空間の間に防水材の設置は基本ありません。そのため屋根が錆びたりなどの原因で屋根から雨漏りが発生してしまうと、そのままプレハブ内部に雨水が落ちていってしまいます。今は作業スペースにしたいなどのニーズに応えるために、断熱材や防水材を取り入れたプレハブも存在していますが、住宅と比べると造りは簡易的であるため雨漏りのしやすさには注意が必要です。

プレハブ屋根から雨漏りした際のDIY方法は?

では実際にプレハブの屋根から雨漏りしてしまった際は、どのようにDIY修理するのがいいのでしょうか。個人で対応するには屋根そのものを修理するというよりも、応急的な処置を行うことをおすすめですが、安全対策はしっかり行うようにしましょう。プレハブは屋根と比べて高さは低いものの、転落してしまうことで怪我の可能性があります。作業は必ず2人以上で行い、自分の頭のサイズに合うヘルメットを装着し屋根が濡れていない天候のいい日を選んで作業を行うようにしましょう。

ブルーシートを使って覆う

DIY修理というよりも応急処置に近い方法ですが、簡単で確実な方法がブルーシートを使ってトタン屋根を覆うことです。雨漏りしている個所が明白な場合はその部分を掃除ししっかり水気や汚れを拭き取った上で、ブルーシートをピンポイントで被せましょう。ブルーシートの端はそのままにしてしまうと雨水が侵入してきてしまうことがあるため、片面接着の防水テープを使用して端を丁寧に屋根にはりつけ、作業は完了です。しかしこの方法はあくまで応急処置のため、長期間放置することはおすすめできません。応急処置後に業者による修理やサポートが必要となります。

コーキング材を補填する

トタン屋根やネジ穴部分のひび割れなどには、コーキング材で補填することで部分的な補修が可能です。施工箇所は必ず水気や汚れをきれいに拭き取った後で行うようにしましょう。コーキング材は手でこねたものをそのまま使用できるものと、コーキングガンを使用して熱によって溶かしたコーキング材を使用する2パターンがあります。持ちがよく雨漏りの補修としても強さのあるものは後者のコーキングガンですが、補修した部分を後からはがすのが難しくなるためネジ穴の上などに使用する際には注意が必要です。

防水テープをはる

小さな穴あきなどであれば、防水テープをはることで一時的に補修することが可能です。こちらも同様に施工箇所は必ず水気や汚れを拭き取り、その後に適切な大きさにカットした防水テープをはるようにしましょう。防水テープはあくまで一時的な処置ですので、長期間の耐久性は見込めません。そのため防水テープをはった後に放置してしまうことがないようにしましょう。

プレハブのDIY屋根修理、どんなリスクがある?

プレハブ屋根をDIY修理する方法を解説してきましたが、どの方法も長期的な目線では耐久性がありません。必ず修理した後にプロの業者に依頼することをおすすめしています。ご紹介した方法で雨漏りがおさまっていればいいのではないか、と思われる方も多いかと思います。しかしプレハブの雨漏りは、DIY修理によるリスクも実は隠されています。DIY修理だけで済ませようと考えている方は、「こんなはずではなった」「失敗した」となる前にDIY修理を行う前にリスクについて知っておくようにしましょう。

怪我の恐れがある

高所作業に慣れていない方や、ひとりで作業をしようと考えている方は注意が必要です。作業に気を取られていたり、安全確保が万全ではない状態で高所作業を行ってしまうと、転落などの危険が伴います。比較的低い高さのプレハブといえど、落ちた際の打ちどころが悪いと命の危険にもつながります。また工具の扱いに慣れていない場合は、工具の力加減が分からず怪我をしてしまうといったことも多く発生しているため注意が必要です。

雨漏りを繰り返す可能性がある

DIY修理を行ったとしても、屋根全体が劣化している場合、部分的な修理では根本的な改善にならず何回も雨漏りを繰り返してしまうというケースもあります。また修理を行った場所の施工が不十分で、同様に雨漏りが起きてしまうこともあります。雨漏りを繰り返してしまうと、プレハブ内部に保管している物や使用中の電気機材、家具などがダメになってしまうこともあります。

被害を拡大させてしまう可能性がある

DIY修理によって、劣化や雨漏り部分を更に拡大させてしまうこともあります。トタン屋根は劣化すると錆びてもろくなる特徴がありますが、それに気付かず踏んでしまい破損が拡大してしまう、雨漏りが広範囲に広がってしまうなどの危険性があります。またもろくなっている箇所を踏んでしまうことで、最悪の場合屋根の一部が落ちてしまうなどの危険性もあり、怪我にもつながります。

プレハブの屋根修理は、基本的にはプロの業者に依頼する!

上記では、プレハブ屋根をDIYで修理した際に起きる可能性のあるリスクについて解説をしました。DIY修理は、自宅に工具が揃っており慣れている方が行う場合は、材料費も安く済み自分の修理を行いたいタイミングでできるというメリットがあります。しかし長くプレハブを使用していく上では、屋根修理をDIYで行ってしまうとリスクも大きいです。そのため、応急処置として被害防止の目的でDIY修理を行い、その後は必ずプロの業者に修理依頼するようにしましょう。またプレハブ屋根の修理は、住宅の屋根も扱えるような修理業者に依頼するようにしましょう。住宅の屋根に使われている屋根材と違う部分もあるプレハブの屋根ですが、雨漏りする仕組みは似ています。そのため知識のある業者がしっかりと屋根を確認することで、今後雨漏りにつながりそうな箇所をプロの目線から予測し事前に防ぐことができます。

メンテナンスは5年に一度がオススメ

プレハブの屋根も住宅の屋根と同様、定期的にメンテナンスを行っていくことで事前に雨漏りを防いだり、実際に劣化や雨漏り症状があっても被害を最小限に食い止めることができます。そのためメンテナンスは非常に大切です。文中でも触れましたが、一般的なプレハブ屋根の耐用年数は10年ほどです。しかし飛来物の影響で亀裂が生じていたりネジ穴からの劣化などにより、10年より前に修理が必要な状況が発生してしまうことがあります。また住宅と違い屋根部分は簡易的な造りのため、雨漏りが発生してしまうと被害が大きくなりやすいです。こうしたリスクを想定すると、5年に一度はメンテナンスを行うことをオススメします。

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まとめ

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